シニア世代の約8割が愛犬愛猫らと暮らすことで生活が豊かに【ニュース 】
生き物と暮らすことは、人の心身の健康に良い影響を与えると古くから考えられてきました。 近年の研究でも、別名「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが活発に分泌されることが判明したり、子どもの健全な心身発達や、病気の患者さんの健康改善に効果的であることなどが報告されたりしています。 その愛らしさに癒やされることはもちろん、お世話をすることで生きがいが生まれたり、運動や社交が促されたりすることもプラスに働くのかもしれません。 そうした関連研究として、ワンちゃん・ネコちゃんと暮らすシニア層の生活の質に関する調査が行われ、このほど結果が公開されました。 今回はその内容を紹介します。 会話も増えて心にハリが生まれる まず、ワンちゃん・ネコちゃんと暮らすことで、生活はどのように豊かになり、幸せを感じることがあるか尋ねたところ、「笑顔や会話が増える」が最も多い84.3%、2位は「心にハリが生まれる」の80.3%でした。 3位には「さみしい・孤独な気持ちにならなくなる」の78.5%が続いています。 以下、4位にワンちゃん・ネコちゃんが「自分の嬉しい時・悲しい時の気持ちに寄り添ってくれる」の71.9%、5位に「散歩や餌やりなどの習慣により、生活リズムが整う」の71.5%がランクインしました。 「家族との会話が増えたり喧嘩や不仲が解消される」の69.3%、「もっと長生きしたいと思うようになる」62.8%、ワンちゃん・ネコちゃんを「育てることを通じて、自分も成長を感じる」の60.6%なども高い回答率になっています。 愛犬愛猫の生活費は1ヵ月約4.36万円、メインは食費と医療費 続いて、ワンちゃん・ネコちゃんに1ヵ月当たりどの程度のお金を使っているか調査し、平均的な使い方を調べたところ、月の使用平均額は43,601円でした。 内訳では、「フード」が出費全体の25.0%(10,904円)を占めトップ、次いで「医療(動物病院)」費が23.5%(10,225円)でした。 毎日の基本となる食費と、健康を支える医療費でおよそ半分を占めています。 3位は「医療以外のケア(トリミングなど)」で全体出費の13.2%(5,756円)、4位が「衣服・装飾品(首輪や衣服など)」で9.8%(4,284円)、5位に「レジャー(旅行やドッグランなど)」の9.7%(4,214円)となりました。 以下は「保険」の7.5%、「その他」11.3%などとなっています。 QAL向上のコツはスキンシップと食事、運動 ワンちゃん・ネコちゃんとの生活の質(QAL:Quality…
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