大切なワンちゃん・ネコちゃんと暮らしていく中で、鳴き声やにおいといった問題に苦労する飼い主さんも多いでしょう。
しかし当然ながら感情を持つ生き物なので、いつでも人間の思い通りに行動させることはできません。
また、生活するうえで飼い主さんにとっては気にならないことでも、近隣住民の方からしたら迷惑や不快に感じられることもあります。
そこで今回は、隣人がペットを飼っている方を対象に行われた、ペットと近隣関係についての調査結果を紹介します。
「お隣さんのペットで迷惑はありますか?」という質問に対して、「ある」との回答が74%で、「ない」との回答が26%という結果になりました。
具体的にどんなことに対して感じたかを尋ねると以下のような回答がありました。
「夜中に鳴き声がうるさい」
「早朝の鳴き声がうるさい」
鳴き声や吠える声に対する不満が全体の4割を占め、大きな問題であることが分かります。
性格や生活環境で頻度は異なりますが、ワンちゃんもネコちゃんは自らの意思や感情を表すために鳴くものです。
まったく鳴かないようにするということはできませんが、彼らの気持ちを汲み取りながらもうまくしつけをする必要があるでしょう。
続いて、隣人がネコちゃんを飼っている人の場合にはこのような意見が寄せられました。
「隣の家のネコちゃんが、庭に入ってきて植物を荒らしていた」
室内外を自由に行き来しているネコちゃんの場合、屋外での行動を制限することができないため、近隣の敷地内に勝手に入ってしまい、迷惑をかけやすいようです。
ペットの種類別に「隣人のペットの迷惑なこと」を尋ねた質問では、ワンちゃんとその他の動物に関しては夜中・早朝の鳴き声に迷惑を感じている人が多く見られました。
また、ネコちゃんに関しては敷地内に勝手に入ってくること、敷地内への糞尿に迷惑している人が多いという結果に。
室内飼育を徹底していない場合には、飼い主さんが気付かないところで迷惑をかけてしまうケースが多いようです。
一方、隣人がペットを飼っていても迷惑を感じていないと回答した人もいました。
具体的には以下のようなポジティブな意見も寄せられています。
「いつも癒やされています」
「ペットをきっかけに会話できてよかったりする」
「ときどき脱走騒ぎがあるけど、みんなでなんとかできるからある意味地域がまとまっていいかも」
私たちを癒してくれる愛らしい彼らだからこそ、それをきっかけにコミュニケーションが生まれることもあるようですね。
さらにこのような意見も寄せられました。
「隣はネコを飼っているが、事前に迷惑をかけるかもしれないと報告があったので、自分の庭にネコがいたとしても気にしたことはない」
動物と暮らすにあたって、隣人や近所の方に「迷惑をかけるかもしれない」ということをあらかじめ伝えておくことで良好な関係を築けることもあるようです。
周囲への気配りを忘れないようにしたいですね。
ペットと一緒の暮らしは楽しいものですが、周囲には動物が苦手と感じる人もいることを忘れてはいけません。
また、動物が好きであっても、騒音や糞尿問題は許容できるものではないでしょう。
私たちのペットとの暮らしは、時には周囲に迷惑をかけてしまうことがあると理解し、できる限りの配慮や対策をしておくことが重要です。
もし周囲に迷惑をかけてしまう可能性がある時には、事前に近隣の人に説明しておくと安心ですね。
参考リンク
PRTIMES
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