飼い主が気付けない?猫の泌尿器疾患を見分けられるかアンケート【ニュース】
愛猫家の方なら、ネコちゃんは腎不全や尿路結石を起こしやすく、時にはそれが命を左右する問題になるといった事実を耳にしたことがあるでしょう。 しかし、実際にそうした病気が我が子を襲った時、正しくサインを見分けられるか、気づいてすぐに適切な対処をとってあげられるかといわれると、自信がない、不安になるという方も少なくないかもしれません。 こうした愛猫の疾患に関し、一般の人々の認知状況などを調査したアンケート結果が公開されましたので、今回はその内容を紹介します。 病気のリスクは認識していても見分け方が分からない! まず、ネコちゃんが腎不全や膀胱炎、尿路結石症、膀胱結石といった泌尿器疾患にかかりやすいことを知っているか尋ねたところ、「知っていた」が71.6%で、「知らなかった」28.4%を大きく上回りました。 4分の3弱はそのリスクを認知しており、愛猫の健康を普段から意識している飼い主さんが多いものと考えられます。 続いて、こうしたネコちゃんに多い泌尿器系の病気のサインについて、それを見分ける方法を知っているかどうか尋ねました。 すると「見分ける方法があることを知らなかった、分からなかった」人が53.2%と過半にのぼり、「見分ける方法があることは知っていたが、具体的な方法は知らなかった、分からなかった」という人も33.2%と約3分の1を占めていました。 「見分ける方法があることと、その方法も知っていた」人は13.6%にとどまり、実に86.4%の人は病気かどうか見分けられない、具体的には病気のサインを知らないという結果になっています。 「おしっこチェック」確認できていない飼い主さんが多数 愛猫のおしっこ回数や量を確認できているか尋ねた結果では、「確認できている」とした人が全体の18.2%、「ある程度できている」は44.6%と多かったものの、「あまりできていない」人が22.0%、「できていない」とした人も15.2%にのぼっていました。 続いて「あまりできていない」「できていない」と回答した人を対象にその理由を尋ねたところ、最も多かったのは「確認できたとしても回数や量の多さ、少なさの判断ができない、分からない」からが38.7%でした。 また、2位は「積極的に確認しようと思っていない」の28.0%、3位が「おしっこ場面を見る機会がない、少ない」の22.0%となっていました。 実際には愛猫の排尿行動やおしっこの状態などから泌尿器系の病気がないか、健康状態を確認することができるのですが、しっかり確認できている人は2割弱と限定的であり、また確認できても異常か正常か分からないという悩みを持つ飼い主さんが非常に多いことが分かりました。 日々のおしっこチェックで病気リスクを低減、方法を知りたい人は8割強…
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