災害時の準備はできている?8割が地域の受入体制を知らない【ニュース】
近年、甚大な被害をもたらす災害が各地で発生し、いざという時を想定した備えの必要性が改めて叫ばれています。 いつどこで誰が遭遇するか分からないのが天災。 その時にまず気がかりなのは家族の安全ですが、その一員である愛犬・愛猫の命を守る備えは十分でしょうか。 今回は、そうした災害対策意識に関するアンケート調査の結果をご紹介します。 避難グッズの用意は26%にとどまる まず、災害時の愛犬愛猫の安全確保のため、どんな備えをしているか複数回答可で尋ねました。 すると「各種ワクチンの接種」が54%で最も多く、「避妊・去勢手術」が2位の48%、3位は「基本的なしつけの徹底」で43%、4位に「寄生虫の予防・駆除」で37%などとなりました。 以下、「避難グッズの用意」が26%、「ケージやキャリーバックに慣らす訓練」の23%、「マイクロチップの装着」21%、「迷子札の着用」の18%と続いています。 「どれも該当しない」飼い主さんは16%で少数でしたが、上位はおよそ普段から必要な最小限の行動項目で占められており、専用の避難グッズを用意したり、訓練をしたりすることができている飼い主さんは4分の1程度にとどまりました。 避難所の受け入れ可否やストレスが不安との声多数 災害が起こった場合、愛犬愛猫について最も不安なことは何か尋ねた結果では、「避難所でのペットの受け入れ可否」が40%でトップになりました。 一緒に避難できるのか、安全は確保できるのか、その時を想定して考えた場合、不安に感じる飼い主さんは多いようです。 2位は「ストレスや健康被害」の20%、3位が「排泄場所の確保や排泄物の処理」の13%でした。 普段の暮らしが保てなくなると予想されますから、健康面や排泄の問題も不安視されています。 4位は「迷子」の11%、5位に「他人やほかのペットとのトラブル」の10%、6位「ペットフードや用品の確保」の7%となりました。 同行避難と同伴避難、違いの認知は約2割 災害時の愛犬愛猫との避難には、「同行避難」と「同伴避難」の2つの方法があります。 一般に「同行避難」は飼い主さんがその子を連れて安全な場所まで避難することを、「同伴避難」は避難先で飼い主さんと同じ空間で生活することを指します。…
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