飼い主さんたちにとって一緒に暮らすペットは家族の一員であり、かけがえのない存在であることは間違いないでしょう。
そんな大切な家族とともに暮らす自宅の環境を、より住みやすくしたいと考えたことはありませんか?
飼い主さんが細かくオーダーしない限り、殆どの家は人間の生活を基準に作られています。
しかし、私たちと異なる体の構造を持ち、異なる生活を送るペットにとって暮らしやすい家と言えるのでしょうか。
不便そうにしているだけでなく怪我を引き起こしかねない場所があれば、改善してあげたいですよね。
そこで、近年注目を集めているのがペットのためのリノベーションです。
このトレンドがどの程度広がりをみせているのか、株式会社NEXERとRE:daysによる最新アンケート調査の結果を見ていきましょう。
今回のアンケートは2024年5月28日~5月31日に実施したものです。
事前調査で持ち家に住んでおり、ペットと暮らしていると回答した全国男女を対象にネット・アンケート方式にて265件の有効回答を得ています。
まず最初に、ペットのための自宅リノベーションを行った経験があるかどうか、全員に尋ねたところ、「ある」という回答は15.1%にとどまりました。
続いてリノベーションの経験があると回答した人にどのようなペットと暮らしているかを尋ねたところ、1位は「猫」で60.0%、2位が「小型犬」で52.5%という結果に。
半数以上がワンちゃんやネコちゃんと暮らしていることが分かりました。
どちらも室内で部屋の中を自由に移動できるような飼育が多いことも影響しているでしょう。
リノベーションを行った飼い主さんに、どのような改良を施したのか自由回答で尋ねると、ネコちゃんの飼い主さんからは以下のような声がありました。
「キャットタワーを配置しやすいようにしました」(30代・男性)
「人間のトイレの脇に猫トイレスペースを作り、猫の隠れ家的スペースも用意して、それらをつなぐ猫専用通路を作り、リビングのドアが閉まっていても猫は自由に行き来できるようにしました」(50代・男性)
「床、壁の張替え、キャットウォークを作る、間取りの変更。」(60代・女性)
一方、小型のワンちゃんの飼い主さんでは、以下のようなリノベーションを行ったという回答が寄せられています。
「床を張り替えて転びにくいのにした」(10代・女性)
「ペットが動きやすいような部屋にした」(20代・男性)
「ドアの下に犬用の通路を作った」(50代・女性)
ネコちゃんの場合は、キャットタワーやキャットウォークの設置、爪とぎなどにも備えた床や壁の変更のほか、自由な行き来を叶える工夫が目立ちました。
また小型のワンちゃんの場合では、滑ったり転んだりしにくい仕様で、専用通路もあるような動き回りやすい空間への改良が多くみられています。
ペットためにリノベーションを行った飼い主さんに、その感想を尋ねると「とても満足した」が47.5%、「やや満足した」が52.5%で、「やや不満」「とても不満」はいずれも0.0%となりました。
全員が一定以上の満足感を得ており、やって良かったという感想を抱いていると分かります。
そう感じた理由としては、以下のようなコメントが寄せられました。
「ペットがリラックスして過ごしているため」(30代・男性)
「犬が自由に部屋に出入りできるようになったから」(50代・女性)
「とても穏やかで幸せそうにしているのを見て、こちらも癒されるから」(60代・女性)
「転びにくくなった」(10代・女性)
「快適そうなので」(40代・男性)
「猫の運動不足とストレス解消になった」(60代・女性)
全体として、安全で快適そうに暮らせるようになったこと、その様子を見て飼い主さんも温かい気持ちになれていることがうかがわれました。
(画像はプレスリリースより)
(引用元:株式会社NEXERとRE:daysによる調査)
今回の調査結果からは、ワンちゃん・ネコちゃんのために自宅のリノベーションをするという選択肢が、かなり身近になってきていることが分かりました。
一見、ハードルが高そうにも思われるリノベーションですが、実際に経験をされた方の満足度は非常に高く、安全で快適に、のびのび暮らすようになった愛犬・愛猫の姿に、飼い主さんも一層の幸せを得ているようです。
日々、長く時間をともにする空間だからこそ、互いが心地良く思える住まいを目指し、できる工夫から実践してみたいですね。
参考リンク
PRTIMES
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