トイレの回数が多い?排泄事情から愛犬の体調を知ろう
愛犬のトイレ事情を観察することは、健康状態を知る上でとても重要です。 愛犬のトイレの頻度や排泄物の量がいつもより多かったり、短時間に何度も排泄を繰り返したりしている際は、注意しましょう。 この記事では、ワンちゃんの正常なトイレの回数や、おしっことうんちの回数が多い場合に考えられる病気、また、すぐに動物病院へ行くべき症状を解説します。 何度もおしっこをする場合の考えられる理由 一般的に1日にするおしっこの回数は、パピーは7~10回、成犬は3~4回、シニア犬は5~6回が目安です。 しかし、これはあくまで目安。 ワンちゃんのトイレの回数は個体ごと、また運動量や飲水量によって変動しますので、飼い主さんは愛犬の日常的な排泄パターンを把握し、異常がある場合には早めに気付くことが大切です。 とはいえワンちゃんが何度もおしっこをする場合、いくつかの要因が考えられます。 特に、膀胱や尿道に異常が認められる場合が多く、次のような病気の可能性があるので、チェックしてくださいね。 膀胱炎 膀胱炎は、ワンちゃんの14%が一生のうちに1度は罹患すると言われています。 膀胱炎はワンちゃんの泌尿器のバリア機能が衰えている時に、細菌感染することで発症してしまいます。 このほか、日頃からストレスを感じている場合や、ちょっとした生活環境の変化などで免疫力が低下した場合も、膀胱炎につながってしまうことがあります。 少量のおしっこを何度も繰り返している時、膀胱炎の感染を疑いましょう。 尿結石 尿結石は、尿中の結晶が固まってできる固形物です。 膀胱の出口から尿道に結石が詰まると、排尿が困難になります。 そのため、少量の排尿を何度も試みてトイレへ行く頻度が増えたり、尿を排出できない苦痛と痛みを伴うことも。 尿を出そうとしてもうまく出せない状況は緊急を要するので、すぐに獣医師に相談しましょう。 …
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