ペットロスの経験がある?愛犬を見送った飼い主へアンケート調査【ニュース】

ペットロスの経験がある?愛犬を見送った飼い主へアンケート調査【ニュース】

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ワンちゃんは、私たちに幸せをもたらしてくれる存在。
愛犬と過ごした時間はかけがえのないものですよね。

しかし、想像するのも辛いことですが、愛犬との別れの時はいつか必ず訪れるもの。
ペットロスという言葉もあるように、大切な愛犬を亡くした後、飼い主さんは深い悲しみに直面します。

今回は、愛犬とお別れした経験を持つ飼い主さん325人にペットロスに関するアンケート調査を実施しました。
ペットロスに関するリアルな実情をご紹介します。

 

ペットロスの認知度は91.1%

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愛犬を亡くした飼い主さん自身の体験や悲しみであるペットロスですが、その言葉の認知度はどのくらいあるのか見ていきましょう。

『ペットロスという言葉を知っていますか?』という質問には、全体の91.1%の方が「知っていた」と回答しました。

大多数の方が「知っていた」と答えていますが、これは2008年、広辞苑第6版にペットロスという言葉が掲載されたことで知名度が上がったと考えられています。
書籍やテレビ番組などで見聞きすることが増えたことも、この認知度の高さの要因かもしれませんね。

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また『ペットロスになったことがある人は?』と聞いたところ、「あるが現在は落ち着いている」との回答が全体の81.2%、「現在もペットロス」が8.9%、「ない」が9.8%となりました。

ペットロスを経験した人は全体の90.1%で、「ない」がわずか9.8%となり、ほとんどの人が経験をしていることが分かります。
実際に愛犬を亡くした飼い主さんからは、「もっと一緒に遊んであげればよかった、もっと散歩にたくさん連れていってあげればよかった、と後悔ばかりが浮かんできたことが辛かったです(女性/30代)」など、「喪失感」や「後悔」が感じられるコメントが多くありました。

ペットロスの気を紛らわせるために「亡くなった犬そっくりのぬいぐるみを買いました(男性/40代)」などといったコメントも見受けられました。

 

ペットロス症候群の経験が「ある」は30.2%

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ペットロスが重症化するとペットロス症候群となり、精神面や身体面でさまざまな症状が現れることがあります。

『ペットロス症候群の経験について』の質問には、「ない」が69.8%で最も多くなった一方で、「あるが現在は落ち着いている」が26.2%、「現在もペットロス症候群の症状がある」が4.0%で、「ある」と回答している人が全体の3割を占めることが分かりました。

愛犬を亡くしてからワンちゃんと暮らしていない人も多く、「やはり別れが来るのがつらくて飼う気になりません(男性/50代)」といったコメントがあるように、「別れが辛い」や「悲しい思いはしたくない」と感じてしまうようです。

 

愛犬の看取りとペットロスの関係性は?

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愛犬を看取ることができた場合と、できなかった場合ではペットロスになる割合に変化があるのでしょうか。

愛犬を看取ることができた194人のうち82.5%が「ペットロスの経験あり」と回答。
看取ることができなかった131人のうち「ペットロスの経験あり」の回答も、79.4%と大きな差はないことが分かりました。

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一方で愛犬の看取りとペットロス症候群の関係を見ると、看取ることができた194人のうち62.4%が「ない」と回答、看取ることができなかった131人のうち80.9%が「ない」となりました。

愛犬を看取ることができた飼い主さんの方が、看取ることができなかった飼い主さんより、ペットロス症候群を経験されている人が多いことが分かります。
最愛の愛犬を目の前で失ったショックの大きさによるものなのか、愛犬との時間を多く過ごしたからこその反動なのか、飼い主さんによってさまざまな理由があるかと思いますが、看取ることのできた飼い主さんの心のダメージは大きいようです。

 

亡くなった愛犬の年齢と「ペットロス」も関係する?

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続いて、亡くなったときの愛犬の年齢はペットロスに関係するのかを見ていきましょう。

現在もペットロスやペットロス症候群であると回答した人のワンちゃんの享年は、11歳以上が多いことがグラフから伺えます。
長年一緒に暮らしてきた愛犬だからこそ、亡くなったときの悲しみも大きく、ペットロスになってしまうのかもしれませんね。

「亡くしてすぐは、楽しかった思い出が脳裏によみがえる時がしょっちゅうあったのがつらかったです(男性/40代)」や、「やはりいくら動物といえども大切な家族。一緒にずっと生活を共にしてきた自宅の至る所に思い出が染み付いている。自宅に戻った時、いつも喜んで迎えにきた姿がない。一緒に寝ていた温もりが消えてしまった(女性/50代)」など、大きな喪失感がうかがえるコメントが多く見受けられました。

反対に18歳頃に亡くなったワンちゃんの飼い主さんはペットロスやペットロス症候群の割合が少ないことが分かります。
「長寿を全うしてくれた」という思いが飼い主さんにあるのかもしれませんね。

 

まとめ

ペットロスやペットロス症候群になる人もならない人も、最愛の愛犬を失う悲しみは辛い経験になります。
しかし、悲しみだけでなくそれまでに一緒に過ごした愛犬との楽しい日々も、ぜひ一緒に思い出してあげてくださいね。
きっと「家族のもとで一緒に生活できてよかった」とワンちゃんも思っているはずです。

そして、今ワンちゃんと過ごしている飼い主さんは、愛犬との時間を大切に、楽しい思い出をたくさん作っていきましょう。

 

 

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