愛犬はどんな存在?飼い主の言葉遣いの意識調査【ニュース】

愛犬はどんな存在?飼い主の言葉遣いの意識調査【ニュース】

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一昔前では「ペット」としての意識が強かったワンちゃん。
現在では、法改正なども進みペットを取り巻く環境や意識も変わりつつあり「家族」との認識が強まっています。

その認識の変化は、飼い主さんが使う愛犬に関する言葉にも影響があるようです。
今回は、全国のワンちゃんの飼い主さん248人を対象に「飼い主の使う言葉」についてのアンケート調査を紹介します。

 

子供・家族・相棒?「子供のような存在」が最多回答に

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まず、飼い主さんが愛犬をどのような存在だと思っているか見ていきましょう。

『ワンちゃんは飼い主さんにとってどんな存在?』と質問したところ、「子供のような存在」との回答が最も多く全体の30.2%(75人)で、「相棒やパートナーのような存在」が27.4%(68人)、「家族同様の存在」が16.5%(41人)などと続きました。

「子供のような存在」と回答した飼い主さんからは、「手がかかるが可愛らしくずっと見ていたくなるから(男性/40代)」や、「我が家には、長男、長女、次女がいますが、次男のような存在です。素直で可愛いからです(女性/40代)」などといった理由が挙がり、ペット以上の感情を抱いている人が多くいることがうかがえます。

 

ワンちゃんを擬人化することはある?

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また、『飼い主さんはワンちゃんを擬人化してる?』との質問では、「思う」が全体の52.0%(129人)、「思わない」48%という結果に。
約半数が愛犬を人のように思い、扱っていることが分かります。

 

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『擬人化していると思う』と回答した129人中、「子供のような存在」と回答した飼い主さんは45人で、ほかの「相棒やパートナー的な存在(31人)」や「家族同様の存在(24人)」などを抑えて最も多くなっています。

『擬人化していると思う』とした飼い主さんからは、「椅子が犬の分もあり、座らせて家族団欒している(男性/20代)」や、「散歩しているときにどっちの道に行きたいか話しかけたり、通るのに邪魔な位置にいるときには言葉で説得しようと試みたりしているとき(女性/20代)」などといった声もありました。

このように、『擬人化していると思う』と回答した飼い主さんは子供と接するような表現をしていることを自覚しているようですね。

一方で『擬人化していると思わない』と回答した飼い主さんでも、「娘に話しかける時と同じような口調になっている(男性/40代)」や「シャンプーすると言わずにお風呂に入るよと言っていた(女性/20代)」とのコメントも。
飼い主さんによっては、意識せずとも愛犬を人のようにして扱っていることが分かりますね。

 

愛犬の食事を「エサ」と呼ばない?

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ここまで、飼い主さんにとって愛犬がどのような存在であるかを紹介しました。
どんな存在かによって、飼い主さんが使うワンちゃんに関する言葉にも影響があるようです。
まずは、飼い主さんがワンちゃんのごはんを、どのように表現しているのか結果を見てみましょう。

『ごはん・エサ?普段飼い主さんが使う表現は?』と質問したところ、「ごはん」との回答が全体の74.6%(185人)を占め最も多く、次いで「ドッグフード(フード)」が12.1%(30人)、「エサ」が9.3%(23人)となりました。

一昔前では「犬のエサ」との表現が一般的だったものの、現在は「ごはん」など人と同じように表現する飼い主さんが多くなっています。

「ごはん」と回答した飼い主さんからも、「エサだと動物感が強くなる。家族だから、私たちと同じようにご飯のことはごはんと呼びたい(女性/20代)」や、「昔と比べたらとても良いものを食べているなと実感します。エサというより、その内容はゴハンだから(女性/40代)」といった声も寄せられました。

ドッグフードのパッケージにもエサという表記はあまり見かけなくなったのは、こういった飼い主さんの意識の変化が大きく関わっていると言えるでしょう。

 

愛犬を指す言葉1位は「うちの子」で35.5%

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飼い主さんがワンちゃんのことを「子供のような存在」や、「相棒やパートナーのような存在」などと認識している中、ワンちゃん自身の表現にも違いがありそうです。

『ペット・愛犬?普段飼い主さんが使うわんちゃん自身の表現は?』との質問では、「うちの子」との回答が最も多く35.5%(88人)で、「わんこ」が21.4%(53人)、「犬(いぬ、イヌ)」が21.0%(52人)と続きました。

「子供のような存在」という回答が多いだけあって、「うちの子」の回答が最も多くなっているのも頷けますね。

飼い主さんからは「子供と一緒うちの子です(女性/40代)」という声もあり、やはり「犬」や「ペット」以上の存在であることが感じられる結果となりました。

 

まとめ

ワンちゃん自身の表現も、家族同様に思っている飼い主さんが多い結果となりました。

また、ワンちゃんが口にする食べ物の表現もエサではなく、「ごはん」といった私たちと何ら変わらない表現を用いる飼い主さんが多いことも分かりました。

最初はあくまでもペットと考えていた方も、長い年月をともに暮らすことで、家族同様かそれ以上の存在となる飼い主さんもいるかと思います。
また、表現は違っても大切な存在であることには間違いないはず。

これからも愛犬たちと過ごせる時間を大切にしたいですね。

 

 

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