アンケート調査!愛犬の皮膚疾患による飼い主さんの負担や悩みとは【ニュース】

アンケート調査!愛犬の皮膚疾患による飼い主さんの負担や悩みとは【ニュース】

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昨今はワンちゃんのアトピー性皮膚炎などが増加傾向にあると言われています。

また、夏場の高温多湿な環境は細菌の繁殖活動を活発にさせやすく、愛犬の皮膚疾患に悩まされる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、アトピー性皮膚炎のワンちゃんと暮らす飼い主さん103人と、アトピー性皮膚炎以外の皮膚病のワンちゃんと暮らす飼い主さん412人を対象とした、「皮膚病を持つ犬のオーナーの悩み・課題に関する実態調査」をご紹介します。

調査の中でも、飼い主さんが抱えるさまざまな悩みや課題にフォーカスを当てて見ていきましょう。

 

症状は「皮膚の赤み」が半数以上

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まず、通院前のワンちゃんの症状について伺ったところ、51.3%が「皮膚が赤くなる」、32.2%が「フケが多く出る」、27.2%が「毛が抜ける/薄くなる」と回答し、見た目で判断できる症状が出ていた子が多いことが分かりました。

また、「皮膚を掻く」が42.3%、「皮膚を舐める」が33.0%で、ワンちゃんが自ら皮膚に刺激を与えてしまう子が多いため、肌の状態を悪化させていると推測されます。

 

飼い主さんの負担「愛犬が痒そうにしている様子をみるのが辛い」が最多

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続いてワンちゃんの皮膚疾患により飼い主さんが感じる心理的負担について見ていきましょう。

飼い主さんに皮膚疾患に関するさまざまな課題について聞いたところ、「愛犬が痒そうにしている様子をみるのが辛い」の項目で、「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の回答を合わせた割合が86.6%で最も多くなりました。

続いて「愛犬の今後の皮膚の状態や治療が心配」が83.7%、「治療費が負担」が76.9%で、「他の飼い主若しくは周りの人の視線が気になる」との回答も47.0%になっています。

さらに「他の飼い主若しくは周りの人の視線が気になる」と回答した242人に、その理由を聞くと、「愛犬がかわいそうと思われている気がする」という回答が最も多く57.0%で、「皮膚病のあるペットを連れていることでケアをしていない悪い飼い主と思われている気がする」が48.8%、「他の犬に感染すると思われている気がする」が43.0%といった結果が得られたほか、心無い言葉をかけられ、傷ついた方もいることが分かりました。

 

治療後に悩みや負担が軽減したという飼い主さんも

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では皮膚疾患を抱えるワンちゃんの治療後に、飼い主さんの悩みや負担はどう変化したのでしょうか。

グラフを見てみると、「痒そうにしているのをみるのが辛い」「毎日のケアに時間がとられる」「今後の心配」などすべての項目で「非常に軽減した」と「やや軽減した」を合わせた回答が過半数を超えました。

治療には費用はもちろん通院や投薬の手間がかかりますが、飼い主さんの心の負担が減るとともに、将来的な通院や治療費も軽減されると考えている人が多いのかもしれません。

愛犬に合った治療が見つかり回復が見られれば、その負担はもっと軽くなっていくでしょう。

皮膚疾患に限ったことではありませんが、何か病気が疑われる場合には、愛犬だけでなく飼い主さん自身のためにも、動物病院の受診をおすすめします。

 

まとめ

今回の調査によってワンちゃんの皮膚疾患による痒みは、飼い主さんの生活の質や心理的負担に影響することが分かりました。

獣医皮膚科領域の研究は日々進歩しており、犬アトピー性皮膚炎の痒みに対して高い効果・安全性をもった治療薬も開発されています。

また、症状の早期発見と皮膚病を重症化させないためには、正しい情報・知識・理解が必要です。

ぜひ、日頃からワンちゃんとのスキンシップを兼ねて皮膚を観察し、症状の早期発見などに努めてみてはいかがでしょうか。

 

 

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