ペットも水虫になる?半数以上が知らなかったとの結果に【ニュース】

ペットも水虫になる?半数以上が知らなかったとの結果に【ニュース】

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水虫(白癬)は皮膚糸状菌(白癬菌)というカビによって生じる感染症です。
人間の場合、感染するとその多くが足の指まわりに痒みを生じ、爪は白く濁ってボロボロになるなどの症状が起こります。

一般的に水虫と聞くと人間の足に罹るイメージがありますが、じつはワンちゃんやネコちゃんたちにも感染する病気なのです。
その症状は脱毛やフケ、発疹、水ぶくれ、かゆみ等の症状が現れます。
人から人へはもちろん、人からペットへ、またペットから人へ感染する人獣共通感染症なので、私たち人間との接触にも注意が必要です。

今回は「ペットとヒトの水虫対策」に関する調査結果を紹介します。

 

知っていそうで知らない水虫の本当

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まずペットにも水虫があることを知っているか尋ねたところ、「知っていた」人は18%にとどまり、「知らなかった」人が82%と圧倒的多数を占めました。

ワンちゃんやネコちゃんに、足のかゆみや皮むけ、爪の変形・変色など、水虫の感染可能性がある症状が実際に出ていても、まさか水虫だとは思わない飼い主さんも多い可能性があるでしょう。

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続いて、ワンちゃんやネコちゃんの水虫が人にうつる可能性があることを知っているか尋ねたところ、「知っていた」人が15%であるのに対し、「知らなかった」人が85%で、こちらも大半を占める結果となっていました。

ワンちゃん・ネコちゃんたちと飼い主さんら人との間での水虫感染は起こり得るものなのですが、そうした認識を持つ人は少なく、知らず知らず自らの水虫をワンちゃん・ネコちゃんにうつしてしまったり、逆にワンちゃんやネコちゃんから水虫をもらってしまっていたりするケースが少なからずあると懸念されました。

 

半数の飼い主さんに水虫可能性の症状あり

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現在の足裏状況として、異常がないか飼い主さんに尋ねたところ、「足の臭いがくさい」と感じる人が14%、「足の蒸れが酷い」人は9%、「赤い水疱がある」人は4%、「かかとがカサカサしている」人が26%、「足の爪が白濁色に変色している」人は8%、「足の指と指の間の皮膚が剥けている」人は9%、「足に痒みを感じることがある」人が12%となりました。

これらの状態にはいずれも該当しないとする飼い主さんも50%となり、何かしらの症状を認識している方と比べて半々といった結果ですが、水虫が疑われる症状を抱えている飼い主さんは少ないとはいえないようです。
 
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自宅で何か水虫対策を実施しているかどうか尋ねた問いでは、「対策をしている」人は44%、「対策していない」人が56%で、特段の対策をとっていない人が上回っており、やはり知らないうちに症状が進行したり、家庭内で感染を広げてしまっていたりする可能性が考えられました。

 

まとめ

ワンちゃんやネコちゃんは言葉で症状を伝えられないため、本当はかゆみを感じていても、うまくそのことを表現できていないかもしれません。

フードの食べ方や毛艶、運動状況などは、健康のバロメーターとして注目していても、あまり足元には注意していなかった、まさか水虫の心配も必要だなんて思いもよらなかったという飼い主さんも多かったのではないでしょうか。

症状が進み辛い思いをすることがないよう、しっかり予防に努め、異常があれば早めに治療をして対処できるようにしたいですね。

 

 

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