それって運動不足のサインかも!室内でできる運動と注意点

それって運動不足のサインかも!室内でできる運動と注意点

Dog playing in game with man close up. Labrador puppy plays with its owner.

 
悪天候が続いてしまうと、いつものお散歩に出られず家で過ごす時間が多くなりますよね。
中には飼い主さんの体調が優れず、外出が難しいなんて場合も。

そんな時、愛犬の運動不足を心配したことはありませんか?
十分な運動ができない状態では、ストレスがたまり体に悪影響を及ぼしてしまいます。

そこで今回は、運動不足のサインや室内でできるストレス解消法を紹介します。
お散歩が難しい日でも運動不足にならないよう、自宅でしっかり体を動かしましょう。

 

ワンちゃんの運動不足のサイン

out‗of_shape02
 
必要な運動量はワンちゃんの体の大きさや筋肉量、犬種などによって異なります。

毎日、朝夕に散歩をしていてもワンちゃんによっては運動不足になっていることも。
これから紹介する運動不足のワンちゃんが見せるサインを把握し、愛犬が当てはまらないか確認してくださいね。

 

体をなめる・噛む

ワンちゃんは運動でストレスを発散するため、運動量が不足するとストレスをため込んでしまいます。

すると今度はストレスを原因に、常同行動が引き起こされることも。
常同行動とはその名前の通り、同じ動きを何度も繰り返してしまうことです。

ワンちゃんの場合には、足先など同じ部位を必要以上に舐めたり噛んだり、自身のしっぽを追ってぐるぐる回ったりする行動が多いようです。
一見問題ないようにも感じますが、常同行動がひどくなると強く噛んで自傷してしまったり、頻度が悪化して日常生活に支障が出る場合もあります。

このように運動不足はストレスの原因となり、ワンちゃんの体を傷つけてしまうことがあるので、注意が必要です。

 

攻撃的になる

前述の自傷行為と同様に、運動不足によるストレスで甘噛みする力が強くなったり、ものに噛みついたりするほか、無駄吠えをするなどの問題行動につながることもあります。

この状態を放置すると攻撃対象が飼い主さんや家族、他人、他のワンちゃんになり大ケガをさせる恐れも。
運動不足が原因で攻撃的になっている場合は、すぐに運動不足を解消してあげる必要があります。

 

体重の増加

当然のことながら運動量が不足すると、消費カロリーより摂取カロリーの方が多くなり肥満を招きます。
肥満は足腰や内臓の大きな負担になり、ケガや病気をする可能性が高くなるので注意が必要です。

毎日のスキンシップの中で、背中側から撫でて背骨を感じられるかどうかを基準に、体重の増加がないか確認するようにしましょう。
また、体重が増えたからといって無理な運動をしたり、過度な食事制限をするとワンちゃんの身体に大きな負担をかけることにもなります。
どう対処したらよいかわからない場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

 

室内でできる運動&ストレス解消

out‗of_shape03
 
愛犬が運動不足かもしれないと感じたら、毎日の散歩時間を少し延長してあげたり、ドッグランなどで走らせてあげると効果的です。

しかし、天候等によってなかなか難しい場合には、室内で上手に運動するようにしましょう。

 

レトリーブ

レトリーブとは飼い主さんが投げたものをワンちゃんに拾わせ、持ってこさせること。
咥えて運んでもらうので、大きすぎないサイズのおもちゃを使いましょう。
廊下などある程度広いスペースで遊べば、おもちゃを追って走るのでいい運動になりますよ。

 

引っ張り合いっこ

ロープや骨の形をしたおもちゃや長さのあるぬいぐるみなどを使い、飼い主さんとワンちゃんとで引っ張り合いましょう。
おもちゃを咥えた状態で後ろに引っ張る行為は、背中や足を中心に全身を動かすことができます。

あまり興奮させすぎないよう、飼い主さんが主導権を持ち、休憩をはさみながら行いましょう。

 

ボール遊び

ボールはおもちゃの中でも人気の高いアイテムのひとつ。
投げたボールをキャッチするだけでなく、飼い主さんと一緒にパスやドリブルなどを取り入れるのもオススメです。

走ったり前足を上手に動かすことで、足回りの筋肉を鍛えることができますよ。

 

宝探しゲーム

ワンちゃんの好きなおやつやおもちゃを室内に隠して、ワンちゃんに探してもらう遊びです。
まずはおやつやおもちゃをワンちゃんに見せて認識させ、待てをさせている間に家具の後ろやカーペットの下などに隠し、ワンちゃんに見つけてもらいましょう。

匂いを手掛かりに部屋中を歩いてもらうだけでなく、脳トレとしても効果的です。

 

室内で運動するときの注意点

out‗of_shape04
 
室内での運動は移動もなく手軽にできますが、家の中だからこそ注意しなくてはいけない点もあります。

安全に楽しく体を動かしてもらえるよう、飼い主さんがしっかりと管理してあげてください。

 

運動できるスペースの確保

室内で体を動かすには、安全なスペースの確保が必要です。
ワンちゃんは興奮するとまわりが見えなくなることもあるので、ぶつかったり踏んだりしないよう、周囲に物がないスペースを準備しましょう。

 

滑り止め対策をする

運動する際は滑り止め対策を忘れてはいけません。
滑り止め対策をしていないフローリング等では、ワンちゃんが転倒しケガをしたり、関節を傷めてしまうことも。

最近では、滑り止め機能のあるカーペットやマットが販売されているので、手軽に対策が可能です。

また、大掛かりにはなりますが、耐久性の高い床材を使用すれば床に傷がつきにくくなります。

 

おやつを与え過ぎない

宝探しゲームやレトリーブのご褒美のおやつをあげすぎないようにしましょう。
1回の量を小さくしたり、カロリーの低いものに変えるなど工夫してあげましょう。

1日の必要カロリーは、ワンちゃんによってそれぞれ異なります。
愛犬の必要カロリーを把握し、おやつの量を調整してくださいね。

 

興奮させ過ぎない

ワンちゃんは本能を刺激することに夢中になると、脳内でアドレナリンが分泌され興奮状態となります。
このアドレナリンは一度分泌されるとなかなか消えず、個体差により4時間から4日程度は興奮しやすい状態が続くのです。
この状態が長く続くと交感神経と副交感神経がうまく作用せず、体調不良になってしまうことも。

愛犬が興奮しているようであれば、10分程度で区切り、休憩をはさみながら遊んであげるようにしましょう。

 

誤飲に注意する

体格や対象年齢などをしっかり考慮して、愛犬に合ったおもちゃを与えてください。
ワンちゃんの体格に合っていないおもちゃは、誤飲する可能性が高くなります。

また、ひびが入っているものや、ちぎれそうなおもちゃも誤飲の原因になりえます。
破損しているおもちゃは与えないように注意しましょう。

 

まとめ

ワンちゃんにとって運動不足はストレスの原因となります。

人間のように動画や音楽を楽しむといった娯楽がなく、自由にお出かけをすることもできないため、私たち飼い主がコントロールしてあげなくてはいけません。

天候が悪い日などは運動不足にならないよう、コミュニケーションをとりながら室内で体を動かしてもらうようにしましょう。

この記事が気に入ったら
いいね !しよう

この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪

ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。

上へ戻る