ワンちゃんとの引っ張りっこ遊びのメリット5選!ロープ遊びでワンちゃんのストレス解消

ロープ遊びでコミュニケーション!引っ張りっこで得られるメリットとは

Cheerful golden retriever with a colored rope toy in his teeth. The big dog plays at home with the owner. Pet grooming and animal concept

 
ワンちゃんとの遊びの中でもメジャーな「引っ張りっこ」。
ロープやリング型のおもちゃを使って、飼い主さんと引っ張り合うこの遊びが大好きというワンちゃんも多いでしょう。
おもちゃを準備するだけで室内でも簡単に手軽にできる遊びなので、悪天候により散歩に行けない時のストレス発散にもおすすめ。

夢中になると唸ったり興奮してしまうワンちゃんもいるため、引っ張りっこの遊びによって攻撃的になるといった説もありますが、正しく行えば多くのメリットがあり、攻撃的・支配的な行動を促進しないことが科学的に確認されているそうです。

そこで今回は引っ張りっこのメリットと正しい遊び方、注意点などを解説します。

 

引っ張りっこのメリット

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ワンちゃんが大好きな引っ張りっこには、さまざまなメリットがあるのをご存知ですか?
楽しく遊ぶだけでどんなプラスな効果あるのか、気になりますよね。

ここでは引っ張りっこをすることで得られるメリットを5つ紹介します。

 

飼い主さんとの絆が深まる

まず一番のメリットとして挙げられるのは、愛犬と飼い主さんとの絆を深めることができる遊びだということ。
他の遊びに比べて、おもちゃを通してワンちゃんと一体感を持って遊ぶことができます。

さらに、引っ張っている時に愛犬と目線を合わせてあげることで、飼い主さんへの意識を持たせてよりコミュニケーションを深めることができるのです。

 

ストレス解消

これは他の遊びにも共通することですが、ワンちゃんにとって飼い主さんと楽しく遊ぶことはストレスの発散になります。
とくに雨続きで外出ができない日や、長時間の留守番の前後など、ワンちゃんのストレスが溜まりやすい時に行うと良いでしょう。

 

クールダウンのトレーニング

ただ引っ張り合うだけではなく、途中でおもちゃを口から離させたり、待てやお座りなどのコマンドを入れて遊ぶことでクールダウンのトレーニングにも繋がります。

咥えたままなかなか離してくれない場合には、おもちゃを床に固定しできるだけ動かさないようにして離してくれるのを待ちましょう。
そしておもちゃを離した時にたくさん褒めることで、学習させていくとよいでしょう。

 

本能的な欲求を満たす

ワンちゃんの祖先は生きるために狩りをして生活していました。
そのため獲物の代わりであるおもちゃに噛みついて引っ張るという行為は、ワンちゃんの本能的な欲求を満たすことができるのです。

 

全身運動

おもちゃに噛みついて引っ張るという行為は、顎や首だけでなく全身運動になります。
実際にワンちゃんが引っ張っている時の体の動きを見てみると、腰を落として前足を突っ張り、全身を使っていることが分かります。

さらに咥えさせる前におもちゃを動かして追いかけさせることで、より体を使って遊ぶことができますよ。

 

引っ張りっこ遊びを始める時期

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ワンちゃんは生後3ヵ月から引っ張りっこ遊びをすることが推奨されています。

とくにワンちゃんのジュニアステージ(生後3~8ヵ月頃)は歯の生え変わりで口中がムズ痒いため「噛むこと」を好む時期です。
この時期に何かを噛むことは、正常な歯の抜け替わりにも必要なことなので、ロープでの引っ張りっこ遊びは最適と言えるでしょう。

また、この時期は何でも噛みたがるので、引っ張りっこ遊びをすることによって、人や物よりもおもちゃを噛む方が面白いと覚えてくれます。

 

引っ張りっこの遊び方

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まずはロープやリング状のワンちゃん用のおもちゃを用意しましょう。
お気に入りのぬいぐるみ等で代用することもできますが、ワンちゃんが咥えて引っ張ることを想定して作られているおもちゃは、より安全性が高くおすすめです。
また、ワンちゃんが喜ぶからとスリッパや靴下を使ってしまうと、普段から噛みついたりいたずらをするようになるので使用は避けましょう。

まず最初はおもちゃを動かしてワンちゃんに興味を持たせ、飼い主さんが持っているところの反対側を咥えさせます。
ワンちゃんがおもちゃを引っ張り始めたら、飼い主さんは無理に引っ張り返したり、上下左右に動かさないようにしましょう。
ワンちゃんの動きに合わせて引っ張られてあげたり、あまり引っ張られ過ぎないように腕を固定すると、愛犬の体に無理なく遊ぶことができますよ。

 

遊ぶ際の注意点

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引っ張りっこをする際には、愛犬の安全のため以下に気をつけましょう。

・愛犬の体の大きさや体力に合わせたおもちゃを使用する
小型犬には小さなロープ、大型犬には頑丈なロープや引っ張るおもちゃを使用する。また歯や歯茎にやさしい素材を選ぶ。

・適切な場所で行い周囲の安全確認をする
屋外で遊ぶ場合は人やほかのワンちゃんにぶつからないよう、広い公園やドッグランなどのスペースで遊ぶ。また、屋内ではフローリングなどの滑りやすい場所は避ける。

・愛犬の体調を確認する
引っ張りっこ遊び中に疲れたり息切れしている場合は、遊びをやめて休憩をとる。

・ケガをさせないように注意する
愛犬の首や足を傷つけることがないように、引っ張り方や力の入れ方に注意する。

・興奮させすぎない
愛犬が興奮しすぎてしまうと噛みついたり、興奮した状態で走り回ったりして事故やケガをしてしまう可能性があるため、興奮のサインがあれば一旦落ち着かせる。

 

 

まとめ

引っ張りっこはワンちゃんにとってのストレス発散や本能的な遊びとなるだけではなく、飼い主さんと愛犬との信頼関係を高めるためにも有効です。
天候などにより外出が難しい時はもちろん、普段の生活でもおもちゃを使って遊ぶ習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

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