大切な家族の一員であるペットですが、永遠のお別れをしなくてはならない時は必ず訪れます。
医療やフードの研究が進み平均寿命は少しずつ延びつつありますが、高齢期が長くなると必然的に病気にかかるリスクが高まります。
実際にはどれくらいの割合のワンちゃん・ネコちゃんが通院していたのでしょうか。
そこで今回は、ワンちゃん・ネコちゃんと暮らしていた飼い主さんを対象に行った「亡くなったペットの治療事情」に関する調査結果を紹介します。
まず、「飼っていたペットは何かしらの病気を患っていたか?」と尋ねたところ、53.9%が「はい」と回答しています。
亡くなるまでの半年間に通院させていた頻度については、「月に2~3回」が31.3%で最多でした。
次に「週1回以上」が27.0%、「月に1回」が22.8%、「数か月に1回」が7.5%、「半年に1回」が3.3%となり、月に1回以上の頻度でペットを通院させていた方は約8割にのぼることが分かりました。
「ペットをもっと高頻度で病院に連れていけばよかったと思いますか?」との質問には、52.8%が「はい」と回答しています。
「はい」と回答した人に、「ペットに対し、満足のいく治療を受けさせることができたと思いますか?」と尋ねたところ、51.2%が「まあ思う」、24.9%が「とても思う」と回答しました。
その一方で、19.6%が「あまり思わない」、4.3%が「まったく思わない」と回答しており、2割以上の方が満足のいく治療を受けさせられなかったと感じているようです。
その理由として、「金銭的負担の大きさから、納得のいく治療を行えなかった」という回答が目立ちました。
ペットの場合は任意の保険しかないため、治療費の負担が大きくなってしまうことがネックのようです。
金銭的負担が大きい高額治療ですが、53.6%が「受けさせた」と回答しています。
これに対して「受けさせていない」が38.6%、「受けさせたかったができなかった」が7.8%となっており、46.4%が高額治療を利用していません。
また、「ペットの治療費は想像より高額でしたか」との質問には、「強く感じた」が最多で61.3%。次いで「まあ感じた」が35.0%でした。
9割以上が想像よりも高額だと感じていることが判明しました。
今回の調査から、約半数が「ペットをもっと高頻度で病院に連れていけばよかった」と回答しており、治療費の高さが障壁となっていることが分かりました。
しかし、高額だからと病院に行くことをためらっていると症状が悪化するかもしれません。
日頃からの健康管理が大切ですが、ペット保険への加入や、万が一の時のための貯蓄など、あらかじめ備えておくようにしましょう。
参考リンク
FPC
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