ワンちゃんはどうして隠れるの?その理由と飼い主さんがすべき対応とは

ワンちゃんはどうして隠れるの?その理由と飼い主さんがすべき対応とは

Cute white maltese dog hiding under sofa,  fearful and frightened

 
家の中で愛犬の姿が見えない時、テーブルの下やソファの後ろ、ブランケットの中にもぐりこみ、まるで隠れているような姿を目にしたことはありませんか?
時には呼んでも出て来てくれず、心配になる飼い主さんもいるでしょう。

では、なぜワンちゃんは隠れてしまうのでしょうか。
その理由には恐怖心やストレスなど、ネガティブなものも多いのです。

そこで今回は、ワンちゃんが隠れる理由や隠れた時の正しい対処法と注意点について紹介します。
愛犬がどうして隠れているのか、その理由を一緒に考えていきましょう。

 

どうして隠れるの?

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まずは、ワンちゃんがどうして隠れてしまうのか、その理由から見ていきましょう。

皆さんの愛犬はどれに当てはまるのか、体調や様子を見て判断してくださいね。

 

身を守るため

地震や雷、花火の音が聞こえる時などに隠れるワンちゃんは多いでしょう。
ワンちゃんにとってはどうして揺れているのか、大きな音が聞こえるのかが分からず、恐怖を感じ身を守るために隠れることがあります。
そのほかにも聴覚が優れているワンちゃんにとっては、室外の工事の音や大型車の音などの生活音も恐怖の対象となることがあります。

また、いたずらをした後に隠れている場合には、飼い主さんに叱られることから身を守ろうと考えているようです。
さらに目を合わせないようにしているのであれば、いたずらによる可能性が高いと言えるでしょう。

ただし、トイレを失敗してしまったなどの理由も考えられるので、頭ごなしに怒ったりせず、まずは何が起きたのかを確認してみてくださいね。

 

飼い主さんの気を引くため

飼い主さんから見えないところにいて、探してもらった経験があるワンちゃんは、飼い主さんの気を引くためにわざと隠れることも。

この経験はかくれんぼだけでなく、ワンちゃんが隠れているところをがたまたま見つけて撫でたり構ったりした場合も含みます。
そういった経験から「隠れたら飼い主さんが探してくれる」と学習して、甘えているようです。

 

本能的に狭い場所を好む

ワンちゃんの先祖は、もともと暗い穴ぐらで暮らしていました。
そのため、ワンちゃんは本能的に広い場所よりも静かで狭い場所に隠れるのを好みます。
体がぴったりおさまるくらいのスペースだと安心できるようです。

また、人見知りで怖がりな性格のワンちゃんほど、外敵から身を隠せる狭い場所に入ることで安心するようです。
例えば、新居など慣れない環境にいる場合、狭く静かな場所に隠れて気持ちを落ち着かせることも。

寒がりのワンちゃんの場合には、毛布やこたつ、ぬいぐるみなどに隠れるのを好みます。
暖かく周りからの光が遮られるので、落ち着いて休むことができるようです。

 

体調不良

ワンちゃんは体の調子が悪い時やケガしている時に、安心できる場所で体を休めようとします。
前述したように狭いスペースに安心感を覚えるため、隠れるようにして養生するのです。

また、ワンちゃんによっては飼い主さんに心配をかけないようにするために「隠れる」という行動をとることも。
愛犬が突然隠れるようになったら、体調不良やケガをしていないかを確認するようにしましょう。

 

隠れた時の飼い主さんの対応

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ワンちゃんが隠れる理由には、ネガティブなものが多かったですね。

そのため、飼い主さんがどのような対応をするかが重要です。

 

そっとしておく

愛犬が隠れている場合には、自ら出てくるまでそっとしておきましょう。
隠れた理由が不安や恐怖心からの場合、無理やり外へ出そうとすると余計にストレスを感じてしまい逆効果です。

何もできることがなく歯がゆく感じるかもしれませんが、飼い主さんはワンちゃんに構わずにできるだけいつも通りに過ごしてあげてくださいね。
飼い主さんが慌ててしまうとワンちゃんにも伝わってしまうので、注意が必要です。

また、ワンちゃんの神経が過敏になっている時に手を出すと、飼い主さんでも手を噛まれてしまうこともあるので注意しましょう。

 

おもらしをしていないか確認する

愛犬が隠れていた場所から出てきたら、おもらしをしていないか確認しておきましょう。

先天的に尿道括約筋が弱く、少しの驚きや恐怖心でおもらしをしてしまうワンちゃんも少なくありません。
おもらしを放置しておくと、愛犬がその場所をトイレと勘違いしてしまうので、見つけ次第片付けておきましょう。

 

体調やケガの確認をする

先ほど述べたようにケガや体調不良の可能性も考えられます。
隠れている愛犬の様子や仕草を観察し、問題がないかを確認しましょう。

愛犬が落ち着いた様子を見せたら体を優しくなでて、よりしっかりとチェックしていきます。
様子がおかしいと感じた時は、すぐに動物病院を受診しましょう。

 

長時間出てこない場合は気を引いてみる

愛犬が長時間出てこない時には、名前を呼んだりオモチャやオヤツなどで気を引いてみたりするのも良いでしょう。
あまり早い段階でしてしまうとワンちゃんが混乱してしまうので、落ち着いた様子が見えてから声をかけてあげてください。

飼い主さんに構ってほしくて隠れている場合には、オヤツをあげすぎるとクセになるので頻度に注意が必要です。

 

注意したいこと

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愛犬がよく隠れる場所には、誤飲してしまう物やケガの原因になる物がないかなどを確認しておきましょう。
また、ワンちゃんによっては恐怖心から隠れる時に、思いもよらない場所を選ぶこともあります。

ワンちゃんが潜り込める狭い場所には危険がないようにしておくか、あらかじめ入れないようにするなどの対策もお忘れなく。

いつも隠れる場所が決まっているのであれば、ワンちゃんが落ち着けるようにお気に入りのベッドやブランケットなどを用意してあげてもいいかもしれませんね。

 

まとめ

今回は、ワンちゃんが隠れる理由や隠れた時の正しい対処法と注意点について紹介しました。

ワンちゃんは言葉を話せないので、いつもと違う行動をしていないかなど、飼い主さんが注意して見守ってあげることが大切です。

愛犬が隠れた際は、状況や行動から隠れる心理をくみとってあげましょう。
そして、体調が悪そうな場合は、すぐにかかりつけの動物病院に連れて行くことをおすすめします。

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