スキンシップで絆を深めよう!ワンちゃんが触られて嬉しい場所と嫌な場所

スキンシップで絆を深めよう!ワンちゃんが触られて嬉しい場所と嫌な場所

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愛犬とふれあう時間が至福の時、という飼い主さんも多いことでしょう。
しかし、愛犬をなでたいのに、「触らせてくれない」「なぜか逃げられてしまう」と悩んだことはありませんか?

もしかすると、愛犬にとって嫌だと感じるところを触ってしまっていたのかもしれません。
個体差はありますが、ワンちゃんには、触られて嬉しく感じる場所と不快に感じる場所が存在します。

そこで今回は、ワンちゃんが触られて喜ぶ場所と嫌がる場所、愛犬とスキンシップをとるメリットについてご紹介します。

この記事を読んでスキンシップについての知識を深め、大切な愛犬と過ごす時間をより良いものにしましょう。

 

スキンシップのメリット

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愛犬と毎日ふれあっているという飼い主さんは多いでしょう。
愛犬をなでるといったスキンシップは、ワンちゃんにとってたくさんのメリットがあります。
まずは、このメリットについて確認していきましょう。

 

信頼関係を深める

スキンシップは、愛犬との信頼関係を築き、深めるためにとても重要なもの。

人は赤ちゃんの時からお父さんやお母さんにたくさん触れたり撫でてもらったりして、愛情を感じ育っていきますよね。
ワンちゃんも同じように、パピーの時はお母さんのぬくもりを感じて育ちます。
また、ほかの兄弟たちともふれあうことでコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていきます。

飼い主さんとのスキンシップが不足すると「この人がリーダーだ!」と愛犬が認めてくれない可能性も。
飼い主さんをリーダーと認識しないと、体にふれることすら嫌がられてしまうかもしれません。

「最近愛犬をかまってあげる時間が少ないかも」と感じている方は、愛犬とのスキンシップの時間を増やし、信
頼関係を築いていきましょう。

 

安心感やリラックス効果がある

前述した通り、ワンちゃんはパピーの時、お母さん犬とたくさんふれあいながら育ちます。

そのため、スキンシップにはワンちゃんの心を安定させたりリラックスさせる効果があると言われています。

大好きな飼い主さんの温かい手でマッサージをしてもらうことで、ワンちゃんの心は満たされ、気持ちの良い時間を過ごすことができるでしょう。
ストレス解消や体の調子を整えることにもつながるので、積極的にふれあう時間をとり入れたいですね。

 

ケガや病気を発見できる

ワンちゃんはの体は毛に覆われているため、目で見ただけではケガや病気に気づきにくいことが多いです。

愛犬としっかりスキンシップをとることで、愛犬の体の状態を確認することができますよね。
毎日体に触れることで少しの異常にも気がつく機会が増えるので、ケガや病気を早く発見できることがあります。

ワンちゃんは自分の体の状態を言葉で伝えることができないので、飼い主さんが積極的に健康チェックを意識しながらやってみてください。

 

触られて嬉しい場所と嫌な場所

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ワンちゃんによって個体差はありますが、触られて嬉しい場所と嫌な場所を確認していきましょう。

 

触られて嬉しい場所

ワンちゃんが撫でられて心地よく感じる場所は、次の通りです。

・頭
・首の周り
・耳の付け根
・あごの下
・背中
・尾の付け根
・体の横側

 
ただし、触られて嬉しい場所は、ワンちゃんによってそれぞれ違います。
愛犬が喜ぶところを探してあげましょう。
また、触る際はガシャガシャと激しく触るのではなく、愛犬が嫌がらないように優しく触るようしてくださいね。

 

触られて嫌な場所

ワンちゃんは、基本的に体をなでられると喜ぶものですが、触られると嫌がる部分もあります。
触られて嫌だと思うことが多いところは、次の通りです。

・足先や指の間
・口先
・肛門周り
・しっぽの先
・目の周り
・耳の中
・お腹

 
撫でられることが嫌だと感じる箇所は、ワンちゃんにとっての急所であったり、神経が集中してとても敏感な部分です。

お腹もワンちゃんが撫でてほしいと自らアピールするとき以外は、基本的に触ってほしくない部分になります。

撫でられて不快な部分は無理に触らないということが大前提ですが、これらの箇所を触られることに慣れておけば、ケガや病気の発見がしやすくなるというメリットが。

また、動物病院やトリミングサロンでは、愛犬のケアや健康チェックで体の様々な箇所に触れられる可能性があるものです。
パピーの頃から徐々にこのような部分に触れることに慣らしていくと、触られたときに愛犬が感じるストレスも軽減されるでしょう。

 

触られて嬉しい時の反応

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ワンちゃんは触られて嬉しい時、全身で喜びを表してくれます。
以下のような反応が見られたときは、愛犬が体を撫でられて心地よく感じている証拠です。
 

・寝転んだり座ったり、リラックスした体勢になる
・目を細める
・深い呼吸になる

 
特にワンちゃんが後ろ足でしか届かないようなところを触ってあげると、とても喜んでくれるでしょう。
適切な力加減で、愛犬が好む部分を撫でてあげることで、幸福感や安心感を与えることができます。
そして、飼い主さんに対する信頼感も育ち、愛犬と良い関係を築けるはずです。

 

スキンシップをとる時の注意点

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最後に、ワンちゃんを触る時の注意点をご紹介します。
ワンちゃんにとって嫌な触り方をしてしまうと、体を触られることが好きではなくなってしまう可能性もあるので、注意してください。

 

どこからどのように触るか気を付ける

愛犬にとって普段触られて嬉しい場所でも、触り方によっては不快を与えてしまう場合が。

ワンちゃんは、100cmより近い場所に焦点を合わせることができないと言われています。
そのため、顔の周りなどで手を激しく動かされたり、上から覆い被さるような動作に不安を感じるのです。

愛犬の前ではしゃがむようにし、手を上からではなく下からゆっくり差し出し、優しくそっと触ってあげましょう。

 

四六時中一緒にいない

愛犬とふれあう上で注意したいことは、過剰なふれあいをすることで逆にストレスを与えてしまうケースです。

愛犬とふれあい愛情をたっぷり注ぐことはとても大切。
しかし、四六時中一緒にいてふれあっていると、飼い主さんに対して依存心が強くなりすぎてしまいます。

その結果、「分離不安」に陥る可能性があるのです。

愛犬が「分離不安」を引き起こすと、お留守番ができなくなってしまったり、無駄吠えをしてしまったりなど、愛犬が感じるストレスが多いことはもちろん、飼い主さんにとってもストレスが生じてしまう状況が起こりかねません。

飼い主さんが家事をしている時や眠る時などは、愛犬と離れ、ワンちゃんが1人で過ごせるようにしましょう。

 

食事や排せつを邪魔しない

日常の中で、愛犬に触れる際に気を付けた方がよいシーンがいくつかあります。

まず、愛犬が食事をしている時。
食事中に触れられると、本能的に食事をとられてしまうと感じ、威嚇や早食いをしてしまう原因になります。

次に、愛犬がトイレで排泄をしている時。
排泄中にスキンシップをとろうとすると、トイレを失敗してしまう恐れがあります。

さらに、愛犬が寝ている時も、突然触ると驚かせてしまいストレス感じてしまうでしょう。

このようなシーンでは、愛犬が1匹で過ごす時間をつくることが大切です。
そして、遊ぶ際にはしっかりスキンシップをとって、メリハリを付けるとよいでしょう。

 

まとめ

今回は、愛犬とのスキンシップのメリットや触られて嬉しい部分・嫌な部分などについてご紹介しました。

スキンシップには、ケガや病気を早く発見できたり、リフレッシュ効果を与えたりなど、さまざまなメリットがありましたね。

スキンシップを通してワンちゃんとコミュニケーションをしっかりとり、大切な家族との絆を深めましょう。

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