年に1回が主流?愛猫の健康診断の実状とは【ニュース】

年に1回が主流?愛猫の健康診断の実状とは【ニュース】

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ペットは大切な家族の一員であり、不調を言葉にすることができないことを思えば、飼い主さんがしっかりと体調管理のケアをしてあげなければいけません。

いつもと違った行動や見た目の異常に注意しておくことはもちろんですが、中には判断が難しい場合も。
そんな時、定期的な健康診断を通じたチェックが役立つでしょう。

近年は、ペットのことを考えて動物病院を受診する飼い主さんも増えていますが、受診時期や頻度にはかなり差があるようです。
そこで今回、上池台動物病院グループは「愛猫の健康診断に関するアンケート調査」を実施し、現在も愛猫と暮らしている304人から有効回答を得ました。その結果を紹介します。

 

初受診は6カ月~1歳が最多

 調査は2024年6月28日~6月29日の期間、現在ネコちゃんと暮らしている人を対象にネット・アンケート方式で行い、304人から有効回答を得ています。

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まず初めて健康診断を受けさせたのが何歳頃か尋ねたところ、「生後6ヶ月~1歳」が最も多く、全体の38.8%を占めていました。

次いで多いのが「生後6ヶ月以内」であり、1歳未満で1度は経験するネコちゃんが多いようです。

「まだ受けさせたことがない」飼い主さんもみられますが、全体としては、比較的早い時期から健康を意識し、診断を行っていると分かります。

なお、子猫は体調を崩しやすいため、早期の健康診断が有益であるほか、いざという時に備え病院環境に慣れさせておくため、早めに経験しておくことが良いともされています。

 

受診頻度は年に1度が半数弱

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次に愛猫の健康診断はどれくらいの頻度で受けさせているか、尋ねました。

すると、「1年に1度」が46.9%で圧倒的に多く、他の回答の2倍以上となっています。

年1回の健康診断を推奨する動物病院が多いことも影響している可能性があるでしょう。

以下「半年に1度」、「2~3年に1度」と続きました。

1年に1度が標準ではあるものの、それで必ず健康が維持できるわけではありません。

その子の健康状態など、適切な頻度はケースによって異なります。

獣医師など専門家の意見も参考に、判断することが望ましいでしょう。

 

健康診断の重要性認知は拡大・浸透か

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続いて、愛猫に健康診断を受けさせようと思ったきっかけを尋ねたところ、「飼い始める前から健康診断の大切さを知っていたから」が全体の25.3%で最も多い回答となりました。

「かかりつけの病院で勧められたから」、「飼い始めてから健康診断の大切さを知ったから」といった回答が以下には続きますが、普段から健康診断を通じて適切なチェックを行い、体調の管理を行っていくことの大切さが広く認識されてきているといえるでしょう。

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最後に、健康診断で病院に連れて行く際の、愛猫にかかるストレスを気にするかどうかを尋ねました。

すると「かなり気にする」が32.2%、「やや気にする」が61.6%で、「気にしない」はわずか6.2%にとどまりました。

ストレスを気にされる飼い主さんは非常に多く、気にしない人はごく少数です。

環境変化にストレスを感じやすいネコちゃんゆえ、病院を嫌がるケースは少なくないものの、だからといって健康診断を避けてしまうのは危険です。

その子にあった対応を工夫し、適切な診断・検査を受けられるようにしてあげることが望ましいですね。

出典:愛猫に健康診断を受けさせる頻度は?304名の愛犬家にアンケート調査を実施

調査元:上池台動物病院

 

まとめ

 
今回は愛猫の健康診断について、その実態を最新の調査結果から見てきました。

人間だけでなく、定期的な健康診断はネコちゃんにも重要で、病気の早期発見など、最適な健康管理の実践のため、必要不可欠といえます。

病院嫌いで大変という飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、何より大切な健康、命にかかわることですから、かかりつけの獣医師さんと相談しつつ、しっかり実施していきたいですね。

(画像はプレスリリースより)

 

 

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