ネコちゃんの愛情表現を知ろう

愛猫のしぐさに「好き」が隠れている?ネコちゃんの愛情表現を知ろう

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愛猫と過ごす時間は、心安らぐ至福の時と感じる飼い主さんが多くいると思います。

そんなネコちゃんと一緒に暮らしている中で、「この行動は何を伝えたいの?」「この子は私のことをどう思っているの?」なんて思うことがありますよね。

今回は、そんなネコちゃん達の行動からわかる、飼い主さんへの愛情表現をみてみましょう。

 

愛猫の愛情表現とは?

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ネコちゃんは「呼んでも振り向いてくれない」なんて言われる気ままな性格の子も多いですよね。
でも、じつは何気ないしぐさや行動に、飼い主さんへの愛情が隠されていることがあるんです。

ここでは、ネコちゃんの隠れた愛情表現についてご紹介します。

 

■喉を鳴らす

これは言わずと知れたネコちゃんの愛情表現。

ネコちゃんがとても幸せな気持ちや、心地よいと感じているときに出る音で、飼い主さんになでられている時などに聞く事ができます。また、子猫と母猫など猫同士のコミュニケーションにも使われています。

ゴロゴロの音の大きさはネコちゃんによって異なるそうなので、愛猫をなでながら耳を澄ませてみてくださいね!

 

■しっぽをピンと立てる

ネコちゃんもしっぽを使ってに感情を表します。
愛猫がしっぽをピンとたてて寄ってきたら、それも愛情表現です。

子猫は母猫になめてもらうことでお尻を清潔に保つため、母猫に近づく時はしっぽをピンと立てるということが習慣づきます。この名残で甘えたい時や、喜んでいる時にしっぽをピンと立てると考えられています。

こんな風に近寄ってきてくれたら、優しくなでることで飼い主さんからも愛情を示してあげましょう。

 

■ゆっくりまばたきをする

ネコちゃんのまばたきには、挨拶や返事の代わりといった意味合いもありますが、愛情表現も含まれています。

飼い主さんを見てゆっくりまばたきをしていたら、それは「好き」の合図。ぜひまばたきを返してあげましょう。
ネコちゃんがゆっくりしている時に、飼い主さんからまばたきを見せてあげるのもコミュニケーションになりますよ。

 

■飼い主を舐める・甘がみをする

ネコちゃんが舐めたり甘噛みするという行動も、大切な愛情表現のひとつ。
これは、小さい頃に親子や兄弟でグルーミング(舐めあい)を通して、信頼関係を築いたためと言われています。

甘噛みで痛みを感じることがあるかもしれませんが、ネコちゃんは甘えたい気持ちでいるので、遊んだりなでてあげることで、応えてあげてくださいね。

 

■スリスリする

ネコちゃんが足元に、頭やお尻をスリスリとすりつけてくることはありませんか?

ネコちゃんが人やモノに体を擦り付ける行為はマーキングであり、自分の匂いをすりつけて安心できる空間を作ると言われています。

また、飼い主さんはネコちゃんにスリスリされると、なでたり声をかけるなど構ってあげるため、『スリスリする=可愛がってくれる』という考えがネコちゃんにインプットされます。そのため、飼い主さんに甘えたい時にスリスリとしてくれるのです。

 

■おなかを見せる

ネコちゃんがお腹をゴロンと見せてくれる行動は代表的な愛情表現のひとつと言えるでしょう。

生き物にとってお腹は命に関わる急所。飼い主さんの目の前でお腹を見せてくれるのであれば、気を許し甘えてくれているということです。

ただし、飼い主さんと離れたところでお腹を出している場合には、ただリラックスしているだけかもしれないので、むやみに触るとネコちゃんに叱られてしまうことも。ネコちゃんとの距離や信頼関係に応じて、構ってあげてくださいね。

 

■出迎えしてくれる

疲れて家に帰っても、愛猫が出迎えてくれると疲れが消えるなんていう飼い主んさんもいるのではないでしょうか。

ネコちゃんがお出迎えしてくれるのは、飼い主さんの帰りを待ちわびていた気持ちの表れです。さみしい時間をすごした分、思い切り甘えさせてあげましょう。

 

■前足をふみふみする

ネコちゃんが毛布などの柔らかいものを前足で交互に踏むことも愛情表現のひとつ。
さらに飼い主さんの腕やお腹をフミフミする場合には、さらに愛情を示していると言えます。

これは、子猫がお乳をたくさん飲むために前足で母猫のおなかやおっぱいを揉んでいた名残と考えられています。大人になってもこの行動を覚えていて、甘えたいときに本能としてフミフミとすることがあるようです。

中にはフミフミすることで「お腹が空いた」と訴えている場合もありますが、それも飼い主さんのことを、信頼できるお母さんと認識しているからかもしれませんね

 

■一緒の布団で寝る

愛猫が飼い主さんと一緒に布団で眠ることも愛情表現です。

睡眠中は、ネコちゃんにとって一番、無防備になる時。そんな無防備な状態を一緒にすごしたいと思ってもらえるのは、飼い主さんへの信頼があるからこそ。飼い主さんのそばが何よりも安心できる場所であるということでしょう。

もちろん冬場は暖を求めて一緒に眠る子もいるかもしれませんが、根本には飼い主さんへの信頼があるはずですよ。

 

愛猫に好かれるためには?

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ネコちゃんからの愛情表現にどんなものがあるかを理解できたところで、今度は飼い主さんの番です。

飼い主さんからはどのように自分の愛情を伝えることで、よりネコちゃんに好いてもらえるかもしれません。
愛猫に好かれるためにできることをご紹介します。

 

■優しく声をかける・優しくなでる

ネコちゃんは大きな音や激しいスキンシップを苦手とする子が多くいます。
そのため、優しく声をかけたり、なでたりすることが大切。

人間がネコちゃんをなでることは、母猫が子猫を舐めてあげることと同じなので、「私はあなたのことが大好きよ!」という気持ちを込めて接してあげましょう。

 

■一緒に遊ぶ

遊んであげることは、ネコちゃんとコミュニケーションをとるうえでとても大切なことです。

猫じゃらしやレーザーポインターで追いかけっこをしたり、獲物に似せたおもちゃを捕まえさせるなど、愛猫のお好みの遊びを見つけてあげましょう。

また飽きっぽい性格の子も多いので、いくつかオモチャを用意しローテーションさせるとより楽しめるかもしれません。

 

■ネコちゃんの時間を大切にしてあげる

ネコちゃんはマイペースな子がほとんど。

ひとりで静かに休んでいる時には、声はかけずにそっとしておいてあげましょう。
無理に抱き上げたり、しつこくかまったりすると、ネコちゃんに嫌われてしまうかもしれません。

 

まとめ

今回は、愛猫からの愛情表現について紹介しました。
ネコちゃんの習性による行動と思っていたことが、じつは愛情表現だったりするんですね。
私たちが気付いてあげることで、より絆を深めることができるのではないでしょうか。

ネコちゃんからの愛情を受け取り、また愛情を返すことで信頼関係を積み重ねていきましょう。
 

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