小型犬と大型犬とで違う結果に!犬猫が誤飲しやすいものとは【ニュース】

小型犬と大型犬とで違う結果に!犬猫が誤飲しやすいものとは【ニュース】

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ワンちゃん・ネコちゃんとの生活は日々楽しいものですが、一方で私たち人間にとっては危険がないものでも彼らのために注意しなくてはいけないことが多々あります。

とくに注意したいのが、思わぬものを食べたり飲んだりしてしまう誤飲。
ものによっては中毒症状を引き起こしたり、摘出に開腹手術が必要になるケースもあります。

そこで、今回はどのようなものが誤飲を起こしやすいのかを見ていきましょう。
ペット保険会社が発表した誤飲にかかわる診療費の保険金請求を受けた案件数を紹介します。

 

ワンちゃんの誤飲トップは「チョコレート」

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まずワンちゃんで発生した誤飲をランキングで見ていきましょう。

小型・中型・大型の体格の違いにかかわらず、最も多かったのは「チョコレート」で59件でした。
チョコレートの主原料であるカカオには、テオブロミンが含まれ、この物質はワンちゃんにとって中毒症状を起こす危険のあるものです。
軽度の場合は嘔吐や下痢症状を呈し、深刻化すると震えやけいれんが出て最悪の場合死に至るとされています。
チョコレートの甘い匂いに反応するワンちゃんも多いため、隠してあるものを探し出して食べてしまうケースもあるようです。

2位には「薬」が32件、3位には「玉ねぎ」が26件と続きました。
私たちが飲む薬は人間の体の大きさをもとに作られているため、ワンちゃんが口にしてしまうと想定以上の作用が働いてしまい大変危険です。
また、玉ねぎもチョコレート同様に中毒症状を起こすもとになる有害な食べ物なので、誤飲のないよう細心の注意が必要です。

以下、4位に「おもちゃ」、5位に「マスク」、6位に「靴下」が続きました。
マスクがランクインしたのは、コロナ下であったことも影響しているでしょう。

 
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ワンちゃんの体格別で分析すると、小型犬では「チョコレート」が1位の60件、2位は「玉ねぎ」の29件、3位が「おもちゃ」の15件という結果に。

 
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中型犬の場合、「植物(草・花・葉)」が9件で最も多く、2位に「チョコレート」の5件、3位は「プラスチック」、「たばこ」、「靴下」がいずれも4件でした。

 
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大型犬になると、1位は「石」の8件、2位に「ボール」の6件、3位は「マスク」と「靴下」で4件となっています。

大型犬などになると、比較的サイズのある異物を誤飲するケースが多いことが分かります。

 

ネコちゃんには「ひも」や「おもちゃ」が危険

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続いて、ネコちゃんでの発生を見てみると、「ひも」が15件で最多という結果に。
次いで2位にはそれぞれ8件の「おもちゃ」、「ゴム」が続きました。
ひもや輪ゴム、ヘアゴムで遊ぶことが好きな子は多いですよね。
ネコちゃんの場合、食欲による誤飲ではなく遊びの延長で飲み込んでしまうことが多いようです。

3位はそれぞれ4件ずつの「針」、「玉ねぎ」、「マスクのひも」、「糸」、「植物(ユリ)」でした。
ネコちゃんの場合は机や棚の上にも乗ることができるため、少しでも危険性のあるものは開けられない引き出しや容器にしまうようにしましょう。
また、毒性のある植物も多いため、花や観葉植物をネコちゃんが出入りできる部屋に飾るのは避けましょう。

出典元:「ペット保険『PS保険調べ』」

 

まとめ

 
飼い主さんがどんなに注意していても、生活空間をともにしていると、ワンちゃん・ネコちゃんが思わぬものを飲み込んでしまう事故は起こってしまう可能性があります。

自宅だけでなく、散歩中や外出先でも注意しなければなりません。

できる限り誤飲リスクのあるものを放置しないようにするほか、誤飲に気づいたらすぐ獣医師に相談するなど、素早く適切に対処してあげるようにしましょう。

 

 

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