義務化によりマイクロチップの認知度・装着率は高い水準【ニュース】 │ ブッチ・ジャパン公式通販サイト

 
2022年6月1日に動物愛護管理法が改正されたことは皆さんの記憶にも新しいでしょう。
改正となったのは、ワンちゃん・ネコちゃんの販売業者にはマイクロチップの装着をさせることが義務付けられ、販売業者以外の飼い主さんなどには努力義務が課せられるといった点です。

改正から1年以上経過した今、マイクロチップの普及動向や飼い主さんたちの意識はどのように変化したのでしょうか。
今回は最新のアンケート結果を紹介します。

マイクロチップの認知はほぼ全員に広がる

 
まず、マイクロチップ自体について、知っているか尋ねたところ、ワンちゃんの飼い主さんで98％、ネコちゃんの飼い主さんで96％の人が「はい」と回答しました。

ほとんどの飼い主さんがマイクロチップを認知していることが分かります。

 
 

 
続いて、業者の装着義務化について知っているか尋ねると、ワンちゃんの飼い主さんでは89％が、ネコちゃんの飼い主さんでは82％が、「はい」と回答しました。

2022年5月に実施された同様の調査結果に比べると、ワンちゃん・ネコちゃんとも11ポイント上昇し、こちらの認知もかなり高まってきていることが伺えます。

 
 

 
また、個人の装着努力義務については、ワンちゃんの飼い主さんの88％、ネコちゃんの飼い主さんの78％が「はい」で、知っていると回答。

ネコちゃんの飼い主さんでは業者の装着義務化に比べて認知度は少し落ちましたが、それでも高い水準で認知がされていることが分かりました。

賛否はなお残るも賛成派が多数

 
愛犬・愛猫へのマイクロチップ装着に賛成か反対かを尋ねた結果では、ワンちゃんの飼い主さんで「賛成」が46％、「どちらかというと賛成」が40％でした。
「どちらかというと反対」は13％、「反対」は2％で、合計でも15％と、賛成派が圧倒的に多くなっています。

ネコちゃんの飼い主さんでは、「賛成」が33％、「どちらかというと賛成」が53％、「どちらかというと反対」が14％で、「反対」は0％でした。

賛成の理由では、ワンちゃん・ネコちゃんとも「迷子になったペットを探すのに役立つ」という意見が多数を占めています。
身元証明になることや、遺棄を減らせることなども理由に挙がっており、有用性の理解も進んでいることが分かりました。

一方で反対と回答した飼い主さんからは、「異物を体内に埋め込むことが心配」といった声が挙げられました。
愛犬・愛猫を想う気持ちから、マイクロチップへの安全性に不安を感じてしまうようです。

装着率はワンちゃんで76％、ネコちゃんは43％

 
現在のマイクロチップ装着状況についての問いには、「装着している」の回答がワンちゃんの飼い主さんでは76％、ネコちゃんの飼い主さんでは43％という結果に。

ワンちゃんの方が大幅に高い結果となったのは昨年の調査と同じ傾向です。
ですが今回の調査ではワンちゃんで16ポイント、ネコちゃんで13ポイント上昇し、装着率の向上が確認されました。
やはり法改正によりマイクロチップの装着が進んでいると言えるでしょう。

 
 

 
一方で今後のマイクロチップ装着予定を尋ねたところ、ワンちゃんの飼い主さんでは「予定なし」が53％、「悩んでいる」が44％で、「予定あり」はわずか3％でした。

ネコちゃんでも「予定なし」が51％で半数以上となり、「悩んでいる」は43％、「予定あり」が6％でした。
現時点で装着をしていない場合には、あまり積極的でない様子がみられています。

まとめ

マイクロチップに関する認知度は着実に高まり、有用性の理解も広がっているようです。
一方で飼い主さん自らが新たにマイクロチップ装着に動くかどうかとなると、消極的な人が多いことも分かりました。
マイクロチップの安全性について理解した上で、いざという時の備えとしても装着が広がっていくと良いですね。