長寿命化が進む現代においては、少しでも長く自身の歯を保ち、バランス良く栄養を摂っていくことが心身の健康に欠かせません。
これは人間だけでなく、ワンちゃんにも言えることです。
しかし現状では3歳以上のワンちゃんの多くが、歯周病やその予備軍になっていると言われています。
歯周病は進行すると全身に与える影響も大きく、軽視できない病気です。
予防するには適切なデンタルケアでの予防や進行防止が欠かせません。
とはいえ、どのようにケアしてあげれば良いのか、対応に困っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は愛犬のデンタルケアに関する最新の調査結果を紹介します。
まず、愛犬のデンタルケアを実施する頻度を尋ねたところ、「ほぼ毎日」は31.2%で、「2~3日に1回」が18.8%でした。
以下、「週に1回」が13.4%、「月に1回」が7.3%と続きますが、「全くしていない」も21.8%にのぼりました。
続いてデンタルケアをしている飼い主さんに使っているアイテムを尋ねると、「歯ブラシタイプ」が53.8%で最多、次いで「おもちゃ・おやつ・トリーツ」の46.3%でした。
人と同様、手に取りやすい歯ブラシタイプを選ぶ人が多いことが分かります。
また、ワンちゃんも喜びやすいためか、おもちゃやおやつ・トリーツの利用者も目立ちました。
歯ブラシが苦手なワンちゃんにも使用できるよう、デンタルケアのグッズにもさまざまなバリエーションがあるのが嬉しいですね。
愛犬のデンタルケアについて、何か悩みがあるか尋ねた結果では「ある」とする人が68.4%と、「ない」の31.6%を大きく上回りました。
悩みの内容では、下記のようなものが寄せられています。
「口臭がする」
「歯磨きをいやがる」
「磨けているか不安」
ケアが大切と理解していても、嫌がるワンちゃんへの対処が分からない、またケアをしていても十分にできているか不安を感じる飼い主さんが多いようです。
最後に、歯ブラシよりも手軽にケアできる「硬めのおやつ・トリーツ」を定期的にあげているという飼い主さんは、どれくらいいるのでしょうか。
アンケートでは「あげている」と回答した人は72.8%にのぼりました。
なんとデンタルケアを実施する飼い主さんの約4分の3が利用している結果に。
硬いおやつを与える飼い主さんからの意見には、下記のようなものがありました。
「歯磨き代わりに」
「歯石取りのため」
「喜んで食べるので」
反対に、硬いおやつを与えていない人からは、次のような理由が寄せられました。
「シニア犬だから硬いものは避けている」
「好きではないから」
シニアのワンちゃんには難しいですが、喜んで食べてくれるワンちゃんには、歯磨きや歯石取りの目的で広く利用されていることが分かります。
今回は愛犬のデンタルケアの実態について紹介しました。
オーラルケア・デンタルケアは、健康管理において欠かせないものです。
ワンちゃんのストレスにならないよう注意しながら、その子に合った方法でしっかり続けてあげましょう。
参考リンク
PRTIMES
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