しっかり泡立ててから!ワンちゃんの正しいシャンプーを解説

しっかり泡立ててから!ワンちゃんの正しいシャンプーを解説

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愛犬と暮らしている中で欠かせないケアのひとつであるシャンプー。
ワンちゃんをシャンプーすることは体を清潔に保つだけでなく、愛犬の健康、そして飼い主さんの健康にとってもメリットがあるのをご存知ですか?

普段はトリミングサロンにお願いしていても、雨の多い季節には濡れたり汚れたりして、自宅で洗う必要が出てくることもありますよね。
そういった場合も含めホームケアをする際に「シャンプーは何を使ったらいい?」「洗うタイミングは?」「どう洗ったらいい?」と疑問に思うことも多いでしょう。

そこで今回は、シャンプーのメリットや正しい洗い方、注意点などを解説します。

 

ワンちゃんにシャンプーをするメリット

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私たち人間のように毎日とはいかなくても、ワンちゃんもシャンプーが欠かせません。
ではなぜシャンプーが欠かせないのか、その理由を紐解いてみましょう。

ここでは、シャンプーのメリットを紹介します。

 

皮膚の健康維持

定期的にシャンプーをすることで、古い角質や余分な皮脂などを洗い流すことができます。
シャンプーせずに放っておくと、こういったものが細菌やカビの繁殖を促し皮膚疾患を起こす可能性があります。
皮膚疾患は痒みの原因にもなることも多く、加減を知らないワンちゃんが搔き壊して悪化させることも多いのです。

また、ニオイの原因となる皮脂を洗い流すことで、体臭の軽減にもなります。

 

毛並みや毛ヅヤの改善効果

ワンちゃん用のシャンプーには、洗浄力だけでなく毛並みを美しくする成分が含まれているものが多くあります。
シャンプーをすることで毛並みや毛ヅヤがよくなるなど、被毛の状態をよくする効果が期待できます。

 

飼い主さんとのコミュニケーション

シャンプータイムは愛犬とのコミュニケーションの機会にもなります。
優しく声をかけながら、力を入れすぎず丁寧に洗うことでスキンシップとなり、信頼関係を深めることができます。

ただしワンちゃんのストレスとならないように、時間は短く済ませましょう。

 

シャンプーの頻度

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一般的にワンちゃんのシャンプーの頻度は月1~2回が目安とされています。
しかし犬種や被毛の長さ、年齢、健康状態、アレルギー、ライフスタイル、季節などに合わせて頻度を調整することが理想的です。

過度なシャンプーは皮膚の保護をしている皮脂膜まで奪ってしまい、自浄作用を妨げ皮膚トラブルを引き起こす原因となることもあるので、適切な頻度についてはかかりつけの獣医さんやトリマーさんにアドバイスをもらうと良いでしょう。

またワクチン注射など接種した場合は、1週間程度あけなければならないことも覚えておきましょう。

 

シャンプーの手順

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シャンプーを始める前に、必要な道具は事前に用意しておきましょう。

一度洗い始めるとワンちゃんから目を離すことが難しくなるため、シャンプー剤、リンス液、バスタオル、ドライヤーなどを手の届くところに用意します。

またワンちゃんの習性として、自分の匂いがシャンプーで消えてしまうと、匂いを取り戻すために何かに体をこすりつけようとするため、愛犬のベッドやソファ、いつもいる場所などにあらかじめバスタオルを広げておいておくと良いでしょう。

ワンちゃんのシャンプーの手順は以下の通りです。

 

1.ブラッシング

シャンプーする前に優しくブラッシングをします。
絡まりを取り除くことでシャンプー剤が均等にいき渡りやすくなります。

 

2.シャンプー剤を泡立てる

ワンちゃん用のシャンプーをネットなどで泡立て、洗面器などに入れておきます。
原液をそのままつけてしまうと
濃度が高く、皮膚への負担となり得ます。
また、泡立てることで洗う際の摩擦が軽減され、被毛が傷みにくくなるのでしっかり泡立ててから洗うようにしましょう。

 

3.シャワーで体全体を濡らす

37度前後の少しぬるいお湯で、水圧は低めで体に沿わせるようにシャワーをかけましょう。
お湯や水に慣れていない場合は、シャワーを弱い水圧で使用するか、シャワーヘッドをタオルで巻くなどして水圧を弱めてあげましょう。

 

4.シャンプー剤を馴染ませる

泡立たせたシャンプー剤を手に取り、愛犬の毛並みに馴染ませます。
シャンプー剤は、愛犬の大きさや毛並みの種類に合わせて調節してください。 

 

5.全身を洗う

指の腹で優しくマッサージしながら汚れを落とします。
特に肛門周りや足裏など、汚れがたまりやすい部分は丁寧に洗いましょう。

 

6.顔周りを洗う

優しく声をかけながらマッサージするように、指先で目の下の涙やけや口周りの汚れを丁寧に取ります。
目や耳、鼻にシャンプー剤やお湯が入らないよう少しずつ洗っていきましょう。

 

7.シャンプー剤を洗い流す

水圧に気をつけ、シャンプーを十分に洗い流しましょう。
顔周りをすすぐ際は、お湯が鼻に入らないように顔を上向きにさせ、立ち耳の子は手で耳の穴を塞ぎながらすすぐようにしてください。
顔周りを嫌がる場合、スポンジやタオルなどに水分を含ませて、顔を拭くようにして洗い流します。

 

8.リンスをする

皮膚と被毛の保湿、また汚れをつきにくくするためにリンスを体全体に浸透させた後、軽くすすぎます。

 

9.タオルで拭く

タオルで愛犬の体を包み込み水気を拭き取ります。
強くこすると、毛並みが傷つくことがあるため優しく拭きましょう。
吸水性の高い、ペット用のタオルを使うとタオルドライの時間を短縮できます。

 

10.ドライヤーで乾かす

温度や被毛からの距離を確認しながら、ドライヤーの温風で乾かしていきます。
同じところに温風を当て続けないよう、こまめにドライヤーの位置を変えながら少しずつ乾かしていきましょう。

顔回りは後方からドライヤーをかけ、目や鼻に直接風が当たらないように注意してください。

また、ドライヤーの音に慣れていない子は弱風から始め、慣れてきたら強風にして素早く乾かします。

 

シャンプーをする際の注意点

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シャンプーやリンスは、必ずワンちゃん用のものを使用しましょう。
犬の皮膚のpHは弱アルカリ性なのに対し、人の頭皮のpHは弱酸性であるため、人用のものはワンちゃんの皮膚に合わない成分を含んでいます。
間違っても人間用のものを使ってはいけません。
愛犬の肌質によって、合うシャンプーの種類が異なるため、敏感肌の場合は刺激の少ないシャンプーを選び、皮膚疾患やアレルギーのある子は必ず獣医師の指導を受けるなど、愛犬の肌質にあったシャンプーを選びましょう。

また、シャンプー剤が体に残ると皮膚が荒れる原因となるためしっかり洗い流してください。
とくに泡の残りやすい耳の後ろや尻尾、足の付け根は十分にすすぎましょう。

 

まとめ

愛犬にシャンプーをする際は、適切なシャンプー剤を使用し、頻度に気をつけ、声をかけながら優しく撫でるように洗ってあげましょう。
清潔になることはもちろん、皮膚のできものに気付けるなど、健康維持につながり、また愛犬とのコミュニケーションにもなるなどのメリットがたくさんあります。
まだホームケアをしたことがない人も、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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