犬の被毛は健康のバロメーター!毛ヅヤがなくなる原因と対策とは

健康のバロメーター!ワンちゃんの被毛の状態をよくするには

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ワンちゃんのほとんどは、皮膚を被毛に覆われています。そのモフモフとした触り心地は、私たちを癒してくれますよね。

でも、愛犬が体調不良になったり、皮膚の状態が良くない時には、毛ヅヤがなくなりパサパサしていると感じることはありませんか?

実は、被毛は健康のバロメーターと言われるほど、皮膚や健康状態の影響を受けるもの。

 
たとえば、ブラッシングなどのお手入れをしていても愛犬の被毛の状態が悪い場合、健康状態がよくなかったり、栄養が不足してしまっていることも考えられます。

そんな愛犬の健康状態を知る手がかりとなる被毛について、毛ヅヤがなくなる原因や改善するために必要な栄養素などについてご紹介します。

 

皮膚の状態による影響

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ワンちゃんの毛並みは皮膚の状態に大きく左右されます。

皮膚はいくつもの層が重なってできていて、その層のうち一番外側の部分を表皮と言います。

ワンちゃんの表皮は人と比べると1/5程度の厚みしかなく、皮膚だけで水分保持することが難しいため、全身を毛で覆い皮膚の乾燥を防いでいると言われています。

 
ワンちゃんの被毛はこの表皮から作られているため、表皮の状態が悪くなればおのずと被毛の状態も悪くなってしまいます。

つまり、皮膚を丈夫に健康に保つことが、よい被毛の状態を保つために必要不可欠なのです。

 

良質な被毛に欠かせない栄養素

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ワンちゃんの被毛を良い状態に保つには、日々の食事にも配慮が必要です。

 
例えば「ドッグフードを変えるだけで愛犬の被毛の状態が変わった」なんて話を聞いたことはありませんか?

摂取する栄養素の量やバランスによって、皮膚や被毛の状態は変化します。

ここでは、被毛の改善に必要とされる代表的な栄養素についてご紹介します。

 

タンパク質

皮膚や被毛を作るのに欠かせない栄養素といえば、タンパク質。
タンパク質の不足が続くと、被毛の状態が悪くなるだけでなく、毛が抜けてしまうことも…。

タンパク質は被毛だけでなく、筋肉や皮膚、血液や臓器などを作る上でも非常に大切な栄養素のため、愛犬の食事に欠かせません。

また、タンパク質には動物性と植物性の2つの種類がありますが、どちらも良質な被毛を作るには有効な栄養素です。
しかし、肉食獣であったワンちゃんにとっては「動物性タンパク質」の方の方がより消化吸収しやすいので、被毛の状態をすぐに改善したい時には、動物性タンパク質を摂るといいかもしれません。

動物性タンパク質を多く含む食品

・肉
・魚
・卵
・乳製品  など

 

植物性タンパク質を多く含む食品

・大豆
・豆腐
・納豆  など

 

オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸

脂質は、タンパク質に次いでワンちゃんの被毛を良い状態に保つために欠かせない栄養素です。

具体的には、必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」です。
この2つはワンちゃんの体内では合成されないため、日々の食事で摂取しなくてはなりません。

また、必須脂肪酸を含むフードを選択する際には、含有率のバランスにも配慮が必要です。

他の栄養素にも言えることですが、必須脂肪酸も「体にいいからたくさん摂る」のはNG。
過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすこともあるのです。

市販のフードの中には、オメガ6脂肪酸を多く含む一方、オメガ3脂肪酸をほとんど含んでいない物も見られます。
しかしワンちゃんに最適なオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の比率は、5:1もしくは6:1くらいが良いと言われています。

バランスが良いフードを選ぶことはもちろん、場合によってはサプリメントでオメガ3脂肪酸を補うなど、必要に応じて工夫しましょう。

オメガ3脂肪酸を多く含む食品

・エゴマ油
・亜麻仁油
・イワシ・サンマといった魚油  など

 

オメガ6脂肪酸を多く含む食品

・ゴマ油
・ひまわり油
・アーモンド油
・豚レバー
・サバ    など

 

 

被毛の状態が悪くなる理由

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ワンちゃんの被毛の状態が悪くなる原因は様々ですが、体調不良などの他にも以下のような理由が挙げられます。

 

ビタミン不足

ビタミンが不足した際にも、ワンちゃんの毛並みや毛ヅヤは悪化します。
特にビタミンAやビタミンEは、ワンちゃんの皮膚や被毛を健康に保つために欠かせないさまざまな働きを担う成分です。

また、ビタミンB群に属する「ビオチン」には、体内におけるタンパク質の活用をサポートする作用があると言われています。
このようなビタミンについても、日々の食事で不足しがちとなっている場合には、サプリメントなどを利用して適切に補ってあげましょう。

 

ストレス

人と同じで、ワンちゃんも強いストレスがかかると自律神経が乱れ、皮膚の状態が悪くなります。
体調に表れるほどの強いストレスがかからないように、日々ワンちゃんの状態を見て接して上げるようにしましょう。

 

疾患

アトピーやアレルギー、その他の原因で皮膚炎を起こしている場合や、甲状腺や肝臓の機能低下によっても被毛の状態が悪くなることがあります。
その場合は、タンパク質や必須脂肪酸を摂るだけでは改善しないことも多いため、かかりつけの動物病院に相談をしましょう。

 

老化

高齢になるとワンちゃんの皮膚は弾力を失って乾燥し、フケが多くなってきます。
また、被毛がパサついたり密度が薄くなり、白髪が増えくるもの。
老化により代謝が落ちてしまうと、被毛の伸びが悪く、さらに抜け毛が多くなります。

どうしても、若い頃に比べ被毛の状態は悪くなってしまいますが、著しい変化でなければ問題ないでしょう。

 

日々のお手入れが大事

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愛犬の被毛を良い状態で保つためには、食事以外にも日々のお手入れが大切です。

ブラッシングやシャンプーが苦手なワンちゃんだとつい後回しになってしまうこともありますが、ワンちゃんの健康のためにもしっかりケアしてあげてくださいね。

 

<ブラッシング>

ワンちゃんの被毛ケアには皮膚のマッサージが効果的。ブラッシングは、被毛のもつれや汚れを取り除くだけでなく、皮膚の血液循環を改善して太く艶やかな毛を育ててくれます。
皮膚を傷つけてしまわないように、毛先が丸いものや豚毛などを使ってやさしく丁寧にブラッシングをしてあげましょう。

 

<定期的なシャンプー>

お散歩中や日々の生活の中でついた汚れを定期的に落としてあげることも効果的です。また、シャンプーをすることによって被毛に隠れた抜け毛を取り除いて、皮膚を清潔に保つことができます。

ただし、ワンちゃんは適度な皮脂を出すことで皮膚や被毛に膜を張り、乾燥から全身を守っているので、頻繁なシャンプーは逆効果です。
個体差はありますが、ワンちゃんの皮膚のターンオーバーに合わせて3週間~1ヶ月に1回の頻度でお風呂に入れてあげると良いでしょう。

 

まとめ

美しい毛並みや毛ヅヤは、ワンちゃんの可愛さを際立たせるだけでなく、健康な証拠でもあります。

日々の愛犬とのコミュニケーションも兼ねて、被毛のお手入れをしてあげることで、体調の変化にも気付いてあげることができます。

いつまでも健康で、綺麗な被毛を維持できるようにワンちゃんの食事や生活環境にも気をつけていきましょう。

 

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