ペットオーナーのお財布事情!物価上昇は犬猫の支出にも影響【ニュース】

ペットオーナーのお財布事情!物価上昇は犬猫の支出にも影響【ニュース】

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ワンちゃん・ネコちゃんの生活を支えるアイテムやサービスも充実してきた今、医療面の進展もあり、より長く一緒の時間を過ごせるようにもなりました。

一方で便利アイテムやこだわりのフード、医療サービスなどにはどれも費用がかかり、ワンちゃん・ネコちゃんの生活を支えるために必要なお金、飼い主さんが負担すべき出費が増大してきているという面も指摘されています。

物価高騰も進む昨今、最新のお財布事情はどうなっているでしょうか。
公開された調査結果をもとに、詳しく見ていきましょう。

 

年間5万~10万円が最多、全体では増加傾向

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まず2022年におけるワンちゃん・ネコちゃん関連の年間支出がいくらであったか全員に尋ねたところ、ワンちゃんの場合で「5万円未満」は16.9%、「5万円以上10万円未満」が30.4%、「20万円以上30万円未満」が28.6%、「30万円以上50万円未満」は13.4%、「50万円以上100万円未満」が7.3%などとなりました。

前年に比べると「5万円未満」が6.6ポイント減少したのに対し、最多の「5万円以上10万円未満」は0.8ポイント、次いで多い「10万円以上20万円未満」は4.2ポイント増加しています。

約6割は5万円~20万円に該当していますが、年間30万円以上の出費になっている飼い主さんも約1割に見られました。

ネコちゃんの場合では、「5万円未満」が31.2%、「5万円以上10万円未満」が38.6%、「10万円以上20万円未満」は19.2%で、「20万円以上30万円未満」は5.3%、「30万円以上50万円未満」が3.6%、「50万円以上100万円未満」は1.5%などとなっています。

ワンちゃんの飼い主さんと同じく最も多いのは「5万円以上10万円未満」で、前年に比べると6.8ポイントの増加となりました。

 
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直近1年間のワンちゃん・ネコちゃん関連支出が前年比でどうなったか増減を尋ねた結果では、「変わらない」とする人が64.5%で最も多かったものの、前年に比べると9.8ポイント低下、「支出が増えた」という人が30.2%で、前年より6.2ポイント増加し調査開始以来初めて3割を超えたと報告されています。

支出は増加傾向にあり、よりお金がかかるようになったと感じている飼い主さんも多いと分かります。

 

支出額が大きいと感じるのはフードと医療費

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続いて支出の中で最も「支出額が大きい」と感じる項目は何か尋ねたところ、全体で「フード、おやつ購入費」が34.1%と最も多く、3分の1強を占めていました。

次いで多いのは「病気やケガの診療費」の29.4%で、2021年度、2020年度の調査結果に比べると、やや低下して3割を切る値になったものの引き続き高い割合となっています。

3位は「ワクチン・健康診断などの予防費用」の20.1%でした。
ワンちゃん・ネコちゃんの別で分析するとワンちゃんでは「病気やケガの診療費」が「フード、おやつ購入費」を上回る31.5%で、最も高くなっていました。

一方ネコちゃんは「フード、おやつ購入費」とする回答が45.6%と圧倒的に高く、年々増えている傾向にもあります。

 

ワンちゃん・ネコちゃんの暮らしにも物価上昇の影

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ワンちゃん・ネコちゃん関連の支出が前年より増えたとした人を対象に、なぜ増えたと思うか尋ねました。
すると「物価上昇に伴いペット関連費用が増加したため」が50.6%と半数を超え、最も多くなりました。

さまざまな物の値段が上がり、人間の生活だけでなくワンちゃん・ネコちゃんの暮らしにも影響が及んでいることが伺われます。

2位は「医療費などのペットの病気に関連した支出が増えたため」の39.5%、3位が「ペットの高齢化に伴う支出が増えたため」の27.7%でした。

長く一緒にいられるようになっていることはとても喜ばしいことですが、医療や介護に費用がかかる傾向は、年々進行していると言えそうです。

4位は「ペットの健康に対して意識が高まったため」の20.5%、5位が「他の支出が減りペットに充てることができるお金が増えたため」の13.3%でした。

以下「収入が増えペットに充てることができるお金が増えたため」の9.0%、「ペットと外出する機会が増えたため」の7.2%、「その他」は2.4%となっています。

 

物価上昇でもワンちゃん・ネコちゃんたちの費用は削らない!

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支出の見直しを検討するとした飼い主さんに対し具体的にどんな支出を見直すか尋ねたところ、「食費(自炊のための食材購入費)」が最も多く、59.8%にのぼりました。

次いで多いのが「水道光熱費」の57.1%、3位は「外食費」で51.3%となり、このトップ3がいずれも半数超えを記録しています。

以下、「被服費」の34.2%、「交際費」32.4%、「日用品費」31.8%、「レジャー費」の30.2%、「趣味費」29.6%、「通信費」の29.3%、「美容費」で21.8%、「交通費」の11.6%、「住宅費」11.2%などと続きました。

「ペット関連費」は8.9%で1割に満たず、「医療費」も6.7%とごく限られた回答率になりました。

やりくりの見直しが必要となる中でも、ワンちゃん・ネコちゃんのための支出や医療費は飼い主さんにとって削ることのできない、とくに大切な項目であると分かります。

 

まとめ

物価上昇の影響が広がる中、毎日の生活と健康に直結する医療費と食費、とくにネコちゃんの食費が増えてきていることが判明しましたが、家計に影響があっても、自身らの食費や水道光熱費、外食費などの節約で対応しようとする飼い主さんが多く、深い愛情が感じられるデータでもあったでしょう。

ワンちゃん・ネコちゃんの年齢によっても支出が大きくなりがちな領域は異なりますが、そうした傾向も踏まえ余裕のある計画で賢く費用を捻出し、互いに豊かな生活を送っていけるようにしたいですね。

 

 

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