飼い主さんは広さを重視!ペットと住まいに関するアンケート【ニュース】

飼い主さんは広さを重視!ペットと住まいに関するアンケート【ニュース】

dog_sofa_min

 
大切な家族であるペットと暮らすのであれば、快適な住環境を用意してあげたいですよね。
健康管理のしやすさや安全性などに配慮することはもちろんのこと、その習性や行動をきちんと理解し、伸び伸び生活できるような工夫も取り入れたいところです。

飼い主さんにとって、人もペットも一緒に暮らしやすい住まい選びとなると、自分だけ・人間だけの時とはまた違った視点での物件探しになるかと思います。

今回はワンちゃん・ネコちゃん・小動物などと暮らす飼い主さんが、どのようなポイントを重要視して住まい探しをしているのかのアンケート結果をご紹介します。

 

物件タイプは「持ち家戸建」派が多数

スクリーンショット 2022-11-01 154914
 
まず、居住している物件タイプを、それぞれの飼い主さんに尋ねました。

するとワンちゃんの場合、「持ち家戸建」が49.5%と約半数で最多、次いで「賃貸マンション・アパート」が29.5%、「持ち家マンション・アパート」は9.5%、「賃貸戸建」が7.5%、「その他」4.0%でした。

ネコちゃんの場合では、やはり「持ち家戸建」が45.5%と最多になり、「賃貸マンション・アパート」が26.4%、「持ち家マンション・アパート」は12.4%、「賃貸戸建」が3.3%、「その他」が12.4%となっていました。

ちなみに魚を飼っている人では、「持ち家戸建」が44.7%、「賃貸マンション・アパート」はワンちゃん・ネコちゃん飼育者より多い34.2%、「持ち家マンション・アパート」は5.3%と少なく、これに対し「賃貸戸建」が10.5%とやや多め、「その他」が5.3%でした。

小動物の飼い主さんでは、「賃貸マンション・アパート」が43.2%で最も多く、次いで「持ち家戸建」の29.7%でした。
「持ち家マンション・アパート」も18.9%で高く、「賃貸戸建」は5.4%、「その他」が2.7%となっています。

鳥の飼い主さんは、「持ち家戸建」が39.3%で、「賃貸マンション・アパート」は28.6%、「持ち家マンション・アパート」が25.0%と全体の4分の1で、他の動物の飼い主さんに比べて非常に多く、「賃貸戸建」は0.0%、「その他」が7.1%でした。

爬虫類の飼い主さんは、「持ち家戸建」が53.6%で半数を超えて最も多く、次いで「賃貸マンション・アパート」の32.1%、「賃貸戸建」が3.6%、「その他」は10.7%でした。
「持ち家マンション・アパート」の方は0.0%となっています。

一緒に暮らすペットが何であるかにより、居住物件タイプの傾向にも、かなり違いがあることが分かりました。

 

物件選びは広さと部屋数重視

スクリーンショット 2022-11-01 155338
 
住まい探しにおいて、とくに重視した物件の条件は何か複数回答可で選択してもらいました。

ワンちゃんの飼い主さんでは「広さ」が44.5%で最も多く、2位は「部屋数」の35.0%、3位に「日当たり」の32.5%、4位が「近くにペットの散歩コースがあるか」の21.0%、5位は「近くに動物病院があるか」の20.5%となっていました。

ネコちゃんの飼い主さんでも、トップは「広さ」で45.9%、2位が「部屋数」の32.2%、3位も「日当たり」の31.4%と、トップ3はワンちゃんと同じになりましたが、4位になると「床の素材」の22.3%になり、5位は「通気性」の18.2%でした。

散歩が欠かせないワンちゃんと、室内生活が基本で爪の問題などがあるネコちゃんとの違いが、4位・5位の結果の違いにつながったと考えられるでしょう。

小動物の飼い主さんでは、1位は「広さ」の29.7%、2位が「部屋数」と「床の素材」、「近くに動物病院があるか」の3つが同率の24.3%で、5位に「日当たり」の18.9%となりました。
また、鳥や魚、爬虫類の飼い主さんでは、いずれも「広さ」、「部屋数」、「日当たり」がトップ3であったと報告されました。

これらから、「広さ」と「部屋数」は、愛するペットと暮らす飼い主さんの物件選びにおいて、共通して重視されるポイントと言えそうです。
他に「日当たり」も、あわせて重視される傾向にあります。

 

重視する設備はエアコン!快適な温度環境は不可欠

スクリーンショット 2022-11-01 155915
 
続いて、住まい探しで重視した物件の設備は何か、複数回答可で尋ねました。

すると、ワンちゃんの飼い主さんの場合では、「エアコン」が41.5%と最も多く、2位が「防音・遮音設備」の28.0%でした。
3位は「足洗い場」の20.5%、4位に「専用庭」の17.0%、5位が「脱臭・消臭設備」の16.0%です。

ネコちゃんの場合では、やはり「エアコン」は38.8%でトップとなり、2位も「防音・遮音設備」で24.8%となりました。
3位は「脱臭・消臭設備」の16.5%、4位が「爪とぎ柱」の13.2%、5位は「ペットドア」の7.4%でした。

ワンちゃん・ネコちゃんとも「エアコン」は欠かせず、周囲の方にも配慮すると「防音・遮音設備」も不可欠と考えられています。

日々の散歩や、外で活発に遊ばせたいワンちゃんの特性から、3位の「足洗い場」や4位の「専用庭」といった回答が出てきたと考えられ、ネコちゃんでは、習性としてある爪とぎに必要な「柱」が4位に、自由気ままに行き来できる「ペットドア」が5位に入った点が特徴的でした。

小動物の飼い主さんでは、1位はやはり「エアコン」の48.6%、2位が「防音・遮音設備」の35.1%で、3位は「脱臭・消臭設備」の16.2%となりました。
4位には「専用庭」の8.1%が入り、5位は「爪とぎ柱」と「足洗い場」がいずれも5.4%で並んでいます。

ちょうどワンちゃんとネコちゃんのランキングを混合したような結果になった点が興味深いですね。

なお、魚・鳥・爬虫類の飼い主さんでは、「エアコン」、「防音・遮音設備」、「脱臭・消臭設備」がトップ3となりました。
「エアコン」は、温度や湿度の調整、快適な環境管理が、どのペットにも欠かせないため、高いニーズのある設備になっています。

 

設備による家賃への上乗せ、いくらまで許せる?

スクリーンショット 2022-11-01 160344
 
賃貸マンション・アパート、賃貸戸建の居住者を対象に、エアコンや防音・遮音設備、脱臭・消臭設備といった人気の高かった設備に関し、家賃にいくらまでなら上乗せしてもよいと思えるか尋ねました。

すると、ワンちゃんの飼い主さんでは「エアコン」ならば平均6,000円、「防音・遮音設備」では平均2,900円、「脱臭・消臭設備」で平均2,000円上乗せしてもよいという回答でした。

ネコちゃんの飼い主さんの場合、「エアコン」は平均4,100円、「防音・遮音設備」で平均2,200円、「脱臭・消臭設備」で平均1,000円の上乗せを許容するとなっています。

また、小動物の飼い主さんでは、「エアコン」で平均6,100円、「防音・遮音設備」で平均2,300円、「脱臭・消臭設備」で平均1,900円なら上乗せしてもよいと考えられていました。

ここでもエアコンに上乗せしてもよいと考える金額が他設備よりも高く、いずれの飼い主さんにおいても、必要不可欠と意識されていることが分かります。

 

まとめ

近年はワンちゃんやネコちゃん、小動物などとも一緒に暮らすことができるような賃貸物件も増え、住まいの選択肢が広がってきました。
やはりその子がいるからこその住まいニーズも、それぞれ違ったかたちで生じてきていることがうかがわれる結果となりました。

ひとりでお留守番させなければならない場面や、近隣の方とトラブルなくやっていくためにすべきことなどを考えると、こうしたニーズが生まれるのは、ある意味当然ではないでしょうか。

大切な家族だからこそ具体的な暮らしをイメージし、住まい選びをしている飼い主さんが多いことが分かりました。
いざ生活を始めてから困ることのないよう、よくよく考えて選んであげたいものです。
そうして整えた居住環境ならば、きっと私たち人間や大切なペット達がともに気持ちよく暮らしていくことができるでしょう。

下見や物件探しは、ぜひ慎重に進めてください。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね !しよう

この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪

ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。

上へ戻る