フードやおやつの添加物、気になる飼い主さんは約6割!【ニュース】

フードやおやつの添加物、気になる飼い主さんは約6割!【ニュース】

ayla-verschueren

 
愛犬が日々、口にするフードやおやつなど、食べ物の原材料は飼い主さんにとっては気になるところですよね。

食事はからだづくりの基本だからこそ、「安心・安全で良いもの」「栄養価にすぐれたもの」「美味しくて喜んで食べてくれるもの」など、こだわり始めるときりがないかと思います。

昨今は健康・安全志向、厳選素材をこだわりとしているフードも多く、原材料の表示を見比べて迷ってしまうなんてことも。

とくに原材料の添加物は気になる方も多いのではないでしょうか。
添加物は私たちが口にするさまざまな食品にも含まれており、栄養バランスを整える、商品の品質を保持する、嗜好性をあげるなどの目的で使用されることが多いようです。
一口に添加物といっても用途から種類までさまざまなものがあるため、飼い主さんはどういった添加物を避けているのか気になりますよね。

今回は、愛犬のフードやおやつ選びの中で、どれくらいの飼い主さんが添加物について気にしているのか、またどういったイメージをもっているいるのか、興味深いアンケート結果が公開されたので、その内容を紹介します。

 

添加物が気になる飼い主さんが63.9%

スクリーンショット 2022-07-20 224756
 
まず、愛犬のおやつやフードの添加物が気になるかどうかを尋ねました。

すると、「どちらも気になる」とした飼い主さんが63.9%で161人にのぼり、最も多い回答でした。

ワンちゃんのおやつやフードは食品扱いでないこともあり、人間の食品では使うことが禁じられている添加物が使用されることもある一方、かなり気にしている飼い主さんが多いと分かります。

一般的に添加物についてルールが存在しないわけではなく、ワンちゃんの体への影響が懸念されるものについては、使用量の上限がペットフード安全法によって定められているなど、基本的な対策はとられています。

そのため、基本的には安全が確保されていると考えられますが、蓄積された場合の影響など、万が一のことを考慮して判断される飼い主さんも多いのでしょう。

「どちらも気にしていない」という飼い主さんは23.4%の59人で、「おやつの添加物は気にしないが、ドッグフードの添加物は気になる」人が7.1%(18人)、「ドッグフードの添加物は気にしないが、おやつの添加物は気になる」人が5.5%(14人)でした。

 

添加物は漠然とながら「体に悪い」イメージ

スクリーンショット 2022-07-20 225303
 
続いて、添加物にどんなイメージがあるか尋ねたところ、「体に悪い(漠然としたイメージ)」という回答が163件で圧倒的に多く、トップとなりました。

2位は「犬の病気の引き金になる」の17件、3位が「がんになる」の14件です。
自然のものなら安心、人工的に「添加」するものは危険、漠然とながら、やはり添加物は体に悪そうといったイメージが、広く飼い主さんの中にあるようです。

発がん性物質が含まれていることが判明し、自主回収となったニュース報道なども過去にあったことから、病気やがんの引き金になるといったイメージも一定以上持たれていました。

一方、4位には「品質をよくするもの(悪いイメージが少ない)」が13件でランクインしています。
栄養成分をプラスしたり、保存性を高めたり、薬やサプリメントなど必要なものとして広がっているものもあることから、かつてのように「添加物=悪」のイメージだけではなくなっている様子もうかがわれました。

以下、5位は「犬の内臓に負担がかかる」と「アレルギーになる」の8件、7位が「品質やおいしさの向上のためには仕方のないもの」の7件、8位に「避けるに越したことはないが、量に気をつければ気にならない」の6件などとなっています。

 

「無添加」表記で購入する派は43.7%

スクリーンショット 2022-07-20 230838
 
おやつやフードに「無添加」や「添加物不使用」と書かれていたら購入するかどうか尋ねたところ、「無添加や添加物不使用と書かれていることを確認して購入する」飼い主さんが全体の43.7%(110人)と最も多くを占めました。

「書かれていても原材料を確認してから購入する」飼い主さんは、次いで多い28.6%(72人)、「添加物に関する表記を確認せず、良さそうなら購入する」飼い主さんは23.8%(60人)でした。

無添加や添加物不使用のフード・おやつを「購入しない」という飼い主さんは4.0%(10人)にとどまっています。
「無添加」や「添加物不使用」というワードがあると、なんとなく安心感があり、それだけで選んでしまうケースも少なくないようです。

今回「無添加や添加物不使用と書かれているものを購入する」とした飼い主さんの実際のコメントは、下記のようなものがみられています。

『最近は大々的に表示されていたりわかりやすく記載されているのでついつい気にしてしまう』(女性/40代)
『不使用と書かれていたら、そこに安心して買っています』(女性/30代)

また「書かれていても原材料を確認してから購入する」とした飼い主さんからは、次のような声がありました。

『無添加とか添加物不使用と書いてあっても、裏面の内容を見るとちょっと体に悪そうなものが入ってたりするので、裏面気にして購入します』(女性/20代)
『添加物が本当にないのか、ちゃんといい素材を使っているかも確認する』(女性/30代)

さらに「添加物に関する表記は確認せず、良さそうなら購入する」という飼い主さんでは、次のようなコメントがありました。

『あまりに気を使い過ぎると疲れてしまう為』(女性/30代)
『おやつやフードは国内産だけを購入するようにしているので信頼している』(男性/60代)

かえって「購入しない」という飼い主さんの声は、次のようなものでした。

『あまりこだわらないので。その表示も胡散臭いので』(女性/30代)
『高いイメージがあるため』(女性/30代)

 

とくに嫌な添加物は「着色料」

スクリーンショット 2022-07-20 231413
 
これが入っていると、ワンちゃんのおやつやフードとしては購入しないという添加物についても、尋ねてみました。

すると「着色料」が123人に挙げられ、最多回答となりました。
2位は「防腐剤」の89人、3位は「特に無い」の52人です。

以下、4位に「亜硝酸ナトリウム(発色剤)」の33人、5位は「BHA、BHTなどの酸化防止剤」と「保存料」の17人、7位が「香料」の7人でした。
8位では「人工甘味料」、「エトキシキン」、「化学(合成)調味料」、「ソルビン酸カリウム」がいずれも6人となっています。
美味しそうに見せる着色料や発色剤のような化学合成された人工添加物がとくに上位に目立ち、これらは不要なはずのもの、摂ると体に悪そうなものというイメージが強くあるようです。

たしかに、色を人のような感覚ではっきりと識別することはないワンちゃんには意味をなさないため、不要と判断する飼い主さんの考えにも一理あると言わねばならないでしょう。

 

まとめ

愛犬が直接口にするものだからこそ、慎重に安心・安全なものを選んであげたいという、飼い主さんたちの思いが表れたアンケート結果となったのではないでしょうか。

色々なフードやおやつがあふれる中、どれを選べば良いか迷ってしまいますが、無添加・添加物不使用といった言葉に振り回されることなく、原材料を確認してから判断したいところですね。

またしっかり確認したからといって、必ずしも愛犬の体調に変化が出ないとは限りません。
パッケージの表記にかかわらず、愛犬の体調に合うかどうかを見てあげて下さいね。
 

 

この記事が気に入ったら
いいね !しよう

この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪

ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。

上へ戻る