愛猫に片思いの飼い主さん多し?7割以上が「一緒に写真を撮りたい」【ニュース】

愛猫に片思いの飼い主さん多し?7割以上が「一緒に写真を撮りたい」【ニュース】

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猫ブームもすっかり定着してきた現在では、飼育頭数も増加傾向にありネコちゃんと暮らす飼い主さんも増えてきています。
SNS上でもネコちゃんに関するコンテンツは人気が高く、そうした現代プラットフォームとの相性の良さも息の長いブームを支えている一因となっているようです。

こうした中、愛猫家らを対象とする「猫と家族写真に関するアンケート調査」の調査研究結果が公開されました。
この結果をもとに、愛猫家とネコちゃんの関係や家族写真について紹介します。

 

出会いの形もさまざまに

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まず、全員にどのようにして愛猫を迎えたか尋ねたところ、最も多かったのは「迷い猫・拾い猫」の36.4%でした。

それだけ行き場を失ったネコちゃんが多くいるということの裏返しでもあり、その点では心が痛みますが、そうした命を受け入れ、家族とする人たちが増えていることには救われますね。

2位は「友人・知人からの譲渡」の34.6%、3位が「ペットショップなどで購入」の31.9%でした。

ペットショップでの出会いは約3割にとどまり、それ以外の迎え方が選択肢として広く浸透していること、ケースとしても増えていることが特筆点でしょう。

4位には「保護猫団体などからの譲渡」がランクインし、24.4%を占めていました。

 

迎えたネコちゃんへの意識は?

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家族の一員だと思うかどうか尋ねたところ、「とてもそう思う」人が69.4%、「そう思う」人が28.0%で、この2つを合計すると実に97.4%の人が『にゃんこも家族の一員だ』と考えていました。
大切な、かけがえのない家族の一員として愛されていることが分かります。
 
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さらに愛猫はどのような存在であるか、具体的に尋ねると、「子どものような存在」が圧倒的に多く、53.9%にのぼりました。
次いで「ペット」が16.0%、3位は「パートナー・伴侶のような存在」の10.2%、4位が「友人のような存在」の7.1%、5位に「きょうだいのような存在」の6.7%となっています。
 
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反対に、愛猫にとって自身がどのような存在だと認識されていると思うかも尋ねてみたところ、「親」が34.6%とやはり1位になり、親子のような関係というケースが多いと分かりました。

次いで多かったのは「パートナー」の17.0%、3位が「きょうだい」の8.4%、4位に「子ども」と「主人」の7.5%、6位には「下僕」の7.0%になっています。

「わからない」という回答も15.5%と多めでしたが、飼い主さんから見た愛猫より、愛猫から見た自身の存在の方が、同等もしくは自分以下の認識なのではないかと感じられている傾向もあるようです。

 

飼い主さんと愛猫の関係は?

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続いて、あなたが愛猫へ注ぐ愛情度と、愛猫のあなたに対する愛情度について、それぞれどの程度だと思うか尋ねてみました。

すると飼い主さんが愛猫へ注ぐ愛情では、「無限大」の愛とする回答が33.8%で最多になり、「100%」も次いで多く、3位が「80%」、4位「90%」とかなり高い傾向で、無限大から愛情度80%までを「深い愛」と定義すると、実に81.3%の人が愛猫に深い愛を注いでいました。

 
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一方、愛猫の飼い主さんに対する愛情度では、「無限大」が約20%で最も多かったものの、次いで多いのが「80%」、3位は「100%」、4位に「50%」でやや低めになり、回答が分散的な傾向もみられました。

こちらで無限大から愛情度80%までに当たる「深い愛」の割合を集計すると、60.3%にとどまり、愛猫から「深い愛」を受け取っていると感じられている人は約6割、飼い主さんが「深い愛」を注ぐ割合に比較すると、21.0ポイントの差がみられています。

飼い主さんからの見方ではあるものの、気儘でマイペース、本能を忘れないにゃんこの特性もあり、人との関係ではやや人間側の片思いという面もあるのかもしれません。

 

愛猫の写真はたくさん、でも一緒の写真は少ない!

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続いて、我が子のように可愛い愛猫の写真について、どの程度撮るか尋ねたところ、「たくさん撮る」が32.5%、「時々撮る」が53.2%で、この2つを合わせた85.7%の人は、ある程度積極的に愛猫の写真を撮影していました。

「あまり撮らない」人は11.7%と約1割、「全く撮らない」人となると、わずか2.6%になっています。

一方、ネコちゃんと飼い主さんが写る一緒の写真はどうでしょうか。

そうした写真を持っているかどうか尋ねると、「たくさん持っている」人は19.4%、「やや持っている」人が27.1%であったのに対し、「あまり持っていない」人が29.6%で約3割にのぼり、「全く持っていない」人も23.9%と約4分の1にみられました。

愛猫だけの写真を撮る人が多く、家族と感じていながらも、一緒に写真を撮る機会は少ない飼い主さんが少なくないようです。

では、可愛い愛猫だけの写真を眺められればよく、愛猫と一緒にうつる写真は、さほど欲しくないのでしょうか。

 
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欲しいかどうかを尋ねてみると、「とてもそう思う」人が34.2%、「ややそう思う」人が39.3%で、2つを合わせた73.5%の人は、愛猫と一緒にうつる写真を欲しいと感じていました。

実際にはあまり撮影できていないものの、やはり家族の一員だからこそ一緒の写真が欲しい、普段から持っておきたいと感じる飼い主さんは多いのでしょう。

 

まとめ

愛猫はやっぱり家族の一員、かけがえのない存在と感じている飼い主さん、飼い主経験者さんが非常に多くみられました。

迷い猫や譲渡、保護猫など出会いの形も多様化していますが、迎え入れた愛猫に対しては、とても深い愛情が注がれているようです。

自由気儘、我が道を行くスタイルにも見えるネコちゃんならではの特性から、片思いを感じる飼い主さんも多いものの、片思いゆえに募る愛も、長く深いのかもしれません。

一方で写真に関しては、愛猫のみの写真はよく撮られているのに対し、家族写真として一緒に撮るケースはやや少なく、気づけば手元になくて、撮っておけばよかったと後悔される方が少なくないことも明らかになりました。

家族の一員として、時には一緒に写真を撮る、共に過ごしたそのときだけの表情を、気持ちを思い出として形に残すのもよいものです。
そうして日々を大切に過ごすことで、より一層愛情も深まり、関係性も濃密なものにしていけるかもしれません。

普段はその可愛らしさから、思わず愛猫を被写体にしているばかりの方も、ぜひ一緒に撮るという機会を積極的に設けてみてください。

 

 

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