家族である愛犬とは言葉が通じなくても、何を考えているのか、何を伝えようとしているのかが分かるようになりますよね。
そんなワンちゃんとのコミュニケーションについて、愛犬と暮らす飼い主さん303人を対象にアンケート調査が実施されました。
今回はその結果を紹介します。
「愛犬は言葉を理解していると思う?」の問いに対して、「理解していると思う」との回答が全体の87.8%に上りました。
実際にカナダの最新の研究では、ワンちゃんは平均で89もの単語を理解しているという結果が得られており、飼い主さんも愛犬の理解力を把握していることが分かりますね。
また、この問いについて飼い主さんから寄せられたピソードは以下の通りです。
「おもちゃやぬいぐるみの名前を理解していて『〇〇持ってきて』と言うとその通り持ってきてくれる」
「愛犬に『お姉ちゃんどこいったの?お父さんどこ行ったの?』と聞くと、その人を必死に探してくれます。ちゃんと見つけてくれるので偉いです!」
「簡単な単語はもちろん、会話も理解している時がある。ドラマや映画も見ていて危ないシーンや暴力的シーンでは吠えるし、悲しいシーンでクーンと鳴くことがあり驚いた」
家族の呼び名や自身に関係する単語は覚えやすいようです。
また、シチュエーションや話す人の雰囲気を感じ取って、理解しているのかもしれませんね。
続いて「愛犬と飼い主さんの間で意思疎通がとれている?」という問いについて見ていきましょう。
「できていると思う」「どちらかと言えばできていると思う」と肯定的な回答を合わせると、全体の73.2%にも及ぶことが分かりました。
大多数の飼い主さんが愛犬との意思疎通をとれていると感じていることが分かりますね。
この問いについて飼い主さんから寄せられたエピソードは以下の通りです。
「言葉が通じない分、表情や声のトーンで理解してくれていて、声かけするとどんな時でも私の目を見てその後身を寄せてくれるから。老犬で目は見えないが、撫でられ方で誰かを判断しているように感じる!」
「犬の顔を見れば訴えていることがなんとなくわかるし、犬の方も私の言葉を理解しているように感じることが多いから」
「何か要求がある時や嬉しい時、楽しい時、オシッコをしたい時などに目で訴えてきたり、決まった行動を起こしてくれるのですぐ察知することができます。私が話すこともすべては理解できなくても一生懸命耳をパタパタさせて聞いて理解しようとしてくれています。ただ、散歩中に何がしたいのかわからなくて困ってしまうこともあるので、完全に理解し合えているわけではないと思います」
飼い主さんを信頼しているからこそ、言わんとしていることを理解しようとしたり、自分の気持ちを伝えようとしていることが伝わってきますね。
「ワンちゃんが言葉を話せたほうがいい?」の問いには、「話せたほうがいい」との回答が46.9%で、「話せないほうがいい」と回答した34.0%と顕著な差はありませんでした。
「話せたほうがいい」と回答した飼い主さんからは以下のようなコメントが寄せられています。
「病気の際、何が原因で体調が悪いのか特定するのに時間がかかり、言葉が話すことができたならばこれを解決することができると考えたからです」
「愛犬の悩みや不満を聞いてあげてそれを解消してあげたいという気持ちでいっぱいだから。またあなたと出会えて幸せになれたし愛しているということをたっぷり伝えたい!」
「犬の言葉を聞けるなんて、最高に楽しい。こちらをどう思っているのか聞いてみたい」
「食べムラが結構あるので、毎日食べたいものを自己申告してくれると非常に助かります」
「忍者ハットリくんの獅子丸みたいな関係を夢見ていたから」
たしかに病気や怪我など、ワンちゃんが感じる不調について教えてくれたら早期発見につながりますね。
愛犬と話すことができたら、より一層コミュニケーションが深まりそうです。
ワンちゃんは私たちとの暮らしの中で言葉を理解していきます。
そして、私たちも彼らが何を伝えようとしているのかを理解しようと努力することが大切です。
お互いの歩み寄りこそが意思疎通に繋がりますね。
参考リンク
INUNAVI
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