パサつきが気になる?ワンちゃんの毛ヅヤが悪い原因と対策

パサつきが気になる?ワンちゃんの毛ヅヤが悪い原因と対策

Adorable black and tan Rottweiler puppy posing outdoors lying down on a brown wooden bench

 
ワンちゃんのチャームポイントのひとつに挙げられるのが、体を覆うモフモフの被毛。
ツヤツヤとした毛並みはとっても魅力的ですよね。

ですが、ワンちゃんの状態によって毛ヅヤがなくなったり、パサつきが生じてしまうことも。
毛ヅヤが悪くなる原因とはいったい何なのでしょうか?
飼い主さんとしてはしっかり原因を把握して、改善してあげたいですよね。

そこで今回はワンちゃんの毛ヅヤが悪くなってしまう原因や、対策について解説します。

 

毛ヅヤが悪くなる原因

shiny_coat02
 
ワンちゃんの被毛は健康のバロメーターと言われるほど、皮膚や健康状態の影響を受けるとされています。
毛ヅヤがなくなりパサついている場合には体調面が心配ですよね。
まずは毛ヅヤが悪くなる主な原因を見ていきましょう。

 

栄養状態の悪化・偏り

毛ヅヤの良し悪しには、栄養状態が大きく関わってきます。
被毛は身体の末端なので栄養が不足したり偏っていたりすると末端まで届かず、毛がパサパサしてくることも。
十分に食事を摂れていない場合や、偏った食生活をしてしまうと、毛ヅヤが悪くなりやすいので注意が必要です。

また、何かしらの理由でワンちゃんの腸内環境が乱れている場合も考えられます。
腸内環境が乱れると身体全体の代謝が悪くなるため、被毛にも影響が及んでしまうのです。

 

老化によるもの

ワンちゃんも私たちと同じように、年を重ねると皮膚が弾力を失い乾燥しやすくなります。
そのため被毛がパサパサになったり、中にはフケが出てしまうことも。
さらに加齢により新陳代謝が悪くなるので、被毛の伸びが悪くなり抜け毛も多くなり、毛の密度が薄くなる場合も。
シニアの子の被毛の変化は自然なことですが、著しく変化が見られる場合には加齢以外の原因も考えられるため、動物病院の受診をおすすめします。

 

ブラッシングやシャンプーの不足

ブラッシングの頻度が少ないと、毛玉やもつれが出来てしまい被毛の状態が悪くなります。
また、シャンプーが十分にできていないと、付着した汚れが溜まり被毛を清潔に保つことができません。
これもまた被毛の状態を悪化させる原因になります。

 

病気によるもの

ワンちゃんの毛並みや毛ヅヤが悪くなる原因には、甲状腺の機能低下や肝臓病のような病気の場合もあります。
食事の見直しや、スキンケアを頑張っても被毛の改善が見られない場合は、なんらかの病気になっていることも考えられるので、その場合は動物病院に相談してみましょう。

 

毛ヅヤを良くするには?

shiny_coat03
 
病気以外の原因でワンちゃんの毛ヅヤが悪くなってしまった場合、どのように対処したらよいのでしょうか。
綺麗な被毛を取り戻すために、飼い主さんができる対策を紹介します。

 

フードを見直す

ワンちゃんの被毛は主にタンパク質で構成されていると言われています。
被毛のツヤを良くするのに一番簡単な方法としては、ドッグフードを良質なタンパク質を含むものに変更することでしょう。
しかし、たとえタンパク質の数値が高くても主原料が穀類のフードもあるため注意が必要です。

フードの原材料の一番最初に肉や魚が記載されているものや、ヒューマングレードの食材を使用しているフードが望ましいですね。

 

サプリメントを活用する

タンパク質以外にワンちゃんの美しい被毛を保つには、「オメガ6脂肪酸」と「オメガ3脂肪酸」の2つの必須脂肪酸が効果を期待できます。
最近では多くのドッグフードに含まれていますが、補いきれない場合はサプリメントで摂取するとよいでしょう。

必須脂肪酸を摂取できるペット用のサプリメントは数多く市販されているので、必要に応じて使用すると毛ヅヤの改善に効果的です。
必須脂肪酸は毛ヅヤの改善以外にも皮膚の健康や、免疫・発育機能の向上にも役立ちますよ。

 

定期的なブラッシングや保湿を忘れない

ワンちゃんの被毛の状態を改善させるにはブラッシングが欠かせません。
とくに長毛種やダブルコートのワンちゃんは、念入りなブラッシングを毎日行うのが理想です。

ブラッシングは被毛の改善だけでなく、付着した汚れの除去、皮膚の様子やノミやダニの発見などにも役立ちます。
また、皮膚を乾燥させないよう保湿アイテムを利用するのも対策になります。
ワンちゃん用の保湿ローションやスプレーなども市販されているので、必要に応じて利用しましょう。

 

毛ヅヤに効果的な食べ物

shiny_coat04
 
紹介したように、ワンちゃんの被毛を美しく保つためには良質なタンパク質が必要不可欠。
サプリメントには少し抵抗がある、という方はぜひタンパク質を多く含む食品をいつもの食事にプラスしてあげてください。

タンパク質が多く含まれているのは、肉や魚、卵など。
カロリーが気になる場合には、鶏のささみやむね肉をゆがいてあげるといいでしょう。
また、肉類以外で摂らせてあげたいという場合には、豆腐や大豆、納豆といった植物性タンパク質が多く含まれる食品も有効です。

ただし動物性と植物性では同じタンパク質でも含まれるアミノ酸の種類が異なるため、どちらかに偏ることなくバランス良く摂取できる方が栄養面でも理想的です。
与えすぎないよう量やカロリーを計算した上で、上手に活用してくださいね。

 

まとめ

ワンちゃんの毛並みや毛ヅヤを美しく保つためには、食事の見直しや日々の飼い主さんのケアが必要です。

毎日のごはんに効果のあるトッピングなどを上手に取り入れたり、ブラッシングをまめにしたりするだけでもツヤツヤの毛並みに改善できるかもしれないので、ぜひ実行してみてください。

この記事が気に入ったら
いいね !しよう

この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪

ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。

上へ戻る