ワンちゃんに食べさせてはいけない危険な食べ物とは

ワンちゃんに食べさせてはいけない危険な食べ物とは

Little white maltese dog and food ingredients toxic to him

 
可愛い家族の一員であるワンちゃん。
飼い主さんのごはん中など、愛犬に物欲しげな顔で見つめられ、つい人間と同じ食べ物をあげてしまったことがあるという方もいるのではないでしょうか。
しかし、私たちが普段食べている食材には、ワンちゃんが口にすると中毒を起こしてしまう危険なものもあります。

ワンちゃんと安心して暮らしていくために、与えてはいけない食材を知っておくことはとても大切です。
今回は、とくに注意したい身のまわりの食材についてと、万が一愛犬がそれらを口にした時にどのように対応すればよいのかご紹介します。

 

ワンちゃんが食べると危険な食材と症状

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中毒になる食材の量はワンちゃんの大きさによって差がありますが、大きさにかかわらず危険な食材は一切食べさせないようにした方が良いでしょう。
知らずに食べさせてしまったり、誤飲誤食させてしまったりしないように、飼い主さんは危険な食材を事前に把握しておくことが大切です。

それでは、どのようなものがワンちゃんにとって危険なのか確認してみましょう。

 

■キシリトール

歯に良いイメージを持つキシリトールですが、ワンちゃんにとっては中毒を引き起こす危険な食材です。

ワンちゃんが中毒量のキシリトールを摂取すると、低血糖を引き起こしてしまいます。
そのために、摂取30分前後で、意識の低下、嘔吐、無気力、脱力感、運動失調といった症状が現れ、症状が進行すると摂取後72時間以内に、急性肝不全を引き起こす可能性あります。

人間の食べるガムのイメージが強いキシリトールですが、キャンディなどの食品にも含まれてることがあるので、ワンちゃんが誤って食べないように気を付けましょう。

また、人間用のデンタルケア用品にも多くのキシリトールが含まれています。
歯ブラシ粉など、ワンちゃんに届かない場所で保管するとよいでしょう。

意外にもワンちゃん用のおかしや歯磨きを目的としたガムなどにもキシリトールが含まれることがあるので、購入の際はパッケージなど注意してみると良いですよ。

 

■玉ねぎ

ワンちゃんに食べさせてはいけない食べ物として、広く知られている玉ねぎ。
多くの家庭に常備されている食材なので、気を付けている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

玉ねぎには、アリルプロピルジスルフィドという成分が含まれおり、ワンちゃんの体内に吸収されると赤血球を破壊して貧血を起こす場合があります。
赤血球は体中に酸素を届け、代わりに不要物を受けとるため、赤血球が壊れると酸欠状態となり呼吸困難などに陥る可能性が高いのです。
摂取後1日から5日の間で呼吸困難・無気力・嘔吐・茶色い尿・下痢・黄疸のなどの症状が現れます。

玉ねぎに関わらず、ニラ・ニンニク・長ネギなど、ネギ類はすべてワンちゃんに食べさせないようにするのがよいでしょう。
ネギ類は多くの料理に使われています。
パッと目に見えなくても料理やおかしに含まれている可能性があるので、人間用の食べ物を愛犬に与えることは控えましょう。

 

■チョコレート

甘くておいしいチョコレートが大好きな人はたくさんいるでしょう。
その香りにつられて催促をするワンちゃんもいるかもしれませんが、チョコレートはワンちゃんにとって、とても有毒です。

チョコレートにはテオブロミンという成分が含まれています。
この成分は人間にとっては良い作用をもたらしますが、ワンちゃんは分解・排出ができないため、体に蓄積されて中毒を引き起こしてしまうのです。

摂取したテオブロミンの量により中毒症状の重症度は変わりますが、摂取後1〜4時間で嘔吐・下痢・失禁等の症状が現れ、重症化すると震え・痙攣などを発症します。
最悪の場合、死に至るケースもあるので、けして愛犬が口にすることの無いように注意しましょう。

 

■アルコール類

ワンちゃんの腎臓は、人間のようにアルコールを分解することができません。
そのため、脳や体全体に悪い影響を与えてしまいます。
摂取量にもよりますが、アルコールは急速に吸収されてしまうために、30分程度で中毒症状が現れると言われています。

摂取後の初期症状として、酔っぱらっているようにふらふらする・嘔吐・下痢・ぐったりする・呼吸が弱くなるといった症状が現れ進行すると意識がもうろうとし死に至ることも。
焼く前のパン生地や腐敗したリンゴは、発酵してアルコールを含んでいるため、愛犬が誤って口にした後、中毒症状が発生したという例が報告されています。

また、アルコール入りのウェットティッシュなども、誤って愛犬が口にしないよう注意が必要です。

 

誤って食べてしまった場合の対処法

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これまで、ワンちゃんが口にしてはいけない食べ物を紹介してきましたが、万が一ワンちゃんが食べてしまったら、飼い主さんはどうすればよいのでしょうか。

 

■必ず病院で診察を受けましょう

どの食べ物にも共通する対処法は、すぐ動物病院に連れていき獣医師の診察をうける、ということです。
ネットなどからいろいろな情報が得られますが、中毒を起こす可能性のある食べ物を誤飲誤食してしまった際の自己判断は危険です。

まずは動物病院に連絡をとり、診察を受けて獣医師から指示を仰ぎ、正しい処置を行いましょう。
水など大量に飲ませたり、吐かせようとしたりすることは愛犬をより危険な状況にさらす可能性があります。
ワンちゃんのためにも、落ち着いて冷静な対応と行動を心掛けましょう。

 

■病院で詳しく伝えること

病院に連絡をした時や診察を受ける時に、獣医師に伝えるべきことは「何を食べたか」です。
毒性のある食材を食べているかどうかの重要な判断材料になります。

次に「どのくらいの量を食べたか」をできるだけ正しく伝えましょう。
ワンちゃんの体重と摂取した量によって、どのレベルの中毒症状かが分かります。
普通に摂取していれば毒性のない食材でも、過剰に摂取すると中毒を引き起こすケースがあるので、自分では大丈夫だと思っていた食べ物も含め、すべて伝えるようにしましょう。

そして「いつ食べたか」ということも大切。
摂取してからどのくらいの時間が経っているかによって、症状の進行具合が判断されます。
もし時間が分からない場合は、いつから元気がないことに気がついたのかだけでも伝えられると良いでしょう。

 

まとめ

今回はワンちゃんにとって危険な食材と、誤って食べてしまった時の対応について紹介しました。
ワンちゃんによっては、中毒を起こすまではいかなくても、体に合わない食材であればなんらかの症状が出る可能性があります。

人間の食べ物をワンちゃんの届かないところに置いたり、人間の食べ物に慣れてしまったりしないよう、普段から気をつけておくことが大切です。
そして何かあった時は自己判断はせずに、すぐに動物病院に連絡をして正しい対応をとれるようにこころがけましょう。

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