ドッグランの利用ハウツー!楽しみ方やマナーを徹底解説

ドッグランの利用ハウツー!楽しみ方やマナーを徹底解説

Three dogs running in the yard

 
皆さんはドッグランを利用したことがありますか?
広いスペースを走りながら他のワンちゃんとの交流している姿を見るのは、飼い主さんにとってもとても楽しいものですよね。

しかしどんなドッグランでも、さまざまな人やワンちゃんが集まる場所なのでちょっとしたことでトラブルが生じることも少なくありません。
ドッグランには利用規約がしっかり決められている場所から無料開放されているなど、それぞれの施設によってルールが異なります。

そこで今回は、ドッグラン利用についてのルールやマナーなどを紹介します。

 

そもそもドッグランとは?

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ドッグランとは柵や塀などで囲われたスペースを、ワンちゃんたちが自由に走り回り交流する場所や施設のこと。
諸説ありますが、1980年代のニューヨークで誕生した「ドッグパーク」が始まりとされています。

リードをつけての散歩では本気で走ることができないため、定期的にドッグランで自由に走らせてあげたい、または、他のワンちゃんとの交流を通して社会性を身に着けて欲しいというような考えで利用される方も多いようです。

最近では高速のサービスエリアやホームセンターなどにも設けられているところも目にするようになり、愛犬と一緒にお出かけする飼い主さんにとっては身近な存在です。
また、ワンちゃんも利用できるカフェやプール、トリミングサロンやアジリティなどと併設された複合型施設も増えており、飼い主さんの交流の場としても人気です。

 

利用前に準備すべきこと

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アクティブなワンちゃんと暮らす飼い主さんにとっては、魅力的なドッグラン。
ですが、利用前にいくつか準備しておきたいことがあります。

 

①ドッグランの利用規約を確認する

有料のドッグランには利用規約がインターネットに提示されているところが多くあります。
規約によっては初回利用時に持参しなくてはいけないものもあるため、事前に確認が必要です。

また、無料開放のドッグランでも利用規約が書かれた看板が設置されているので、しっかり読んでから利用するようにしましょう。

各ドッグランの利用規約で定められることが多い項目は、以下のようなワンちゃんの入場制限です。

入場できないワンちゃん

・発情期(ヒート)中である
・噛み癖がある
・気性が荒く攻撃的である
・伝染病や皮膚病疾患を患っている
・1年以内に狂犬病予防注射を受けていない

 
他のワンちゃんに迷惑をかける可能性があるため、上記に当てはまる場合には利用を控えましょう。

 

②狂犬病ワクチン・混合ワクチンの接種

多くのドッグランでは、狂犬病予防注射と混合ワクチンの1年以内の証明書の提示を求められます。

ワクチンの証明書はコピーで問題ありませんが、狂犬病予防注射については愛犬の首輪に「狂犬病予防注射済票」や市区町村長が発行する「鑑札」がついているかを確認されることも。
愛犬に狂犬病予防注射済票と鑑札をつけておくことは飼い主さんの義務にあたるので、普段から装着するようにしましょう。

また、施設によっては「ワクチン接種から2週間以上経過が必要」と定めているところもあるため、ワクチンを打って間もない場合には事前に確認することをおすすめします。

 

③ノミ・マダニの対策

不特定多数のワンちゃんが集まるドッグランでは、ノミ・マダニの予防が欠かせません。
とくにドッグランのスペース内が芝生の場合や、まわりに雑草が生えている場合には注意が必要です。
ノミ・マダニの予防はドッグランの利用に関わらず、愛犬のために普段から徹底しましょう。

 

④基本的なしつけをしておく

ドッグランはリードを離して愛犬を自由に遊ばせることができるのが大きな魅力です。
しかし、何かあった時に備え、飼い主さんがしっかり愛犬を静止できるようにしなければいけません。

ドッグランに行く前に「待て」「お座り」など愛犬を静止することや、呼び戻しができるようにしておく必要があります。

 

必要な持ち物

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ドッグランを利用するために事前の確認が完了したら、当日必要な持ち物について見ていきましょう。

 

①鑑札と証明書

鑑札、狂犬病予防注射済票はワンちゃんの首輪に装着しておきましょう。
また、混合ワクチンの接種証明書を求められる場合もあるため、コピーなどの準備も必要です。

 

②リード、首輪またはハーネス

ノーリードで遊ばせることができるドッグランですが、ドッグランまでの道やドッグランに入る直後、ドッグラン内で休憩する時にはリードを装着しなくてはいけません。

また、いざという時に愛犬を静止させるために、ドッグラン内ではショートリードや首輪、ハーネスは装着したままにしましょう。

 

③水

走り回ったり他のワンちゃんとじゃれたりして愛犬が喉が渇くため、飲み水と容器を準備していきましょう。
また、愛犬がおしっこをしてしまった場合には、流すために必要になるので、飲み水とは別にマナー用に持って行くことをおすすめします。

 

④ビニール袋

愛犬がドッグラン内で排泄をすることは十分に考えられます。
排泄物は必ず拾って処理することがマナーですね。
そのためビニール袋は必ず持っているようにしましょう。

 

⑤マナーウェアやオムツなど

ドッグランの施設によっては、マナーウェアやオムツの装着が義務付けられている場所があります。

義務付けられていない場合でも、マーキング癖が強いワンちゃんの場合はマナーウェアを着けておくと安心です。
また、他の飼い主さんの足やバッグなどにマーキングをしないように対処しておきましょう。

 

マナーを守って気持よく利用しましょう

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ワンちゃんを自由に遊ばせられるドッグランが増えた一方で、飼い主さん同士やワンちゃん同士のトラブルも多く発生しています。
愛犬を自由に遊ばせたいと思うのはみんな同じですが、みんなが楽しく快適に遊べるように、最低限のマナーは守らなければいけません。

 

①リードを装着したままで入る

ドッグランを利用する際はリードを装着したまま、愛犬と一緒に入場しましょう。
多くの方がドッグランに入ってすぐに愛犬のリードを放しているのを目にしますが、まずはその場所と他のワンちゃんに慣れさせるのが大切です。

他のワンちゃんとの相性を見て問題ないようであれば、リードを装着したまま手を離します。
その後、楽しく上手に遊べているのを確認してからリードを外してあげましょう。

また、ドッグランで遊んでいるところに新しくワンちゃんが入ってくる時には、愛犬にリードを装着し静かに迎え入れてあげましょう。
お互いにリードを短く持ったままでワンちゃん同士の挨拶を済ませて落ち着いた状態になればリードを放してOK。
扉の開閉時にワンちゃんが飛び出して行くことも防止できるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

②愛犬から目を離さない

ドッグランを利用している時は、愛犬から目を離してはいけません。
飼い主さん同士で話に夢中になっている間にワンちゃんがケンカしてしまったり、他の飼い主さんの足や荷物に粗相してしまったなんてトラブルが起こりかねません。

また、何かあった時にすぐに対処できるよう近くで見守るようにしましょう。

 

③おやつやおもちゃを持ち込まない

利用規約にもよりますが、多くのドッグランではおやつやおもちゃの持ち込みを禁止しています。

たくさんのワンちゃんがいる場では、おやつやおもちゃを取り合ってケンカしてしまうなんてことも起こり得ます。
また、おやつを落としてしまい食物アレルギーを持ったワンちゃんが食べてしまうなんて誤食につながることも。

中には散歩用に忍ばせていたおやつをワンちゃん達に盗まれることもあるため、荷物の管理も徹底しましょう。

 

④人が走り回らないようにしましょう

ドッグランはワンちゃんのための場所なので、飼い主さんが中を走り回ることはNG。
他の飼い主さんやワンちゃんにとって迷惑になるのでやめましょう。
とくに小さなお子さんを連れて行く際には、事前にドッグランのマナーを説明してあげましょう。

 

⑤他のワンちゃんを急に触らない

飼い主さんの許可なく、他のワンちゃんを触ったり抱っこすることはやめましょう。
ワンちゃんがビックリするだけでなく、飼い主さんも不安になります。

 

まとめ

普段生活している環境とは異なり、ドッグランは開放的な空間で運動することができる魅力的な施設です。

色んなワンちゃんや飼い主さんと知り合うことができる楽しい面もありますが、ルールやマナーを守らないと嫌な気持ちになったり、思わぬトラブルに巻き込まれたりするおそれもあります。

飼い主さん同士がルールやマナーをしっかり守って、お互いを尊重し合い気持ちよく利用していきましょう。

 

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