冬になり寒さが厳しくなると、毎日のお散歩も億劫になりますよね。
犬も人と同じで、寒いとお出かけや運動に消極的になってしまいます。
そこで今回は、愛犬と寒い時期を乗り切るための3つのポイントについてご紹介します。
ちょっとした工夫で、厳しい冬を楽しく健康的に乗り切りましょう!
被毛に覆われた犬も、人と同じように寒さから様々な影響を受けます。
犬は自分でエアコンをつけたり、厚着をしたりして調整することはできないので、私たちが犬の「寒いサイン」を意識して受け取らなければなりません。
ここでは、犬が寒さを感じているときのサインをいくつかご紹介します。
適切な対策をとるためにも、まずは愛犬の状態をしっかりチェックしましょう(*^^*)/
犬は寒さを感じると、体から熱が逃げるのを避けようとして、小さく丸くなるような体勢をとろうとします。
温かい場所にいるときと寝姿や体勢に違いがないか、よく観察してみましょう。
足や耳の先、しっぽなど末端を触って冷たくなっていたら、寒さを感じているサインです。
ホットタオルなどでゆっくりと温めてあげましょう。
特にしっぽはこわばりやすいのでやさしくマッサージしてあげるのもおすすめです。
寒さを感じているときは動かずにじっと体を温めることに専念するため、ご飯を食べることや水を飲む回数も減少します。
トイレの場所が寝床より寒く遠い場所にあると排泄回数も減ることがありますので、冬は日当たりなどを考えて場所を変えることも検討してみましょう。
寒さは犬に様々な影響を与えますが、対策を行う前に、そもそも「寒さ」は犬にどのような影響を与えるのかを把握しておきましょう。
暖かい空気は上に溜まるため、足元は冷えやすくなります。
そのため、人には温かい温度でも、体が地面に近い犬には寒く感じることもあります。
特に、小型犬は体が小さく、筋肉量も少ないため大型犬に比べて寒さに弱い傾向があります。
成犬であれば寒さにある程度は対応・順応することができますが、幼犬や老犬は体力だけでなく免疫力も低いので寒さから病気にかかりやすくなることもあります。
さらに、病気を患っているときに寒さにさらされると悪化する可能性もあるので注意しましょう!
寒いと体温が低下するため血行が悪化します。
さらに、寒さから体を動かすことも億劫になり、筋力も低下します。
筋力が低下すると、体温を上げることも難しくなり、さらに血の巡りも悪くなる、という悪循環に…。
犬が寒さを感じると体を動かす回数も減るため、運動量が低下し肥満になりやすくなります。
犬は一度肥満になると、健康的に痩せるためには、かなりの時間がかかってしまいます。
では、愛犬がこういった寒さの影響を受けないためには、どんな対策が必要なのでしょうか?
冬の寒さを乗り越える1つ目のポイントは「洋服を着せること」です。
特に被毛量が少ない犬種ほど洋服を着せることで暖を取ることができます。
ここでは洋服を着させるときの注意点などをご紹介します!
犬は同じ犬種でも体格や体重が異なります。愛犬にあったサイズの洋服を選ぶようにしましょう。
腹巻きだけでも体を温める効果がありますので、洋服が苦手な子は、まずは腹巻きから試してみましょう。
黒は日光を集める色なので、柄や色などこだわりがないのであれば黒系の色を選ぶと効率よく犬の体を温めることができます。
体のサイズにあわない洋服は、排泄時に汚れてしまうだけではなく、服嫌いの原因にもなるので注意しましょう。
洋服を長時間着せていると、蒸れなどが原因で皮膚炎を起こすことがあります。
皮膚が弱い愛犬の場合は、室内ではなるべく服を脱がせるなど、そもそも洋服がいらない住環境を整えることを心掛けましょう。
皮膚に炎症がある場合は、かかりつけの獣医師さんに相談してみましょう。
洋服を嫌がる場合は無理やり着せることはせず、愛犬が普段過ごしている場所に毛布を置くことや犬用の暖房器具を用意してあげるなど検討するといいかもしれません。
冬場は人も犬も運動不足になりがちな季節です。
冬を乗り越えるための2つ目のポイントとして積極的に運動を取り入れることをおすすめします。
ここでは冬に運動を取り入れることのメリットをご紹介します!
散歩をすることで体温が上昇し、筋肉量も増えやすくなります。
体に筋肉がつくと基礎代謝が向上するだけでなく、腸内の運動が活発になることで消化吸収もスムーズになり、肥満の防止にもつながるなど、メリットがたくさんあります。
激しい運動ではなく、ゆっくり歩くだけでも十分です。
外を散歩することで犬も気分転換ができ、ストレス解消になります。
運動をほとんど必要としない犬種でも家にずっといるとストレスが溜まります。
ストレスが溜まると攻撃的になり破壊行動を起こすこともあるので、お散歩はできるだけ習慣化するようにしましょう。
年齢の問題や病気を患っていることが原因で連れ出すことができない場合もあります。
そんなときはベランダなどでもいいので歩かせること、抱っこしながら15分~30分程度日光浴してあげるといいでしょう。
抱っこをすることが難しいのであれば、体のマッサージでもOK。
マッサージには、体を動かす他にもリラックス効果やストレス解消効果が期待できます。
寒い冬を乗り越える3つ目のポイントとして栄養価の高い食材を摂取する方法があります。
外からだけではなく、内から体を温めることで、寒い冬にも元気で過ごせる愛犬の体づくりをしていきましょう。
ここでは冬に与えたい食材についてご紹介します!
栗には、代謝を高める炭水化物やビタミンB1がたっぷり含まれています。
代謝は体温を上昇させるため、冷えやすく代謝も下がりやすい冬にぴったりな食材です。
ビタミンCや葉酸などを豊富に含むブロッコリーには、疲労回復、風邪予防などの効果が。
冬場は体力・免疫力が低下し風邪を引きやすくなる時期なので、予防のためにもおすすめな食材です。
鉄分やミネラルを特に豊富に含み、栄養の宝庫とも言われるレバー。
粘膜の新陳代謝を促し免疫力を高めるため、体調を崩しやすい冬は特に積極的に摂りたい食材です。
ただしカロリーは高めのため、与えすぎには注意が必要です。
今回は、愛犬と寒い時期を乗り切るための3つのポイントについてご紹介しました☆
寒い冬は人でも家の中に引きこもってしまいがちになる季節ですが、愛犬からのサインを見逃さず、しっかりと対策をして元気に過ごしたいですね!
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