みなさん、愛犬愛猫との「ブッチライフ」満喫していますか?
最近、食欲のないあの子にも、ブッチを食べて幸せな気持ちになってほしい。
じゃあ、どうしたら食べっぷりがイマイチなあの子に、しっかり食べてもらえるかな?
そんなお悩みを抱いているそこのみなさま!
ペット栄養管理士のブッチスタッフ窪田(くぼた)が疑問にお答えします!
昨年の冬は、関東や北陸での記録的な大雪に加え、日本に限らず世界的にも猛烈な寒波が大きな話題となり、とにかく〝寒い冬!〟でしたね。
今年は暖冬と言われていますが、着実に「朝のひんやり感」が辛くなってきている気がします……。
そうなると、やっぱりスープやお鍋・グツグツのグラタン等、とにかく温か~いものが食べたくなりますよね。
▲ペットにもオススメのかぼちゃはビタミンAがたっぷりで、ビタミンの吸収を高める脂質の入ったお肉との相性も◎(種は除いてくださいね!)
ですがそこで、ふと気が付いてしまったのです・・・。
私たちが扱っているブッチは冷蔵庫で保存するごはんなので、人間に例えたら、真冬に冷製スープや冷ややっこを食べている・・・犬や猫たちにとっても、そんな感覚になっているのではないか?と。
▲冬の豆腐は温かい湯豆腐なんかがいいですよね、犬も猫も気持ちは同じです。
もしそうだとしたら、せっかくのブッチのおいしさも半減!
いや半減以上に「こんなに冷たいもの、食べたくないな・・・」なんて犬猫たちは思っているのではないかと!
そこでいても立ってもいられず、犬や猫が好む食べ物の温度を調べてみました。
すると、やはり犬や猫たちは『寒い季節』は冷たい食べ物より、体温と同じくらいの温度の食べ物を好むらしいのです!
▲犬の平均体温は37~39℃、猫の平均体温は38~39℃です。
理由としては大きくふたつあるようです。
冷たい食べ物は胃の消化機能を低下させてしまうので、消化されやすい炭水化物ばかりが栄養として吸収されてしまいます。
犬や猫に必要不可欠なアミノ酸やビタミン・ミネラルが多く含まれているお肉の消化がうまく行えなくなってしまい、十分な栄養が摂取できないのです。
これにより肥満の原因や、最悪の場合、糖尿病なども引き起こすことにもなりえるのです。
犬の祖先であるオオカミは、狩りをして温かい獲物の肉を犬歯で引き裂き、ほとんど咀嚼せず飲みこむように食べていました。
その習性を色濃く残す犬や猫も、冷たい食べ物を口の中で咀嚼しないため、温められない状態のまま胃の中に送ることになります。
すると前述の通り、消化に必要不可欠な消化酵素の分泌が最大限に発揮できないのです。消化が十分に行えないと、嘔吐や口臭の原因になり得ます。
また、冷たい食べ物は血行が悪くなり免疫や代謝の低下にも繋がってしまいます!
ですので、寒い冬には温かい食べ物をあげることで、消化機能をあげ、消化吸収を行いやすくすることができます。
これ以外にも、温かい食べ物の方が、匂いが立ちやすく、風味がまして食欲が増すこともポイント!
もちろん人間以上に暑さに弱い犬猫ですので、暑い時には体を冷ますために冷たい水や氷をあげることで、体温のあがりすぎを解消するためにあげて頂いて問題ないです(^_^)/
では、冷蔵庫で保管していたブッチを犬猫たちが食べる時は何度くらいなのでしょうか?
一般家庭にある、冷蔵庫の標準的な温度は、3℃~6℃。
その中で冷やしていたブッチなら、冷蔵庫から取り出して、切って、盛り付けてあげても10℃前後の冷たいままのはず・・・。
ということでズバリ、実際に測ってみました!!
▲チキン好きのワンちゃんに大人気のホワイト・レーベルで実測!
測ってみたところ、な、なんと・・・11℃でした!
ごはんの理想の温度が体温と同じ39℃くらいだとすると、28℃以上も冷たいごはんとなってしまいます!
そんなに冷たいものだったら、寒い日は食べるのがイヤになっちゃうかもしれません。
そういえば!同僚が飼っている食いしん坊なゴールデンのあずきちゃんも、最近はよくブッチを食べ渋るという話を聞いていました。
▲ブッチスタッフの愛犬あずきちゃん、寒い日の出したてブッチはお気に召さない模様・・・。
聞いたときは、味に飽きているのかな?くらいに思っていましたが、もしかしてこの食べ渋りも冷たさのせいなのでは?!と食事の温度について調べていた私はピンときたのです。
ブッチのおいしさや品質の良さには人一倍自信があります!それなのに、“冷たい”が理由で食べてもらえないのは絶対にもったいない!
そこで冷蔵のブッチを暖かくておいしいごはんにするための方法を考えました(`・ω・´)b
①レンジで温める
角切りに切り分けたブッチを耐熱皿に取り分け、500Wで10~20秒ほどチン♪
②フライパンで軽く温める
食べやすい大きさにしたブッチを、余熱のあるフライパンにのせてサッと火を通す♪
※フライパンが十分に温まっていれば、火は消した状態で大丈夫です。
ブッチは形を整えるために海藻等の植物由来成分を使用しているため、温めすぎると溶けだしてしまうので注意して下さいね!
この工夫を同僚に伝え、実際にあたたか~いブッチをあずきちゃんに与えてもらったところ・・・。
▲温めた後のブッチ、「モグモグ!(゚д゚)<ウマ-」
食べ渋ってたのがウソのような、この食べっぷり!
いくらおいしいブッチでも、大好物のものでも、時期や体調によって食べたくないと思ってしまうこともあるのですね・・・。
そんな時、私たちで少し手を加えてあげることによって、犬猫ちゃんの食欲も健康も大きく左右されるということが分かりました。
ですので皆さんも、『今日は寒いかな?』『最近、食欲落ちてきた?』なんて日は、ブッチを少し温めてあげてみて下さい♪
私のオススメは、お湯を加えて温めて上げる方法です。
ちょっと手間がかかりますが、そのまま温めるより温度調節がしやすいんです♪
きっとこの方法で、もりもり食べてくれること間違いなし!
まだまだ寒い日々が続きますが、愛犬・愛猫とともに春の訪れを楽しみに待ちましょう♪
皆様もどうか風邪などひかれませんよう、お身体にお気をつけてお過ごしください(^^)
Profile
動物が大好きで、動物を専門に学べる大学に入学。在学中に、認定動物看護師とペット栄養管理士の資格を取得。
動物看護師を目指すも、大学の実習や・病院実習にて血を見て貧血をおこし断念・・・。
卒業後は、動物とは関係のない仕事に一度付くも、動物に関わる仕事を諦めきれない時にブッチにめぐり合う。
犬も猫も大好きです。現在は、猫2匹と一緒に暮らしています。
せっかくとった資格をいかして、動物とよりよい暮らしが出来る情報を発信していきたいと思っております!
どうぞよろしくお願い致します(^^)
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