マナーと注意点を解説!ワンちゃんと一緒にお花見を楽しむポイント

マナーと注意点を解説!ワンちゃんと一緒にお花見を楽しむポイント

桜の下の七匹のペット

 
日本人にとって桜の花は特別な存在。
桜の開花やお花見のニュースなどもよく目にしますよね。

屋外で楽しめるからこそ、愛犬と毎年一緒にお花見しているという方も多いでしょう。
ですが、ワンちゃんを同行させる際のマナーには気を付けたいですよね。
お花見会場や名所はたくさんの人で賑わうので、周囲に迷惑をかけないようにしなければなりません。
また、愛犬の身の安全を守れるように注意したいポイントもあります。

ぜひ今回の記事を参考に、春の陽気とお花見を楽しんでくださいね。

 

ワンちゃんとお花見を楽しめる名所

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愛犬と一緒にお花見を楽しむためには、まずワンちゃん連れで行ける場所を選ぶ必要があります。
ワンちゃんと一緒に行ける人気の桜の名所をいくつか紹介します。

 

ワンちゃん連れお花見スポット~関東~

・代々木公園(東京都渋谷区)
都心にあるにかかわらず美しい桜の花が見られる代々木公園。
人気のお花見スポットで、シーズンには様々なイベントや出店も楽しめます。
渋谷門の近くは、とくにたくさんの人で賑わいます。

・目黒川(東京都目黒区)
まるで、川を覆うトンネルのように両側の岸に美しく桜が咲く目黒川もおすすめのお花見スポットです。
周辺にはワンちゃんも入れるドッグカフェもあるので、ゆっくり食事も摂れるのが嬉しいですね。

・駒沢オリンピック公園(東京都世田谷区)
約190本もの美しいソメイヨシノやサトザクラなどが、楽しめる駒沢オリンピック公園。
陸上競技場やテニスコートなどの施設があるほか、ワンちゃん連れには嬉しいドッグランが完備されています。
週末にはとくにたくさんの人で賑わいます。

 

ワンちゃん連れお花見スポット~関西~

・大阪城公園(大阪市中央区)
豊臣秀吉が築造した大阪城公園は大阪を代表するお花見スポットで、重要文化財でもあります。
お花見シーズンには西の丸庭園をライトアップする「観桜ナイター」も開催され、幻想的な景色を楽しめます。

・丸山公園(京都市東山区)
京都市最古の公園で、桜の名所として知名度が高い丸山公園。
回遊式日本庭園をワンちゃんと一緒に楽しむことができます。
園内中央にある「祇園の夜桜」は圧巻。
高さ12mのしだれ桜がライトアップされ、美しさに思わず見惚れてしまうほど。

・吉野山(奈良県吉野郡)
自然派には奈良県の吉野山がおすすめ。
世界遺産にも指定された日本を代表する桜の名所です。
下千本と言われる下部から徐々に奥千本まで開花し、山肌一面に桜が咲き誇る景色は見る人を魅了します。

 

ワンちゃん同伴時のお花見マナー

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日本には素晴らしい桜の名所がたくさんあります。
ワンちゃんと一緒に行けるスポットも多く存在しますが、お花見はたくさんの人で賑わう場所です。
愛犬家としてほかの人に迷惑をかけることがないように、マナーを守ってお花見を楽しみましょう。

 

排泄物は持ち帰る

お花見に関わらず、飼い主さんの最低限のマナーとして排泄物の持ち帰りは欠かせません。
たとえその場所にゴミ捨て場やトイレがあったとしても、そこでは捨てずに自宅で処理しましょう。

お花見会場は公共の場で、ほかにもたくさんの人が来ているということを忘れないようにしてください。
また、お花見の場では飲食を楽しむ人も多くいますので、できるだけ人がいない場所で排泄させるようにしましょう。

 

リードをきちんと付ける

お花見は多くの人で賑わうため、愛犬の動きを制御できるようリードはきちんと装着しましょう。
人混みや大きな声に愛犬が驚いて脱走してしまうトラブルなどを避けるためにも、ワンちゃんをノーリードで歩かせるのはやめましょう。

また、人の多いところではリードを短く持ったり抱っこするなど、周囲への配慮をお忘れなく。
レジャーシートを敷いてお花見をしているような場所では、誤飲誤食に注意が必要です。

 

最低限のしつけ

お花見会場には多くの人やほかのワンちゃんも来ています。
周りの人に不快な思いをさせないために、過度な無駄吠えをしたり、人やほかのワンちゃんを噛んだりしないような最低限のしつけが必要です。

 

抜け毛予防に服を着せる

毛が抜けやすいワンちゃんの場合は、洋服を着せると良いかもしれません。
ワンちゃんの毛にアレルギーを持つ人への配慮にもなります。

 

お花見で注意すべきポイント

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いつもと違う環境では、ワンちゃんが思いもがけない行動を取ることがあります。
そこで、お花見で注意しなければいけないポイントをおさえておきましょう。

 

事前に入場確認をする

普段はワンちゃんの立ち入りが可能な公園などでも、お花見のシーズンは混雑を予想してワンちゃんの立ち入りを制限している場所などもあります。

出かける前に、ワンちゃんが入れるかどうかの確認をしておきましょう。

 

誤飲・誤食

お花見の会場では、屋台の出店やお弁当を持参して食べる人も多いため、食べ物が落ちていることがあります。
その他にも食べ物を包んでいたゴミや焼き鳥の串など危険な物も落ちていることもあるため、誤飲事故には注意が必要です。
綺麗な桜に見とれてワンちゃんから目を離さないようにしましょう。

また、桜の葉や種子、樹皮などにはワンちゃんの体に有害な「アミグダリン」という成分が含まれているので、もし食べてしまった場合は動物病院を受診しましょう。
桜の花びらにはワンちゃんにとって毒になる成分が入っていないため、少量であれば口にしてしまっても様子を見るだけで大丈夫です。

 

花粉に注意

春のお花見の季節に花粉症で辛くなる人は多いですが、じつはワンちゃんにも花粉症になる子がいます。

桜の花は「虫媒花」という種類で、虫に頼って受粉します。
この「虫媒花」は、スギやヒノキなどの「風媒花」という、風で花粉を広範囲に飛ばして受粉する花よりもアレルギーや花粉症にはなりにくいのですが、稀に反応してしまう人やワンちゃんもいます。

桜の花を食べたり、花が顔に付いたりして反応を起こしてしまうこともあるので、愛犬の様子をよく観察しましょう。

 

人混みでの負傷

混雑するお花見会場では、とくに小さなワンちゃんなどは、歩くのが困難です。
愛犬を歩かせていて、踏まれたり負傷する恐れもあります。

人混みを歩く時は、抱っこしたりキャリーケースに入れるなどした方が良いでしょう。
混雑する時間帯を避けたり、脇道を歩くなどの配慮も必要かもしれません。

 

愛犬の負担にならないように計画する

私たち人間と同じようにワンちゃんの性格もさまざま。
そのためお出かけが大好きな子もいれば、人混みや慣れない環境が苦手でストレスになる子もいます。

とくにパピーのワンちゃんは、人混みや騒がしい場所に長時間いると疲れてしまいます。
愛犬の体調や性格を把握して、負担にならないようにしてあげましょう。

 

まとめ

日本人にとっては春の訪れを感じるお花見を、愛犬と一緒に楽しめたら嬉しいですよね。
圧巻の風景を楽しめる名所はもちろんですが、近場にも桜を楽しめるところがあるのではないでしょうか。
桜の咲く並木道や公園、学校の近くを歩いて散歩するだけでも気持ちがいいかもしれません。

ワンちゃんの性格に合わせて、お花見を楽しんでくださいね。

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