愛犬とドライブを楽しもう♪正しい車の乗せ方とポイント

愛犬とドライブを楽しもう♪正しい車の乗せ方とポイント

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車で遠出をするのが好きな飼い主さんの中には、愛犬と一緒にドライブができたら良いなと思っている方も多いのではないでしょうか。
もしくは、もうすでに愛犬を連れて車でのお出かけを楽しんでいるかもしれませんね。

ワンちゃんを車に乗せる時、安全に気をつけることはとても大切です。
もし誤った車の乗せ方をしてしまうと、危険なうえに、法に触れたり事故を起こしてしまうこともあるかもしれません。

今回は快適で楽しいドライブにするために、ワンちゃんの安全な車の乗せ方とポイントについて解説します。

 

法律違反に注意!NGなワンちゃんの車の乗せ方

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ワンちゃんを車に乗せる時、誤った乗せ方をしていると、知らない間に法律に違反している場合があるので要注意!
そんなことにならないよう、ワンちゃんにとって危険な車の乗せ方を予め知っておかなければなりません。

 

ワンちゃんが窓から顔を出す

ワンちゃんの中には、窓から顔を出すのが好きな子もいるでしょう。
景色を眺めたり風に吹かれたりすることは、たしかにワンちゃんにとって心地良いことかもしれませんが、実はこの行為はNGなのです。

危険運転とみなされた場合、道路交通法違反70条の「安全運転義務違反」の対象となる可能性が。
ワンちゃんが窓から顔を出すことでサイドミラーが見えなくなることも考えられ、事故に繋がることも。
もし違反行為と認められた場合の反則金は、普通乗用車で9,000円、大型車で12,000円、違反点数は2点となります。

窓の外の予期せぬものにワンちゃんが頭をぶつけてしまったり、興奮して窓から出ようとしてしまう危険性もあるため注意が必要です。

 

運転手の膝にワンちゃんを乗せる

ワンちゃんが運転中の飼い主さんの膝の上に乗りたがった時、ついそのまま許してしまっていることはありませんか?
特にワンちゃんが小さい場合によく見かけることがありますが、これも危険な行為のひとつです。

この行為は道路交通法55条2項の「乗車積載方法違反」になる可能性があります。
これは、運転者の視野やハンドル等の操作を妨げるおそれのある場合に適用されるものです。

もし違反行為とみなされると、普通乗用車で6,000円、中・大型車で7,000円の反則金を支払い、点数は1点減点になります。

 

車内でワンちゃんをフリーにする

車内でワンちゃんをフリーにしている飼い主さんをよく目にしますが、この行為も「乗車積載方法違反」に該当する可能性があります。

ワンちゃんが運転中の飼い主さんにアクションをすることで、運転操作を誤る原因になり得るためです。

また、ワンちゃんをフリーにしていると、急ブレーキや急発進をした際にワンちゃん自身に危険を及ぼすこともあります。
命を守るためにも、ワンちゃんはフリーにさせず、ドライブボックスやドライブシートを使用したり、ワンちゃん用のシートベルトで固定したりしましょう。

 

ワンちゃんを安全に車に乗せるポイント

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少しくらい大丈夫だろうという気持ちから、間違ったワンちゃんの車の乗せ方をすると、危険なだけではなく様々な違反に問われることがわかりましたね。

ワンちゃんを安全に車に乗せることはとても大事なこと。
どのような乗せ方がワンちゃんにとっても飼い主さんにとっても安全な乗せ方なのかを覚えておきましょう。

 

クレートの利用

安全面でもおすすめで、手軽な方法はワンちゃんをクレートに入れることです。

クレートはワンちゃんのサイズに合った物を選びましょう。
シートベルトに固定できるようになっているクレートもあります。

ハードタイプ(プラスチック製)のクレートなら、ワンちゃんの体がある程度固定され、車酔いの症状が軽減されるというメリットもありますよ。

 

ペットシートやペット用シートベルトの利用

ワンちゃんが寂しがるのが心配なら、助手席の座席に固定できるタイプのペットシートがおすすめです。

前面や側面がメッシュになっていていつでもワンちゃんの状態を確認できる物や、エアバッグが開いても圧迫されないような形状になった物など色々な物が販売されています。

また、大型のワンちゃんなどクレートが車内に収まらない場合は、後部座席にペットシートを広げ、ペット用シートベルトで動き回らないように固定するという方法もあります。

 

ワンちゃんを車に乗せる際の注意点

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車は非常に便利な乗り物です。
正しく使用すれば快適に楽しい時間を過ごすことができる反面、一歩間違うと命に関わる事故を引き起こす危険性があることを常に意識しなくてはいけません。

ワンちゃんの乗せ方については、紹介したような法律違反となるもの以外にも、注意しなければならない大切なポイントがあります。
ここではさらに注意したい点について紹介しましょう。

 

車内にワンちゃんだけを残さない

緊急時以外は、たとえ短時間でもワンちゃんだけを車内に残さないようにしましょう。

特に夏の暑い時期は、数分間車内にワンちゃんを放置するだけで熱中症になってしまう危険性があります。
ワンちゃんにとって熱中症は命にかかわることもある恐ろしい症状です。

春先や秋口でも外気温に比べて車内の温度はかなり高くなります。
緊急時にやむをえず車にワンちゃんを残して離れる場合は、必ず日陰に車を移動して窓を少し開けておくようにしましょう。

 

車の走行中には窓とドアのロックを忘れない

走行中、間違ってワンちゃんの前足がウインドウボタンに当たり、窓が開いてしまう可能性があるので窓は必ずロックしておくようにしましょう。

窓が全開になると、ワンちゃんが外に飛び出してしまう危険性があります。

また同じようにドアロックも必ずかけておくようにしましょう。

 

ワンちゃんの空腹時や満腹時の乗車を控える

ワンちゃんが空腹すぎる時や、満腹な時は車酔いをしやすくなります。

車酔いをすると、震えが出たり息遣いが異常に荒くなったりし、最悪の場合嘔吐してしまうことも。

ワンちゃんの健康診断など、やむをえない理由がある時以外は、できるだけ極度の空腹時・満腹時にはワンちゃんを車に乗せることは控えましょう。

 

まとめ

今回はワンちゃんを車に乗せる時のポイントについてお伝えしました。
守るべき点をしっかりとおさえれば、飼い主さんとワンちゃん共にドライブを心から楽しむことができることでしょう。

「車に乗れば楽しいところに行ける!」とワンちゃんに思ってもらえれば、ますます愛犬とのドライブが楽しみになりますね。

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