近年、ペットと一緒にキャンプやグランピングを楽しむことのできる施設が増えました。
この際に、愛犬とバーベキューをする計画を立てる方も多いのではないでしょうか。
ただし、バーベキューをワンちゃんと楽しむ際には、マナーや気をつけなければならないことがあります。
今回は、ワンちゃんとのバーベキューで気をつけるべき「10のポイント」を紹介します。
バーベキューを計画する際は、開催場所がペット可の施設であるかどうかを確認しましょう。
場所によってはペット不可、何かしらのルールが決められているという場合もあるため、ワンちゃんと一緒に楽しむことができる場所なのか事前の情報収集が大切です。
近年、バーベキューができる施設やスポットにはドッグフレンドリーな場所も多いため、気兼ねなく楽しむために、ドッグランのようなワンちゃん専用の施設が併設されている場所を探すこともおススメです。
また、浅い川沿いのバーベキュースポットなら、水遊びなどワンちゃんが自然の中で遊ぶこともできますよ。
楽しくおいしいバーベキュー。
つい、愛犬にお裾分けをしたくなってしまいますよね。
バーベキューでワンちゃんに与える食材にはいくつか注意したいポイントがあります。
まず、食材には必ず火を通して生のまま与えないようにし、加工品や調味料を避け、適切な量を与えましょう。
また、ワンちゃんに与えると危険な食材もあります。
アルコールやカフェインを含む飲み物、玉ねぎや長ネギなどのネギ類、ニンニク、チョコレートやキシリトール入りのおやつ、ブドウなどは中毒症状を引き起こし、命に関わる危険性もあるため、絶対に与えないようにしましょう。
バーベキューでよく使用される、食材のタレで味付けされた肉やソーセージなどの加工品、貝類、カニやエビなどの甲殻類などもワンちゃんの健康を害する恐れがあるので与えてはいけません。
このほか、愛犬のアレルギーなどにも注意が必要です。
バーベキューは友達と楽しむ人も多いでしょう。
飼い主さんにとっては当たり前なワンちゃんNGな食材は、ワンちゃんと暮らしたことない人にとっては初めて知る情報です。
知らない間に、友人が愛犬に食べてはいけないものを食べさせてしまったということがないよう、事前に情報を共有して下さいね!
愛犬と初めてバーベキューをする方は、下記の与えても良い食材を参考にしてください。
・味付けをしていない肉類
・にんじん
・かぼちゃ
・キャベツ
・ピーマン
・ナス
・きのこ(椎茸、しめじ、舞茸など)
・イモ類(ジャガイモは芽の部分を必ず取り除く)
・魚(骨を必ず取り除く)
※すべて必ず加熱しましょう。
焦げすぎた食べ物には、発がん性物質が含まれると言われています。
焦げた部分を取り除いてから与えるか、焦げ目をつけないように調理しましょう。
味付け用のタレの中には、玉ねぎなどワンちゃんにとって危険な食材が配合されている可能性があります。
こういったものがついてしまわないように、愛犬が食べる食材は専用のアルミホイル、トングなどを用意して、人用とは別に焼いてください。
また、肉の骨、とうもろこしの芯、割りばしや串、ポリ袋やフィルムラップ、保冷剤などのゴミの誤飲にも細心の注意をはらいましょう。
暑い日にバーベキューを行う場合は、人間だけでなくワンちゃんも熱中症になるリスクが高まります。
熱中症は最悪の場合は死に至る怖いものです。
愛犬には常に新鮮な水を用意する、日陰の涼しい場所で過ごさせるなど、暑さ対策を万全にしましょう。
ワンちゃんは人間のように汗をかくことができません。
人が風などで涼しいと思っていてもワンちゃんは涼しいと感じていない場合もあります。
愛犬がハアハアと激しいパンティングをするようであれば、水遊びをさせたり、体に水をかけてからうちわや携帯扇風機などで風をあてるなどして、クールダウンさせましょう。
また、熱中症対策のワンちゃん用経口補水液が市販されているので、用意しておくと安心です。
自然の中でのバーベキューは虫刺されのリスクが高まります。
特にアウトドアシーズンは虫たちも活発。
蚊やダニなどは、ワンちゃんにとって命取りになりかねないウイルスを媒介する可能性があります。
バーベキューをする際には人間だけでなく、ワンちゃん専用の虫除けスプレーや虫除けアイテムも活用しましょう。
ワンちゃんがバーベキュー中に快適に過ごせるように、役立つグッズを準備しましょう。
食器類はもちろん、ワンちゃんが飽きてしまった時のために、お気に入りのおもちゃなどを持っていくとワンちゃんも飼い主さんも安心できます。
ワンちゃん用の小さなテントは日除けや虫除け、寝床としても活用できて便利ですし、ドッグコットを1つ用意しておくとワンちゃんの居場所ができてリラックスできるでしょう。
バーベキュー会場の近くにドッグランがあると、ワンちゃんが思い切り走り回ることができてストレス解消になります。
愛犬は程よく疲れることができますし、お出かけの満足感も増すでしょう。
バーベキュー場の周辺にドッグランがあるか事前に調べておくとよいですね。
バーベキュー中は、飼い主さんがワンちゃんを常に見守ることが重要です。
バーベキューには熱い網や炭、油を使った調理など、危険なものがたくさんあるので、事故が起きないよう、愛犬から常に目を離さないようにしましょう。
また、バーベキュー中に愛犬をノーリードでフリーにしておくと、バーベキューコンロを倒してしまったり山などで迷子になったりする可能性も。
コンロから離れた場所にペグを打って、ワンちゃんもある程度自由な行動ができる長さのリードで繋いでおくことがおすすめです。
ペグが使用できない場合は、コンロに近づかない人がショルダーリードを使用しましょう。
バーベキューに限ったことではありませんが、外で愛犬との時間を楽しむときには、周囲の人や他のワンちゃんにも配慮することが大切です。
ほかの利用者に迷惑をかけないように、愛犬の行動に常に目を配りましょう。
戸外の自然や空気を感じながら、おいしいものを食べることのできるバーベキューは、飼い主さんと愛犬との絆が深まる最高のレジャーかもしれません。
しかし、バーベキューをする前には準備をしっかり行いマナーや注意点を守ることが大切です。
事前準備をしっかりと行い、愛犬との楽しい思い出を作って下さいね!
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