愛犬とのお出かけ!まだまだハードルは高い?【ニュース】

愛犬とのお出かけ!まだまだハードルは高い?【ニュース】

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愛犬と一緒に過ごす時間はかけがえのないもの。
お家で一緒にゆっくりとくつろぐ時間も至福の時間ですが、普段とは違う場所へ、ワンちゃんと一緒にお出かけしたいと思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。

旅行やイベントなど、ワンちゃんと色々な場所にお出かけして思い出を作りたいと思う一方で、ワンちゃんとのお出かけは一緒に行動ができなかったり、受け入れてもらえない施設があるなど、まだまだ困難が多いのも事実です。

そこで今回は最新の意識調査の結果から、お出かけに関する実態を探りました。

 

同伴可能な飲食店や宿泊先探しは大変!

ペッツオーライ株式会社はこのほど、同社が提供するアプリ「Wan!Pass」ユーザーを対象とした、「愛犬とのお出かけに関する調査」を実施。

対象は、20代~70代以上までの愛犬と暮らす全国の「Wan!Pass」ユーザーで、調査は2024年3月5日~5月21日の期間、ネットアンケート方式で実施、3,941人から回答を得ました。
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まず、愛犬とのお出かけでの困り事を複数回答可で挙げてもらうと、1位は「愛犬と同伴可能な飲食店を見つけるのが大変」の79.9%となりました。

2位は「愛犬と同伴可能な宿泊先を見つけるのが大変」の50.1%で、5位には「愛犬と同伴可能な宿泊先の予約が取れない」という声も25.3%あがっています。

身近なところでも徐々に増えてきているワンちゃん同伴可能店舗・サービスですが、いざ出かけるために利用先を探すと、かなり対象が限られ、苦戦する飼い主さんが多いと分かりました。

 

愛犬とのお出かけ時の移動手段は?

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続いて、お出かけ時の愛犬との主な移動手段を尋ねたところ、「自家用車」が86.1%と圧倒的に多く、2位以下を大きく引き離しました。

ワンちゃんの負担やほかの利用者の方のことを考えると、一般公共交通機関の利用はなかなか難しいのかもしれません。

2位は「電車」で5.9%、3位が「徒歩」の4.5%でした。

電車での移動の場合、小型犬はケースに入れて手回り品として車内に持ち込むことが許可されています。(各鉄道会社により規定は異なります)
しかしペットカートはサイズオーバーになってしまうことが多いため、ケースに入ることのできない大型犬は電車での移動は難しいでしょう。

 

宿泊施設選びでは「ご飯」シーンがポイント

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愛犬の同伴が可能な宿泊施設において、最も重要視する点は何か尋ねたところ、1位が「ご飯を愛犬と同じ空間で食べられる」の27.9%、2位は「一緒に過ごせるエリアが広い」の19.9%、3位は「ご飯を愛犬と一緒に部屋で食べられる(部屋食がある)」の12.8%となりました。

宿泊施設において「食事」の空間やサービスは、宿泊先を決める際の大きなポイントですよね。
愛犬と「食事」の時間を一緒に共有したいという飼い主さんが多いように感じられますね。

以下「内装面で愛犬に考慮されている」の7%、「ドッグランがある」の6.8%などが続きます。

「その他」には「愛犬と一緒にベッドで寝られる」ことを重要視する声も多かったそうです。

いずれも愛犬と時間を一緒に共有したいという気持ちがアンケート結果に反映されているように感じられます。

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同様に、飲食店で最も重要視する点を尋ねると、1位は「店内(室内)に同伴入店できる」の52.9%、2位は「他の犬との距離が保たれている」の11.9%、3位は「料理が美味しい」の6.8%、4位に「スタッフの対応が良い」の6.4%などとなりました。

半数以上の飼い主さんが同伴入店できることを求めていることがわかりますね。
食事のタイミングを中心に、愛犬とずっと一緒にいられる、時間を共有できる施設を求める飼い主さんが多いようです。

 

現実的に身近なドッグラン、理想のお出かけ先は多彩

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愛犬とお出かけを実際にしたことがある場所を尋ねた結果では、1位が「ドッグラン」で85.6%と高く、2位に「飲食店(店内に一緒に入れるお店)」の73.9%、3位は「愛犬と泊まれるホテル」の69.5%でした。

以下「ドッグカフェ」の67.5%などが続いています。

愛犬とのお出かけで一番行きやすいのが「ドッグラン」のようです。
「ドッグラン」は広い敷地にワンちゃんを放し、自由に遊ばせることができるため、ワンちゃんの「ストレス発散・運動不足解消」にとよく行く飼い主さんも多いようですね。
なかにはアトラクションなど設備が充実しているところもあり、愛犬と飼い主さんが自由に過ごせるエンターテインメント施設として愛犬とのお出かけ場所に人気なのでしょう。

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一方、愛犬と行ってみたいお出かけ先を尋ねると、1位は「愛犬と泊まれるホテル」の56.5%で、2位が「飲食店(店内に一緒に入れるお店)」の45.7%、3位は「テーマパーク」の45.3%、4位に「愛犬専用お出かけ施設」の42.9%となりました。

旅行やお出かけなど非日常としての思い出に愛犬と一緒に旅行に行きたいと感じている飼い主さんが多いことがわかりますね。

このほかにも「果実狩り」や「カヤックなどのアウトドアアクティビティ」といった答えもあり、愛犬と一緒に特別な体験をするといった、従来の購入・所有とは異なる「コト消費」へのニーズが高いと分かりました。

 

宿泊ありのお出かけはとくにハードル高し

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最後に、年に何回くらい愛犬と宿泊を伴う旅行に出かけるかを尋ねると、「年1~2回」が51.3%で、「宿泊の旅行へは行かない」は23.3%の2位、3位が「年3~5回」の17.4%でした。

全体の約4分の1は宿泊込みの旅行は諦めていることが分かりますね。
移動手段の制限や宿泊施設の選定が大変なことから、愛犬と一緒の旅行はハードルが高いようです。

 
出典:Wan!Pass愛犬とのお出かけに関する調査

 

まとめ

ペット同伴可能なカフェやホテルは徐々に増えてきていますが、実際の利用となると、移動の困難や宿泊施設が見つけにくかったり、予約が取りにくかったりと苦心している飼い主さんが多い実態が見られました。
愛犬と一緒に出かけたいというニーズがある一方で、そういった理由で愛犬とのお出かけはハードルが高く、お出かけができていないという飼い主さんが多いようですね。

しつけやマナー、飼い主さんとの信頼関係、社会の理解が広がっていくことで、お出かけしやすい環境を社会全体で生み出していきたいですね。

 

 

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