大切な家族の一員であるワンちゃんには元気で長く生きてほしいもの。
ワンちゃんは不調を言葉で訴えることができないため、普段から変わった点はないか、注意してみてあげることも大切ですが、より詳しく現状を把握したり、疾患の早期発見を図るには、健康診断を受けることがよいでしょう。
とはいえ、明確な受診時期や頻度が決まっているわけではないため、飼い主さんの自己判断となっているケースが多いようです。
そこで今回は、ワンちゃんの健康診断に関するアンケート結果を紹介します。
はじめて健康診断を受けさせたのは何歳頃か尋ねたところ、「生後6カ月以内」が32.8%で最も多く、次いで「生後6カ月~1歳」となりました。
一方で、割合としては全体の10%以下と少ないものの「7歳以降」という回答もありました。
年齢を重ね、健康に不安が出てきたことをきっかけに受診を始めるケースもあるようです。
ワンちゃんの場合、満1歳を迎える前の健康診断が推奨されています。
ワンちゃんは生後1年間で人間のおよそ15歳にあたるまで一気に成長します。
そのため早めの受診開始が望ましいといえるでしょう。
7歳を過ぎるシニア期は病気も増えてくる時期になるので、定期的に健康診断を受けることが大切です。
続いて、健康診断を受けさせる頻度がどれくらいかを尋ねると、「1年に一度」が全体の45.7%と半数弱を占め、最も多くなりました。
次いで「半年に一度」、「2~3年に一度」と続いています。
年に一度の健康診断を推奨している動物病院も多く、そうしたアドバイスに従っている飼い主さんも多いのかもしれません。
ワンちゃんは7~8歳でシニア期と呼ばれ、体に不調が出る可能性が高くなるので、半年に一度以上の健康診断を心がけるとよいでしょう。
ただし適切な頻度はワンちゃんの年齢だけでなく健康状態にもよるため、かかりつけの獣医に相談することも大切ですね。
最後に、健康診断を受けさせようと思ったきっかけを尋ねたところ、「かかりつけの病院で勧められたから」が全体の29.7%で最多回答となりました。
2位は「飼い始める前から健康診断の大切さを知っていたから」で、3位が「飼い始めてから健康診断の大切さを知ったから」になっています。
以下4位に「当時、体調に不安があったから」、5位「当時は体調に不安がなかったが、将来のことを考えると不安があったから」と続きました。
健康診断の大切さも広く知られるようになり、自主的に思い立つ飼い主さんも増えているものの、生後すぐのタイミングで予防接種のため病院を訪れ、そこで勧められて健康診断を受けるようになったという方がかなり多いようですね。
いずれにしても、実際に体調不安が現れてから健康診断を受けるよりも、早い段階で計画的に受けていくことが大切でしょう。
(調査元:上池台動物病院)
今回はワンちゃんの健康診断の実施状況を調査した結果をご紹介しました。
ワンちゃんは不調を言葉で訴えることはできないため、具合が悪いのかどうかはなかなか見た目ではわかりません。
近年ワンちゃんの寿命が伸びているとはいえ、病気の早期発見、治療が何より重要となります。
定期的に健康診断を取り入れることで、現在の愛犬の体調を知り、安心することもできますし、万が一不調があった場合でも事前に治療受けさせることが可能となります。
日々の健康チェックに加えて、定期的な健康診断も取り入れて愛犬の健康維持をしていきたいですね。
参考リンク
PRTIMES
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