ペットも超高齢化時代!平均寿命が過去最長に【ニュース】

ペットも超高齢化時代!平均寿命が過去最長に【ニュース】

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飼い主さんにとってペットはかけがえのない存在ですよね。
人間と比較するとワンちゃんやネコちゃんの寿命は6分の1程でかなり短いもの。
だからこそ1日も元気で長く一緒にいたいですよね。

近年は飼い主さんの健康意識の高まりや医療技術の発展から、ペットの平均寿命は年々延びていますが、実際には何歳くらいなのでしょうか。
今回は、ペット統計データ集 『家庭どうぶつ白書 2023』を通じて、ペットの平均寿命や疾患についての情報をご紹介します。

 

ワンちゃん・ネコちゃんともに平均寿命が過去最長

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2021年度の調査ではワンちゃんとネコちゃんの平均寿命が過去最長を更新しました。
2010年の調査から11年間数値は右肩上がりでワンちゃんの平均寿命は14.2歳ということでした。
一番低い13.1歳からと比べると1.1歳寿命が延びています。

数値で見るとそこまで高くないように見えますが、ワンちゃんは1年で人間の4歳~7歳分の年齢を重ねていくと言われています。
そう考えると大きく寿命が延びていることがわかりますね。

 
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ネコちゃんの平均寿命は2009年の調査では13.7歳でしたが、2021年では14.7歳を更新。
2020年と比べて0.3歳も寿命が延びており、過去10年の中でも最高の伸び率となっています。
ネコちゃんも人間で換算すると1年で約4歳分に相当します。(猫は1歳半で、人間の「20歳」に相当)
人間でいうと72歳ほどに相当することになりますね。

 

高齢ペットの診療費も増加

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ワンちゃんやネコちゃんの平均寿命が延びた背景には、ワクチンの普及や獣医療の進歩が影響しているでしょう。
ペットの長寿化が進む中、高齢ペットの診察費も増加傾向にあります。
15歳の平均年間診療費は1歳の平均年間診療費に比べて、ワンちゃんは4.7倍、ネコちゃんは4.5倍に跳ね上がっています。

犬の治療費の年間診察費(中央値)TOP3は、1位「鼻腔内腫瘍で172,699円」。
2位は「糖尿病で172,092円」、3位は「腸閉塞で158,345円」でした。
人間と同様にペットも高齢になるほど疾患リスクが高まります。
診察費の増加に早い時期から備えておく必要がありますね。

 

高齢ペットに多い疾患と死因

8歳以上の高齢期に多い疾患と死亡原因についても、みていきましょう。

ワンちゃんの疾患の場合、1位が「嘔吐 / 下痢 / 血便(原因未定)」で14%、2位は「弁膜症」で10.7%、3位は「その他の皮膚疾患」で9.8%でした。

ネコちゃんは、1位が「その他の泌尿器疾患」で11.7%、2位は「慢性腎臓病(腎不全含む)」で10.4%、3位は「嘔吐 / 下痢 / 血便(原因未定)」で7.8%でした。

ワンちゃんもネコちゃんも「嘔吐 / 下痢 / 血便(原因未定)」が上位に挙がってきています。

死因については、ワンちゃんの1位は「その他の泌尿器疾患」、2位は「慢性腎臓病(腎不全含む)」、3位は「弁膜症」でした。

ネコちゃんの1位は「その他の泌尿器疾患」、2位は「慢性腎臓病(腎不全含む)」、3位は「元気喪失(食欲不振含む、原因未定)」という結果に。
いずれも「その他の泌尿器疾患」が1位という結果でした。
ワンちゃんもネコちゃんも泌尿器系の病気にかかりやすい傾向があることが関係しているかもしれません。

 

まとめ

ワンちゃんやネコちゃんの寿命は人間の寿命と比べると、とても短く感じてしまいますが、それでも15年近く一緒に生きていけることはとても嬉しいですよね。
ペットの長寿化の背景には、医療の発展はもちろん、飼い主さんの意識の変化やフードやペット用品の普及など様々な所からペットへの関心が高まっていることが影響されているのではないでしょうか。
大切なペットと長く暮らしていけるように食事や健康面など様々な工夫をしてあげたいですね。

 

 

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