治療費への不安も?多頭飼いオーナーへの実態調査【ニュース 】

治療費への不安も?多頭飼いオーナーへの実態調査【ニュース 】

news217

 
複数のワンちゃんとの生活や、ワンちゃん・ネコちゃんと一緒に暮らす生活に憧れを抱く方も多いでしょう。
1匹との暮らしでも得られるものは多いですが、愛しい家族が増えることは幸せを伴うものです。
また、ワンちゃんにとっても同種の家族がいることで社会性を学びやすく、留守番の寂しさもなくなります。

しかし一方で、実際に2頭以上を迎えた飼い主さんからは、多頭飼育の難しさを痛感することもあるようです。
そこで今回はワンちゃんの多頭飼い、またはワンちゃんとネコちゃんを多頭飼いしている人を対象とした現状とお迎えの意識を探った調査結果を紹介します。

2頭目を迎えようと考えている飼い主さんは、ぜひこのリアルな声を参考にしてみてくださいね。

 

ワンちゃんは2匹飼育が最多

スクリーンショット 2023-08-31 175601
 
まず、ワンちゃんを2匹以上飼育している飼い主さんを対象に頭数を尋ねたところ、最多は「2匹」で78.8%と圧倒的多数を占めました。
21.2%の回答となった「3匹以上」の中には、5匹のワンちゃんと暮らしている飼い主さんも。

多頭飼育と言っても、やはりたくさんのワンちゃんをお迎えするのはなかなかハードルが高いようですね。

 

1~3年で新たにお迎えするケースが多数

スクリーンショット 2023-08-31 180003
 
ワンちゃんのお迎え先について尋ねた結果では、「ペットショップ」が42.8%、次いで「保護・譲り受け」が38.9%という結果に。

保護犬の受け入れがかなり進んできていることが分かりますね。
保護犬の場合は預かりボランディアさん宅で、多頭飼育に向いているかどうかを事前に判断しやすいという面もあるかもしれません。

 
スクリーンショット 2023-08-31 181323
 
さらに先住犬・猫を家族にしてから次の子をお迎えするまでの間隔について尋ねました。

最も多かったのは「3年以内」で43.1%と半数近くにのぼりました。
先住犬・猫との生活が安定してきた1~3年の間に次の子のお迎えをする過程が多いようです。

次いで「1年以内」が10.4%、「5年以内」が10.2%と続きます。
さらに「同じ日」に複数ワンちゃんを迎えた飼い主さんも9.5%と、1割弱見られました。

 

多頭飼育では治療費への不安も

スクリーンショット 2023-08-31 181720
 
愛しい家族が増えることは喜ばしいことですが、その分金銭的な負担が増えることも知っておかなくてはいけません。

中でも覚悟しておきたいのが高額治療費。
そこで、突然150~200万円といった高額治療費が必要になった時の状態を想定して回答してもらいました。

最も多かったのは46.4%で「生活に支障が出る」。
また、「高額だと支払えない」という回答も40.3%という結果に。

当然ながらペットは公的医療保険制度がないため、任意のペット保険に入っていなければ治療費はすべて飼い主さんの負担となります。
そのため重い病気になった場合の治療費負担に、不安を抱いている飼い主さんが多いようです。

必要に駆られた時、大切な家族に十分な治療を受けさせてあげられるよう、金銭的な負担を想定してどれくらいの余裕があるのかを把握した上で家族を迎えることを検討したいですね。

 

まとめ

多頭飼いはワンちゃんと飼い主さんの暮らしをより豊かにしてくれる魅力的なものである一方、お迎えのタイミングや相性、経済的負担など考えておかねばならないことも多くあります。
そうした背景もあってか、2頭飼いまでの飼い主さんが多いという実態も判明しました。

かわいさあまって無計画に家族を増やしてしまうことがないよう注意し、1頭でも多頭でも責任をもってお世話してあげる基本を徹底したいですね。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね !しよう

この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪

ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。

上へ戻る