ペットと暮らしている方にとって、愛犬・愛猫はかけがえのない存在ですよね。
近年は犬・猫以外にも、ペットとして迎える生き物の種類も多様化しています。
古くから鳥類や魚類も人気が高いですが、爬虫類なども、こよなく愛する人とっては無くてはならない存在かと思います。
最新の動向では、どんな生き物が人気なのか気になるところですね。
今回は10代以上の男女150人に行われた「家族に迎え入れたい生き物」のアンケート結果をご紹介します。
ランキングトップの座に輝いたのは、やはり私たちの愛すべき不動のパートナーであるワンちゃんでした。
支持率は非常に高く、全体の44.0%が選択しています。
ワンちゃんを選んだ人からは、次のようなコメントがありました。
「とてもかわいいのと、散歩に一緒にいけるところがいいなと思います。いろいろなしつけをしたり、いろいろな芸を覚えさせたりしたいです」(女性50代)
「物心ついたときから常に犬と一緒に暮らしているので、犬がいない生活は考えられません。」(女性30代)
「犬は、人間の気持ちに寄り添ってくれ、家族の一員として生活できそうだと思う。子どもたちの情操教育にもとても良いと思うから」(女性40代)
小さい頃から身近な存在で、何といっても人の気持ちに寄り添ってくれるところ、とにかく可愛いところなど、愛犬家らしい意見が集まりました。
ワンちゃんに次ぐ2位の座を射止めたのは、ネコちゃんでした。
いろいろな生き物が考えられる中でも、やっぱり家族の一員として考える場合、ワンちゃんとネコちゃんへの支持が安定して高く、多数派になっていると分かります。
回答者数の割合からみても、ワンちゃん・ネコちゃんのトップ2が3位以下を大きく引き離し、圧倒的な人気を誇っています。
ネコちゃんを選んだ人からは、次のような声がありました。
「犬のように毎日散歩に行かなくて良いし、鳴き声も煩くない点が飼いやすいと思う。何より可愛いところが最大の癒やしになってくれるので」(女性40代)
「マイペースだけど甘えるときは甘えて可愛いから」(男性30代)
「幼少期からずっと猫と一緒に生活していて無くてはならない存在ですし、保護猫などできる限り何匹でも受け入れたいです」(女性30代)
可愛さに惚れ込む人、小さい頃から身近で欠かせないといったワンちゃんと同様の声に加え、現代の環境・室内での飼いやすさをポイントに挙げる傾向もみられました。
トップ2との開きは大きいものの、第3位にはウサギさんがランクインしました。
可愛い小動物ペットの代表格として、存在感を放っています。
「ウサギ」と回答した人からは、次のような声が寄せられています。
「私も子どももウサギが好きなので。かわいい。やわらかい。あたたかい。周りにウサギを飼っている人も多く、おすすめされているので」(女性30代)
「鳴かないので近所迷惑にならない。雨が多い地域に住んでいるけれど散歩の必要が無い。清潔で臭いがない。何より可愛い」(女性40代)
室内で飼いやすく、散歩の手間もないこと、鳴き声など近所の目を気にする必要がないことといった点に利点を挙げる人が多く、その上での愛らしさが評価されています。
4位にはお魚がランクインしました。
身近な金魚や昨今人気のメダカ、かつてブームとなった熱帯魚など、こちらもペットとしておなじみの存在です。
お魚派の人からは、次のような声が寄せられています。
「過去に金魚を飼っていたので大きな水槽があるから。小さな子どもと一緒にお世話もできるし、観賞用でとても部屋が明るくなるから」(女性40代)
「水槽の掃除や水の管理は大変そうだが、他の動物と違って毛が落ちたり、糞の始末など毎日やらなければいけない作業がない」(女性30代)
「賃貸住みなので、動物類を飼うことができず魚だったら誰でも、賃貸でも迎え入れることができる」(女性20代)
水槽の掃除などお手入れが大変な面はありますが、毛が気にならないことや賃貸でも飼えること、小さな子どもと一緒に世話をするのも考えやすいことなどが魅力となっていることが分かりました。
お魚と並ぶ同率の4位に鳥さんも選ばれました。
やはり古くから愛されてきたペットの代表格ですね。
インコや文鳥など、飼っていた経験のある方も多いでしょう。
鳥さんを選んだ人からは、以下のようなコメントがありました。
「犬や猫と同じように人によくなつくことと、小さくて可愛く、おしゃべりができる鳥もいるので楽しみも多く、飼育もしやすいから」(女性30代)
「犬猫はなついたりしてかわいいが、散歩が必要だったり動き回るスペースが必要だったりする。ニオイも気になる。魚や爬虫類は反応が乏しい。その点トリは動きがかわいいし、なんとなくなつくから」(女性50代~)
「文鳥が好きです。マンションでも気兼ねなく飼えるので助かります」(女性40代)
人によくなつき、おしゃべりをする子もいる可愛らしさ、比較的手間がかからず、限られたスペースや賃貸マンションなどでも飼いやすいことなどが支持のポイントでした。
6位には、3位のウサギとともに小動物系のペットとして人気が高いハムちゃんがランクインしました。
定番から珍しいものまで種類も豊富にあるハムスターですが、アニメキャラクターとしても人気になりやすいなど、愛くるしさで注目されることも多いですね。
ハムスターを選んだ人からは、以下のような声が寄せられました。
「手のひらサイズで小さくて可愛いところがハムスターの魅力だと思う。見ているだけで癒される」(女性20代)
「まずは飼いやすく、場所をとらないことがおすすめだと思います。また、生き物を育てるという経験を積むのにあまり難しくないので、初めての場合は特におすすめです」(男性30代)
可愛くて癒やされる小さく丸っこい姿、そして生き物を初めて飼うペット初心者などでも育てやすいといった点が、家族として受け入れる候補にとくに向くところとなっていました。
7位には、近年とくに関心が集まってきている爬虫類がランクインしました。
幅広く好まれるというわけではないものの、ファンは確実に増えています。
爬虫類と回答した人からは、次のようなコメントがありました。
「レオパと言われる爬虫類を飼いたいと考えております。トカゲを小さくしたみたいな感じで個人的にお気に入りです」(男性30代)
「リクガメが現在1匹いるのですがその子の友達としてもう1匹リクガメをお迎えしたいです。急ぎめに歩いたりノロノロ歩いたり見てるだけでも癒されるので」(女性20代)
「昔からカナヘビやトカゲなどの爬虫類が好きで、爬虫類カフェにたまによく行く。匂いと温度管理の問題がクリアできたら飼いたい」(女性30代)
爬虫類と一口に言ってもさまざまな種があり、それぞれに適した飼育環境を整える面で難しいケースもあるものの、好きな人にとっては見ているだけで癒やされる、是非とも一緒に暮らしたい、眺めていたい対象となっているようです。
8位は「その他」で、やや珍しいタイプの生き物が挙がりました。
「カワウソ。可愛らしく、愛嬌があってなつっこいため。横になってご飯を掴んで食べる姿や鳴き声など、魅力はたくさんあると思います」(女性30代)
「フクロモモンガを飼いたい。ホームセンターのペットコーナーに立ち寄るたびに、子どもたちがフクロモモンガに夢中で、触れ合わせてあげたいと思うし、空中を飛んでいる姿を見せてあげたいと思ったから」(女性30代)
昨今は珍しいタイプの生き物たちにも、一般的なペットを取り扱うショップやコーナーなどで出会えるようになってきており、候補として検討しやすくなっていること、そうした場で見かけて可愛らしさに魅了される人も増えていることなどが背景にあるのかもしれません。
ワンちゃん・ネコちゃんの人気は根強く、家族の一員として迎え入れたいと考えている人が多い結果となりました。
また上位にランクインした生き物は、昔からペットとしての歴史が比較的長い種類が目立ちました。
身近に感じて育ってきたからこそ、いない生活が考えられないという方も多くありましたし、人の気持ちに寄り添ってくれるという感覚を抱いている人も数として多く、家族にしたい、迎え入れたいと考えやすくなっている様子がうかがわれました。
お世話のしやすさなどもポイントになっていましたが、どんな生き物と暮らすにしても、思いがけず大変なこと、苦労することがないわけではありません。
どのペットと暮らすことになっても、最期までしっかり必要なお世話をしてあげること、命に責任を持つことが何より大切です。
新しい家族としてペットを迎えた際は、心からの愛情をたっぷりと注ぎ、ともに豊かで素晴らしい人生の時間を紡いでいくようにしたいですね。
参考リンク
さぶろぐ
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