介助犬が公共でのトレーニング再開!より実践的な訓練を【ニュース】

介助犬が公共でのトレーニング再開!より実践的な訓練を【ニュース】

QYTsPxtf5jHOtji1642521400_1642521403

 
手や足の不自由な人の日常生活をサポートする介助犬。
指示された物を持って来たり、ドアを開閉したりするといった手助けができるイメージがありますよね。

じつは、不測の緊急事態が発生した際に周囲の人に助けを求める、緊急ボタンを押すといった対応をすることもできるんです。

そのため、一人前の介助犬になるにはたくさんの訓練を重ねる必要があります。

さらに、ユーザーとの実生活の中でも対応できるよう訓練施設だけでなく、多様な施設でのパブリック訓練も重要とされています。

 

コロナ禍で訓練にも制限

愛知県長久手市に訓練センターを構える社会福祉法人日本介助犬協会では、県内の商業施設や公共交通機関の協力のもと、こうしたパブリック訓練を日頃から行っています。

ところが、その取り組みも新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一時中止に追い込まれる事態に。

しかし、マスクの着用や手指消毒など、感染拡大予防策を徹底することによって、徐々に再開することができるようになりました。

2021年12月21日には、約1年ぶりにトヨタ博物館でのパブリック訓練を実施することができたそうです。

 

多様な環境での訓練が不可欠

日本介助犬協会と同じ長久手市にあるトヨタ博物館では、毎年1~2回、訓練犬のパブリック訓練を受け入れ、その育成を支えています。

訓練士の方は、「スーパーマーケットやデパートなどとはまた異なる場所でパブリック訓練が行えることは、とても貴重なこと。犬たちの経験の機会のみならず、博物館を訪れる方々への受け入れ啓発活動にもつながっている」といいます。

介助犬は身体障害者補助犬法に基づき、多様な公共施設においてユーザーに同伴することが認められています。

コロナ禍という厳しい状況の中でも、立派な介助犬として成長するために欠かせないパブリック訓練が、こうして博物館のような場所でも再開できたことは、とても喜ばしいことですね。

 

まとめ

介助犬は身体の不自由な方にとって、暮らしに欠かせないパートナーとして、大きな役割を果たすことが期待されている存在です。
そのはたらきによりユーザーの行動範囲は拡がり、また安心して外出ができるようになります。

もちろん、ワンちゃんの存在が暮らしに潤いを持たせてくれることや、ただそばにいるだけで与えてくれるもの、その大きさは、愛犬家の皆さんならばすぐに理解されることでしょう。

コロナ禍ならではの困難もありますが、介助犬となるのに必要不可欠なパブリック訓練が、今後もより多様な生活空間、施設空間で積極的に実施できるようになっていくことを期待しています。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね !しよう

この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪

ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。

上へ戻る