賢くて好奇心旺盛!ミニチュア・ダックスフンドの性格とは

賢くて好奇心旺盛!ミニチュア・ダックスフンドの性格とは

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面長の顔に垂れた耳、短い手足が特徴的なミニチュア・ダックスフンド。
日本では人気の犬種ランキングで常に上位にランクインし、親しまれています。

今回はそんなミニチュア・ダックスフンドに焦点をあてて、性格や魅力、飼育する時の注意点などについて解説します。

 

ミニチュア・ダックスフンドはどんな犬種?

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小型でペットとして人気の高いミニチュア・ダックスフンドは、胴長短足なキュートなビジュアルが魅力。
そんなミニチュア・ダックスフンドの性格や特徴はどんなものなのでしょうか?

 

ミニチュア・ダックスフンドの特徴

ダックスフンドはドイツ語で「アナグマ犬」という意味を持ち、その名前の通り胴長の体を生かして狭い巣穴に入る狩猟犬として活躍していました。
しかし原種であるスタンダードのダックスフンドは体重9㎏以上になるため、より小さなイタチやテンといった獲物を狩猟するために、体の小さなミニチュア・ダックスフンドが誕生したと言われています。

胴長短足以外の体の特徴としては、胸が発達しており引き締まった筋肉質な体型であることが挙げられます。
また、マズルが長い面長の顔に、たれ耳と可愛いアーモンドアイが特徴です。

 

ミニチュア・ダックスフンドの歴史

ダックスフンドの歴史は古く、16世紀にはすでにドイツで狩猟犬として活躍していたと言われています。
しかし、古代エジプトの壁画に描かれた犬の姿がダックスフンドによく似ており、16世紀よりも前に存在していた可能性もささやかれているようです。

また、小型動物を狩るために改良されたミニチュア・ダックスフンドは、19世紀以降に誕生しました。
19世紀後半にはアメリカで愛玩犬として飼育されるようになり、同じ頃に日本にも渡ったとされています。
その後日本では1995年頃から今に至るまで、人気犬種として愛されています。

 

どんな性格?

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今や日本で不動の人気を誇るミニチュア・ダックスフンド。
街中や公園で見かけることも多いですよね。
長く人気を獲得しているということは、飼いやすい特徴があるのかもしれません。

ここでは、ミニチュア・ダックスフンドの性格について見ていきましょう。
ですが、性格はワンちゃんそれぞれ異なるので、犬種ごとの傾向として捉えてくださいね。

 

好奇心旺盛

狩猟犬の特徴が色濃く残っているため、好奇心が旺盛で勇敢な子が多いとされています。
また、穴を掘ったりボールやおもちゃを追いかけることを好む活発さも持ち合わせています。

 

賢い

ミニチュア・ダックスフンドは頑固な面があるため、しつけには根気が必要です。
しかし賢く順応性が高いので、その子に合った方法を掴めればしつけは受け入れやすい性格とも言えます。
食欲旺盛で遊び好きな性格を生かし、ご褒美を上手に使ってトレーニングしてあげましょう。

 

警戒心が強い

基本的に人にもワンちゃんにも友好的な性格をしていますが、狩猟犬の気質から警戒心が強くよく吠える傾向があります。
見知らぬ人や動物に対してや、慣れない環境においては攻撃的になってしまうことがあるので注意が必要です。
一方で飼い主さんとのスキンシップや抱っこが好きという甘えん坊な一面も。

 

被毛タイプ別の性格

ミニチュア・ダックスフンドは毛の長さや毛質によって3つの被毛タイプに分けられます。
それによって性格も少し異なると言われているので参考にしてみてください。

短毛のスムースの子は、頑固で負けず嫌いな一面があります。
長い被毛のロングの子は、明るくて友好的です。
ワイヤーと言われる固い毛質の子は、協調性に富んだ性格の子が多いようです。

 

ミニチュア・ダックスフンドを飼う際の注意点

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これまで紹介してきたように、ミニチュア・ダックスフンドは特徴的なフォルムや、狩猟犬として活躍していた点から、飼育において注意したい点があります。
ここでは、とくに注意すべき4つを見ていきましょう。

 

腰への負担に気を付ける

胴長短足という体形から、腰をとても痛めやすく注意が必要です。
腰に負担がかかってしまうと、椎間板ヘルニアという病気にかかる危険性があります。

 

運動不足に注意

もともと狩猟犬として活躍していたため、とても活発で散歩や運動も大好きです。
ですが一方で食欲旺盛で肥満になりやすい犬種でもあるため、適度な散歩や運動を日常的に行うようにしましょう。

 

無駄吠えのコントロール

ミニチュア・ダックスフンドは刺激への反応が高く、吠えやすい性質です。
パピーの頃からしっかりしつけをして、飼い主さんの指示で興奮や無駄吠えをコントロールできるようにしましょう。
また、運動や散歩が少ないとストレスから吠えが多くなることもあるため、ストレスをため込まないように様子を見てあげてください。

 

被毛の手入れ

被毛の種類ごとに手入れの方法が異なります。
下記を参考に愛犬に合ったケアをしてあげましょう。

・スムースタイプ
スムースタイプの子は、被毛のお手入れが簡単です。
時々ブラッシングやマッサージをしてあげたり、外出や散歩後には濡らしたタオルを固く絞って体全体を拭いてあげると良いでしょう。

・ロングヘアータイプ
ロングヘアータイプの子は、ブラッシングを毎日してあげるのが良いとされています。
換毛期はアンダーコートが大量に抜けるため、とくに丁寧にブラッシングを行なうとともに、必要に応じてシャンプーやトリミングを行なうと良いでしょう。

・ワイヤータイプ
ワイヤータイプの場合は、定期的なカットと日々のブラッシングが欠かせません。
剛毛にこだわる場合にはプラッキングと呼ばれる特殊なお手入れが必要ですが、素人が行うとワンちゃんの皮膚を傷めることもあるので、プロに依頼するようにしましょう。
また、口周りの毛に食べカスが付きやすいので、ご飯の後に軽く拭き取ってあげると清潔に保てます。

 

 

ミニチュア・ダックスフンドと相性が良い人

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とても魅力的で大人気のミニチュア・ダックスフンドですが、元狩猟犬ということもあり、小さい体ながらエネルギッシュなワンちゃんでもあります。
そんな彼らと相性の良い飼い主さんはどんな人なのでしょうか?

 

遊ぶ時間がつくれる人

ミニチュア・ダックスフンドは遊びが大好きで、好奇心も旺盛です。
そのため狩猟本能が満たせるような、ロープの引っ張りっこなどをしてあげると喜びます。

飼い主さんは、一緒に遊べる時間を十分につくってあげられる人が向いています。

 

しつけができる人

比較的よく吠える犬種な上に小さな体の割に声が大きいため、しつけをしないと無駄吠えでトラブルを起こしかねません。
しっかりとワンちゃんと向き合い、忍耐強くしつけができる飼い主さんが望ましいでしょう。

 

経済的余裕のある人

ミニチュア・ダックスフンドは、体型的に椎間板ヘルニアや変形性脊椎症などの病気にかかりやすく比較的医療費が発生しやすい犬種です。
そのため飼い主さんは、医療費が負担できる経済的余裕のある人が理想です。

 

まとめ

街中でもよく見かけるミニチュア・ダックスフンド。
かわいい容姿はもちろん、好奇心旺盛で元気なイメージが強いですよね。
その一方で頑固で警戒心が強い一面もあるため、しっかりとしたしつけが欠かせません。

これからミニチュア・ダックスフンドを迎えようと考えている方は、特性を理解して向き合ってあげてくださいね。

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