愛犬と一緒に泊まろう!宿泊施設利用のポイントと注意点

愛犬と一緒に泊まろう!宿泊施設利用のポイントと注意点

Friendly dog is playing on the bed in hotel room

 
近年、ワンちゃんと一緒に宿泊できるホテルや旅館などの宿泊施設が増えてきました。
せっかくの旅行なので、できれば愛犬も連れて行きたいと思う飼い主さんも多いでしょう。

しかし愛犬と一緒に旅行する際には、周囲の人に対するマナーや宿泊施設のルールを守ることが重要です。
今回は愛犬と宿泊する際の注意点やマナー、持ち物などを解説します。

 

宿泊前に確認するポイント

 accommodations02
 
ワンちゃんとの旅行では、宿泊施設を選ぶ時点から下調べが欠かせません。
トラブルなく楽しめるように、事前に確認すべき点を押さえておきましょう。

 

施設の宿泊条件とルールを確認

まず宿泊施設を選ぶ際には、ホームページに掲載されているペットに関する規定や注意点にしっかり目を通しましょう。
施設によってはワンちゃんの体の大きさや頭数、犬種に制限がある場合もあります。
中には施設の一部だけがペット対応しておりエントランスやスペースが分けられている場合もあるため、事前に確認する必要があります。

さらにペットアメニティも宿泊施設によってさまざま。
ペットシーツやフードボウル、クレートなど持参が必要なものを確認して準備しましょう。

また、狂犬病や混合ワクチンなど、接種証明書の提示が必要な施設も多いため、事前に用意しておくと安心です。
万が一の時のために、宿泊施設近くの動物病院の詳細をチェックしておくことも忘れずに。

 

健康チェック

私たちと同じように旅行前には体調を整えなくてはいけません。
ワンちゃんは自身の体調を私たちに伝えることが難しいので、食欲や普段の様子から体調を確認してあげましょう。
また、便の様子からお腹の調子もしっかり見ておきましょう。
気になる症状がある場合には、お出かけの前に動物病院で健康チェックを受けておくと安心です。

外泊中は慣れない環境で体調を崩しやすいため、出発前からしっかり整えておきましょう。

 

身だしなみを整える

たくさんの人が利用する施設に泊まるため、シャンプーやブラッシングで愛犬の身だしなみを整えてから出かけましょう。
また、床を傷つけないように爪切りも欠かせません。

シャンプーやトリミングで疲れてしまう子も多いため、出発の2~3日前までに済ませておくと良いでしょう。

 

ワンちゃんとの宿泊に持っていくもの

accommodations03
 
ワンちゃんとのお出かけの際は持っていくべきものがたくさんあるのはご存知でしょうか。
周辺で調達できるとは限らないため、宿泊施設のアメニティを確認してから、足りないものはできるだけ持参しましょう。

基本的な持ち物を以下にリストアップしました。
旅行先のロケーションや季節、愛犬の特性に応じてさらに必要なものを確認してください。

・フード、おやつ
・フードボウル
・ベッドやケージ
・トイレトレイやペットシート
・排泄物処理用の袋(消臭効果の高いもの)
・排泄物処理用の水
・マナーウェア(オムツやマナーベルト)
・掃除道具(粘着ローラーや消臭スプレーなど)
・タオル
・ウェットティッシュ(ワンちゃん用のノンアルコール製品)
・ブラシやコーム
・シーツやカフェマット(愛犬がソファや人用ベッドで寝ても良い場合の汚れ防止)
・新聞紙や防水シート(食器の下の汚れ防止)
・ワクチン接種証明書
・狂犬病予防接種免除証明書(高齢犬など獣医師により狂犬病予防接種が免除されている場合)
・愛用のおもちゃ
・虫よけグッズ
・薬(服用している薬、整腸剤や目薬などの常備薬)
・衣類(寒冷地や雨天時の保温用) 
・ブランケット(季節に応じて)

 

 

宿泊中の注意点

 accommodations04
 
さまざまな人が利用する宿泊施設を利用する際は、当然ながらルールの順守や周囲への配慮が求められます。
宿泊施設に到着してから、注意したい点についてまとめました。

 

施設のルールに従う

大まかなルールはチェックイン時に口頭での説明があるので、しっかりと確認してください。
また、室内にルールや注意点をまとめたものを置いている施設も多いので、入室後にしっかりと目を通すようにしましょう。

「ベッドや布団、ソファなどの上には乗せてはいけない」
「バスルームには入室させない」
「敷地内ではリード着用必須」
施設にもよりますが、上記のようなルールを設けているところが多いようです。

また、共有スペースでは他のワンちゃんと顔を合わせることもあるため、愛犬から目を離さないようにしましょう。
たとえペットフレンドリーな施設であっても、できるだけ施設のものを汚さず、臭いを残さないように気をつけてください。

トイレトレーニングができている子でも、場所が変わるとできなくなってしまうこともあるため、不安がある子にはマナーウェアの着用がおすすめです。

 

宿泊客に迷惑をかけない

ほかの宿泊客に不快な思いをさせないように気を配りましょう。
施設によってはワンちゃんが好きな人ばかりが利用しているとは限りません。
とくに吠え声は静かに過ごしたい人にとっては、不快感を与えてしまいます。
もし鳴いたり吠えたりする場合は、愛犬が好きなおやつやおもちゃを与えるなどして、リラックスさせましょう。

 

愛犬にストレスを与えない

施設によっては、食事処や客室外の浴場などに愛犬の同伴ができない場合があります。
その間、客室でケージに入れてお留守番をさせなければなりません。

初めての場所でひとりぼっちにされるのは、ワンちゃんにとって大きなストレスとなってしまいます。
お留守番が苦手な子や吠えやすい子の場合は、食事処もペット同伴可能、または客室で食事ができる施設を選びましょう。
普段はおとなしい子でも、施設内で知らないワンちゃんに遭遇すると興奮してしまうこともあります。
他のワンちゃんに過剰に反応してしまう場合は、抱っこやキャリーに入れるなどして興奮しないよう対策をしてください。
抱っこが難しい子の場合には、急に走り出さないようリードを短めに持って目を離さないようにしましょう。

 

チェックアウト前の確認点

 accommodations05
 
チェックアウト前には、愛犬が汚しているところはないか、傷つけたところはないかを入念にチェックし、ワンちゃんの毛や臭い、汚れが残らないようにある程度の清掃はしておきましょう。
「立つ鳥跡を濁さず」が、施設のスタッフへの感謝にもつながります。

汚れや破損がある場合は損害賠償責任が伴う場合もありますので、必ず施設に申告してください。

 

まとめ

愛犬との旅行は楽しさが増す一方、さまざまな心配事も多いものです。
事前の準備をしっかりすることで心配事を減らしましょう。
宿泊中はルールやマナーを守り、周囲への配慮を忘れてはいけません。

トラブルのない楽しい旅ができると良いですね。

この記事が気に入ったら
いいね !しよう

この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪

ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。

上へ戻る