ここがポイント!愛犬のクレートの選び方

ここがポイント!愛犬のクレートの選び方

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近年、ベッドで眠る人が多くなりました。
一緒に暮らすワンちゃんも、飼い主さんのベッドで寝たり、専用のベッドを使用する子が多いのではないでしょうか。

じつは、「クレート」もワンちゃんが健やかに眠れるアイテムのひとつです。
クレートは寝ること以外にも、使用するメリットがたくさんあることをご存知ですか?
今回はクレートの種類や選び方、購入前の注意点について詳しく解説します。

 

クレートとは?

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クレート(英:crate)は「梱包用の木枠」「ものを運ぶかご」という意味の言葉。
ワンちゃんの使用する「クレート」は、ワンちゃんが入って移動したり、室内でワンちゃん用の家として使用するケースを指します。

クレートの多くは金属やプラスチックのハードなつくりで、ケージより小さく、持ち運びに便利なサイズ感です。
また、外部からの刺激を受けにくく、持ち手と開閉可能なドアと通気孔が施されています。

キャスター付きタイプや折りたたみができるタイプ、車内シートベルトに固定できるタイプ、小型犬用のショルダーベルトが付いているタイプなど、バリエーションも豊富です。
短時間の利用時には、コンパクトで軽いソフトクレートが便利でしょう。

 

クレートの用途

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クレートと一言に言っても、ワンちゃんにとって様々な使われ方があります。
どんな使用のされ方があるのか、細かく確認していきましょう。

 

ハウスや寝床として

クレートは一見窮屈そうで、「ワンちゃんがかわいそう」と感じる人もいるかもしれません。
しかしワンちゃんの祖先は、森や平原を生活の拠点とし、家族で身を寄せ合えるほどの穴を掘り、そこで子育てをしたり寝たりしていました。
クレートはその巣穴の環境と似ている場所であることから、本能的に安全な場所と認識し、精神面でも安心できる場所。
ワンちゃんによっては自発的に入りたがる子もいるほどです。
ワンちゃん用の小さな個室、プライベートスペースと考えてもいいでしょう。

避妊手術後などの安静にしなければならない時期や、急な来客の際などに、ドアを閉めることができるのも便利なポイントのひとつ。
硬い素材でできているので、柔らかい毛布などを敷いてあげれば、愛犬がより快適に過ごすことができるでしょう。

 

外出時の移動

クレートは病院や旅行などの外出の際にも利用することができます。
小型犬、中型犬の場合は、タクシーや公共交通機関に乗せる際、クレートが必須となる場合も多いでしょう。

車の中ではクレート内の方がワンちゃんの車酔いが軽減できると言われており、また万が一事故に遭っても、ワンちゃんだけが投げ出されるような事態を防ぐことができます。
乗り物に乗った時や、初めての場所でも、慣れたクレート内なら愛犬も安心できるでしょう。

 

災害時の避難場所

クレートは頑丈につくられているものも多く、災害時に愛犬を連れ出す際利用することが可能です。
クレートトレーニングをしていれば、愛犬のパニックによる逃走や怪我の防止にも一役買ってくれるでしょう。

また、安心できるクレート内であれば、避難先などでのストレス軽減も期待でき、ワンちゃんが苦手な人から隔離することもできます。

クレートの選び方

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クレートと言っても、さまざまなものが販売されているので、どれにしたらよいか迷ってしまうかもしれません。
購入する際はポイント別に以下の内容に注目して、愛犬にぴったりなものを選んであげましょう。

・硬さ:外出にはハードタイプ、ベッド代わりや短時間使用ならソフトタイプがおすすめ。
・安全性:底の安定感、衝撃に強く変形しにくいか否か、鋭利な部分や突起物がないかなど確認する。
・機能性:ハウス、キャリーケース、ドライブボックスなど、用途に合うものを選ぶ。
・交通機関の使用可否:公共交通機関の使用ができる規格であるか確認する。
・扉の取り外し:室内で愛犬の個室として使用する場合は取り外せるものがおすすめ。
・通気性:夏に使用する場合は扉だけでなく上部にも通気穴があるものがベター。
・キャスターの有無:移動の際、大型犬であれば、キャスター付きのものが便利。室内に置く際はキャスターをはずして使用しましょう。
・掃除のしやすさ:分解して洗えるものが清潔を保ちやすい。

 

購入する際の注意点

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クレートを購入する際に最も大切なポイントは、愛犬に合うサイズを選ぶことです。
小さすぎると窮屈でストレスがかかり、大きすぎると移動時の安全性に問題が生じる場合があります。

ダックスフンドなど体高が低く胴が長い犬種の場合は、高さよりも長さを合わせるなど、犬種によって適切なサイズが異なります。

目安は、クレート内で回転できるかどうか。
しかし、愛犬にぴったりのクレートのサイズ選びは案外難しいものです。
迷ってしまった際は、獣医師やペットグッズの店員さんに相談してみるのがおすすめですよ。

 

まとめ

クレートは、ワンちゃんのプライベートスペースとしてだけでなく、移動や災害時の避難用具など、多くのシーンで活用できます。
正しく使用することで、ワンちゃんと飼い主さんの生活をより快適に、安全にしてくれますよ。
購入する時は、今回紹介した内容を思い出しながら、愛犬に合ったものを選んでみてくださいね。

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