ワンちゃんは白菜を食べられる?与えるメリットや注意点を解説

ワンちゃんは白菜を食べられる?与えるメリットや注意点を解説

白菜

 
冬は食卓にお鍋が登場する季節!
寄せ鍋などの鍋料理で大活躍するのは、冬が旬の野菜「白菜」ですよね。

お鍋だけでなく、みそ汁やお漬物など、身近な野菜として食卓に登場することの多い白菜。
この白菜を、愛犬のご飯に追加したらどうかしら?と思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ワンちゃんに白菜を与えても良いのか、与えるメリット、与える際の注意点や調理の仕方などを解説します。

 

白菜はワンちゃんに与えても大丈夫?

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結論をお伝えすると白菜は、ワンちゃんに与えてまったく問題のない食材です。
葉と芯の部分、どちらも食べることができますが、1枚をそのまま与えるのではなく、切ったりちぎったりなどして食べやすくして与えましょう。
白菜は、ほとんどが水分で栄養価はあまり高くないように思われがちですが、実はワンちゃんの健康維持に役立つ栄養素が含まれています。

 

白菜の栄養素

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白菜の約95%は水分でできているためカロリーが低い野菜です。
その反面、ビタミンやミネラルなどの栄養素がバランス良く含まれています。
こちらでは、主な栄養素とそのメリットを紹介します。

白菜に含まれる栄養素

・食物繊維:便秘の解消や腸内の老廃物などを体外に排出するデトックス効果など
・βカロテン:体内でビタミンAに変換されるため、健康的な皮膚、被毛、粘膜などを作る助けとなる。抗酸化作用、目の健康を維持等にも効果あり
・ビタミンC:抗酸化作用による動脈硬化や心疾患を予防、免疫力アップ、コラーゲンの合成により皮膚や粘膜を丈夫にする、鉄分の吸収促進、解毒など
・ビタミンK:凝血作用、骨を丈夫にする 脂溶性ビタミンで、血液凝固因子を活性化させるはたらきがあります。
・ビタミンB:エネルギー生成、糖質の分解を助ける、健康な肌や皮毛、歯、血液を作る
・カルシウム:骨や歯を作る、神経や筋肉の正常なはたらきを助ける
・カリウム:体の塩分を外に排出する、利尿作用、高血圧の予防、細胞を正常な状態に保つ、体液の浸透圧を調整する、神経や筋肉の正常なはたらきを助ける、血圧を下げるなど
・リン:骨や歯を作る、エネルギーを作り出すなど
・葉酸:赤血球の生産、体の細胞の生まれ変わりや成長をサポートする
・イソチオシアネート(辛味成分):抗ガン作用、抗菌作用、ガンの発症を抑制

 

 

ワンちゃんに白菜を与えるメリット

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白菜には体によい栄養が含まれていることが分かりました。
このほかにもワンちゃんに白菜を与えるメリットがありますので紹介します。

 

ダイエット

栄養豊富な白菜ですが、100gあたり13kcalと低カロリーなので、ダイエットをしたいワンちゃんや、太りやすい体質の子にぴったりな食材です。

また、食物繊維が多く含まれるため、満腹感を感じやすくなるでしょう。

ダイエットを目的として白菜を用いる場合、いつものフードを減らし、茹でた白菜をかさましに活用すると良いでしょう。

 

水分摂取

白菜は約95%が水分の食物。
水を飲みたがらないワンちゃんやシニア犬の水分補給の補助として役立ちますよ。

 

白菜を与える際の注意点

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白菜は栄養豊富でワンちゃんの健康にも役立つ食材ですが、与える際に知っておきたい注意点もあるので、しっかりチェックしておきましょう。

 

アレルギーがある子は注意

白菜はアレルゲンになりにくい食材ですが、ワンちゃんは肉食系の雑食なので、稀にアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。

白菜を食べた後に嘔吐や、下痢、痒みが出るなどのアレルギー症状が見られたら、すぐに獣医師の診察を受けましょう。

初めて白菜を食べる時には、少量から与え、食べた後の様子を観察しながら、何事もないようであれば量を増やしていきましょう。

 

パピーとシニア犬

パピーとシニア犬も白菜を食べることができます。
その際には、喉に詰まらせないように注意が必要です。

小さくカットしてから、消化しやすいように柔らかく茹でて与え、食べる際には決して目を離さないようにしましょう。

 

甲状腺疾患、腎臓病の子は注意

白菜には、甲状腺の機能を低下させる物質のゴイトロゲンという成分が含まれています。
摂取すると甲状腺機能が低下するため、甲状腺に疾患のあるワンちゃんに白菜を与えるのは避けた方が良いでしょう。

また、腎臓のはたらきが弱っている子にはカリウム制限が必要ですが、白菜はカリウムを多く含むためあげてはいけません。

 

白菜の正しい与え方

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ここでは、ワンちゃんに白菜を与える際の、正しい与え方を紹介します。
初めて白菜を食べる前にしっかりチェックしておきましょう。

 

柔らかく茹でる

犬は白菜の芯も食べることができます。

しかし、生のままだと消化不良を起こしやすく、胃や腸に負担がかかる可能性が。

また、白菜の葉をそのまま与えると、喉に詰まらせてしまう危険性があります。

よってワンちゃんに白菜を与える際には、葉を繊維に沿って斜めに切り芯も細かく切ってから、茹でて柔らかくしてあげましょう。

 

適量を与える

与える量は、1日の最適カロリー量の10%以内にし、一度に大量に与えてはいけません。
エネルギー量の低い白菜を大量に与えると、食べることのできる主食の量が減ってしまう可能性があり、栄養のバランスが偏って体調を崩す危険性があります。

 

加工品はNG

お漬物などの味付けされた加工品は、塩分が多いのでワンちゃんの健康に害を与えます。
ニンニクなど、ワンちゃんが中毒を引き起こす危険性のある食材が使用されている場合もありますので、決して与えてはいけません。
調理された白菜も、同じようにワンちゃんへ与えることはやめましょう。

 

まとめ

白菜は、ワンちゃんが食べても問題なく、栄養も豊富な野菜ということが分かりました。
今回は詳しく紹介できませんでしたが、白菜には食欲増進効果などの効果も期待できます。
今回紹介した注意事項や調理法を参考にして、白菜をおいしく愛犬とたのしみましょうね♪

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