愛犬・愛猫が美味しそうに好きな食べ物を喜んで食べいるところは、見ていてとても癒されますよね。
しかしかわいさのあまり、ついお気に入りのおやつを多くあげすぎてしまうなんてこともあるのではないでしょうか。
とはいえやはりあげすぎは健康面が心配なところ。
ちょっと食べすぎ?ダイエットをさせた方がいい?と心配になることもありますよね。
そこで今回は、飼い主さんに聞いた「愛犬・愛猫の肥満対策」アンケートの結果を紹介します。
ペットメディカルサポート株式会社はこのほど、全国20~69歳のワンちゃん・ネコちゃんと暮らす飼い主さんを対象に、「愛犬・愛猫の肥満対策」にかかる実態調査を行いました。
調査は2024年4月18日~20日の期間、ネットリサーチ方式で行い、1,095人から有効回答を得ています。
まず愛犬・愛猫の食欲について、どう思うか尋ねました。
すると「かなり食欲がある」が30%、「やや食欲がある」が25%で、計55%の飼い主さんは自身の愛犬・愛猫が、一定以上の食いしん坊さんだと感じていました。
「適度な食欲である」は37%で、「やや食欲がない」は7%、「かなり食欲がない」は1%にとどまり、食欲不振を感じている飼い主さんの方が圧倒的に少数となっています。
現在の愛犬・愛猫の体型について、どう思うか尋ねた結果では、「太りすぎ」が4%、「太り気味」が32%で、「理想体型」が54%と過半を占めて最も多かったものの、太りすぎている、太り気味と認識している飼い主さんも、3分の1以上とかなり多くなっていました。
ですが半数以上の飼い主さんは理想体型を維持しており、体型管理を意識されているようですね。
太っている原因に関しては「フードの食べすぎ」が33%で最も多く、次いで「おやつの食べすぎ」の28%でした。
「人間の食べ物の食べすぎ」も14%で3位に入り、以下「散歩の不足」の13%、「あまり動かない」の10%などと続いています。
太っている理由は、主に運動不足よりも、主食や間食の摂取量の方に原因があるようです。
人間の食べ物はワンちゃん、ネコちゃんにとって塩分や糖が多いため、食べすぎは肥満の原因になってしまうもの。
しかし愛犬・愛猫に必要以上のごはんやおやつの催促をされると、つい甘やかしてあげてしまうという経験をされている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
愛犬・愛猫にあげる食べ物のカロリーについて、気にしているかどうか尋ねた結果では、「かなり気にしている」が13%、「やや気にしている」が49%で、計6割以上の人が一定以上意識していると分かりました。
「まったく気にしていない」飼い主さんは8%と1割未満で、カロリーオフタイプのフードなどが増えてきたこともあり、摂取カロリーへの意識はある程度高めとなっています。
毎日の食事から肥満対策の意識をされてることがわかりますね。
最後に、愛犬・愛猫の肥満対策としてどんなことをしているか尋ねたところ「人間の食べ物を与えない」が35%で最多、次いで「低カロリーのフードやおやつに変える」の29%、3位は「食事量を減らす」の25%でした。
4位は「散歩の時間や回数を増やす」と「特になし」の20%、6位に「よく遊ばせる」の16%などとなっています。
ここでも運動などの習慣改善より、まずは食事面の管理が強く意識されていました。
愛犬の体型チェックには、【ボディコンディションスコア (BCS) 】を参考にしてみましょう。
BCSとは、体の見た目と触れた状態から犬の体型を5段階で評価する指標です。
BCS1、BCS2は痩せ型、BCS3が理想型、BCS4、BCS5は肥満と評価されます。
現在の体重とBCSから理想体重を求めるには、獣医師に診てもらいましょう。
出典:ペット保険『PS保険調べ』
愛犬・愛猫がしっかり食べてくれることは健康の証しですが、食べすぎはやはり良くありません。
人間同様、ワンちゃんやネコちゃんも肥満によって多くの疾患リスクが上昇してしまいます。
愛犬と長く一緒に過ごすためにも理想の体型・体重を把握して健康に努めることは飼い主さんの重要な役割です。
カロリー過多にならないよう注意しつつ、バランスの良い食事と運動習慣にも気を配り、その子にベストな健康体型で過ごせるようにしてあげたいですね。
参考リンク
PRTIMES
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