安全に楽しむには?留守中のおもちゃのメリットや選び方

安全に楽しむには?留守中のおもちゃのメリットや選び方

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ワンちゃんは留守番で飼い主さんを待つ間、退屈や孤独感、不安などの感情を抱くことがあります。
とくに長時間の留守番や、ケージの中で何もできないような単調な環境ではストレスがたまるもの。
いたずらをしたり、不安定な行動をとったり、分離不安症になることもあります。

このような状態を緩和し、孤独感や不安を和らげるために、ワンちゃん用のおもちゃが役立つでしょう。
今回は、愛犬の留守番中の状態やおもちゃを使用するメリット、選び方について詳しく解説します。

 

留守番中の愛犬はどんな状態?

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留守番が苦手なワンちゃんは多いものです。

そもそも、ワンちゃんが留守番を嫌がる理由として、彼らの社会性が関連しています。
ワンちゃんはもともと群れで生活をしていたため、ひとりぼっちになることを嫌う傾向がある動物。
群れの中ではほかのメンバーとのコミュニケーションや協力を通じて安全を確保し、心の安定を保っているのです。

しかし家庭犬として人と一緒に暮らすようになった現在、群れのリーダーである飼い主さんが外出してしまうことで、愛犬はストレスを感じてしまいます。

「群れ」の存在がバラバラになることは、ワンちゃんにとって自然な状態ではありません。
とくに強い絆を持つ飼い主さんと離れ離れになるのは、心の安定を乱す要因となります。

このような状況下では、ストレスがたまってしまい、問題行動を起こす可能性が高まります。
具体的な行動としては、吠えたり、家具を噛んだり、排泄物を指定の場所にしないといった内容です。
飼い主さんにとって悩みの種になってしまうようなものが多いでしょう。

 

愛犬に留守番用のおもちゃをあげるメリット

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ワンちゃんがストレスを溜めないために、飼い主さんはどのような工夫ができるでしょうか。

工夫のひとつとして挙げられるものは、「ワンちゃん用のおもちゃ」の使用です。
愛犬はおもちゃから刺激を得ることができ、遊びに集中することで、飼い主さんの不在に対する不安を軽減することができます。

また、留守番用のおもちゃには、退屈やストレスの軽減以外にもさまざまなメリットがあります。

 

適度な運動ができる

おもちゃを使って遊ぶことで愛犬の運動量を増やすことができます。

愛犬はひとりぼっちのお留守番中、基本的には眠ったりじっとしていることが多いもの。
自発的な運動は少ないです。
おもちゃを使用することで、追いかける、噛むといった運動を促すことが可能となります。

留守番で退屈を感じているワンちゃんにとって、一人でも遊べるおもちゃは、運動不足の面からのストレス解消にも役立つでしょう。

 

知的好奇心をそそる

おもちゃを使って遊ぶことは、知的な刺激も得ることができます。
学習能力や問題解決能力が向上し、精神的な活性化が促進されるといったメリットを得られるのです。

愛犬の性格に合わせ、適したレベルのおもちゃを選ぶことができると良いでしょう。

 

留守番用おもちゃを選ぶ際のポイント

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留守番中は飼い主さんの目の届かないところで遊ぶことになるため、誤飲などの事故が起きがち。
よって、おもちゃを選ぶ際には以下のポイントに留意することが重要です。

ここでは、おもちゃの選び方を紹介しますのでしっかりチェックしましょう!

 

安全性

愛犬の安全のために、人のために作られたおもちゃではなく、ワンちゃん用のおもちゃを与えましょう。

ワンちゃん用のおもちゃでも、ぬいぐるみなどの壊れやすい素材のものや愛犬の口に入ってしまうくらいの小さなもの、小さなパーツがついているものなどは誤飲する可能性があるので危険です。
まずは形状や素材が安全であるかどうかを確認しましょう。

化学物質や有害な成分が含まれていないゴムや木製などの天然素材、無害なプラスチックなどを選ぶと良いですね。

電動式のおもちゃは、逃げ場がない環境の場合、ワンちゃんがおもちゃを怖いと思った時に不安感を煽ることになってしまいます。
パニックになることを防ぐために、ケージ内での留守番には与えない方が良いでしょう。

 

年齢

ワンちゃんのパピー期、成犬期、シニア期と、ライフステージに合ったおもちゃを選ぶことも大切です。

年齢別留守番用おもちゃの例

・パピー:歯が生える時期で歯固めができる、ゴム製のボールや人形など弾力性に優れた噛むおもちゃ
・成犬:フードを探すなど頭を使って長時間遊べる知育おもちゃ、噛んだり振り回したりしても壊れにくい頑丈なおもちゃ
・シニア:噛む力や視力が落ちるため、柔らかいおもちゃ、香りつきなどの嗅覚を刺激するおもちゃ

 

 

愛犬が興味を持つもの

ワンちゃんもそれぞれ個性があります。
愛犬の性格に合うおもちゃを与えましょう。

例えば、知育おもちゃにも難しさのレベルがあります。
飽きやすい性格の子には最初は簡単なものから与え、徐々にレベルを上げていくなど、飽きずに遊べるよう工夫することが大切です。
興味を持ちそうなものを何種類か用意しておくと良いですね。

おやつを出す目的で遊べるコングや、狩猟本能を刺激する予測不能な動きをするおもちゃなどは、遊びを持続させることができるのでお留守番におすすめです。

ただし、それらのおもちゃがずっと出しっぱなしになっていると、愛犬も慣れてしまったり飽きてしまったりしてしまいます。
飼い主さんが帰宅した後は、留守番用のおもちゃは片付けましょう。

 

まとめ

愛犬が留守番中に退屈やストレスを感じることはよくありますが、適切なおもちゃを与えることで軽減することができます。

安全性や愛犬の好みに配慮しながら、留守番用のおもちゃを選ぶことは飼い主さんの義務とも言えます。
愛犬の心身の健康を保ち、楽しい留守番をサポートしましょう。

ただし、いくらおもちゃを与えても長時間遊び続けることはできません。
群れの本能を持つワンちゃんですから、なるべく長く一緒にいてあげてくださいね。

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