ネコちゃんと暮らしていると、彼らの習性や好奇心からによる行動に驚かされることが少なからずあるでしょう。
ワンちゃんとは違い、身軽な身のこなしで高いところにアクセスできたり、器用な前足で思わぬところに触れられたりと、私たちが想定していないイタズラをされてしまうことも。
そこで、ネコちゃんを暮らす飼い主165人を対象に、イオンペット株式会社が運営するペット用品店ペテモが実施した「猫のイタズラ」に関するアンケートの結果を紹介します。
ネコちゃんのイタズラに関する興味深い実態と、飼い主さんの悩みや対策を見ていきましょう。
まず最初に、ネコちゃんのイタズラを経験したことがあるかを尋ねたところ、80%が「ある」と回答。
やはりほとんどのネコちゃんがイタズラをしたことがあるということが明らかになりました。
イタズラをしたネコちゃんの性別を見ていきましょう。
性別関係なくイタズラをするネコちゃんは一定数いるようですが、今回のアンケートではイタズラをするネコちゃんの6割が男の子であることが分かりました。
一般的に男の子のネコちゃんは甘えん坊で活発な性格を持つことが多いとされているため、それが影響しているのかもしれません。
続いて、ネコちゃんによるイタズラにはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは調査で明らかになったTOP5を紹介します。
1位には「クッションなどを噛む・壊す」が44.7%で挙げられました。
爪が鋭いネコちゃんにとって、クッションは最適な爪とぎに見えてしまうようです。
また、柔らかい素材の物であれば甘えたい気持ちでふみふみしたり、甘噛みをして生地を傷めてしまいます。
なかには、クッションの中の綿を引き出して遊ぶことが大好きな子もいるようです。
2位には「配線ケーブルなどを噛む」が36.4%でランクイン。
猫じゃらしというおもちゃがあるように、ハンターの性質を色濃く残すネコちゃんにとって、長い紐状のものは格好の獲物になり得ます。
ですが、感電の危険性はもちろん、ゴム部分の誤飲などの危険性があるため、飼い主さんとしてはしっかり対策をしたいところですね。
3位には31.8%で「家具・調度品を壊す」が挙げられました。
布や合皮といったソファ生地は爪がひっかかりやすいため、爪とぎをしてしまうネコちゃんが多いようです。
クッションとは違い、容易には買い替えができないため、頭を悩ます飼い主さんは多いでしょう。
6位以下の回答を見てみると、「盗み食い」や「ゴミ箱を漁る」など、食欲によるものも多く挙げられました。
また、「粗相」や「紙類を噛む」といったイタズラをするネコちゃんも多いようです。
さらには「隙間に入り込んで鳴く」や「家電のスイッチを押す」、「同居猫・犬にちょっかいを出す」といった、少しクスリと笑ってしまうようなイタズラも見られました。
続いて、ネコちゃんがどうしてイタズラをするのか、飼い主さんが考えるその原因を見ていきましょう。
最も多く挙げられたのは、「かまってほしいから」で57.6%にものぼりました。
甘えん坊のネコちゃんが飼い主さんの気を引くためにイタズラをしてしまうようです。
一方で30.3%が「純粋に楽しんでいる」と回答し、好奇心豊かな性格ゆえのイタズラをする子も多いことがわかりました。
最後に、ネコちゃんのイタズラに対する対策として、どのようなことをしたかを尋ねたところ、主な対策として「おもちゃを増やす」(34.5%)や「遊ぶ回数・時間を増やす」(32.1%)、「原因となる物を隠す・移動する」(34.5%)が挙げられました。
多くの飼い主さんがネコちゃんの気を紛らわせたり、原因そのものを取り除いたりする工夫を行っていることが分かります。
一方で、約20%の飼い主はとくに対策をしていないと回答しました。
今回の調査から、飼い主さんの多くが愛猫のイタズラを経験していることがわかりました。
また、ネコちゃんの気持ちに寄り添った対策を講じ、ネコちゃんとの暮らしを楽しむ工夫をしています。
イタズラは時に困りものですが感情表現の手段でもあるため、その行動の裏に隠された心理を汲み取ってあげることも大切です。
参考リンク
PRTIMES
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