パピーをお迎えする前に!準備すべきアイテムや安全な環境作り

パピーをお迎えする前に!準備すべきアイテムや安全な環境作り

 puppy_item01

 

春は出会いの季節。
新しい家族を迎えることを検討しているご家庭もあるかもしれません。

ワンちゃんを迎えることが決まったら、自宅にやってくるその日までに、さまざまな準備が必要です。
とくにパピーの場合には、安全に過ごしてもらうためにも、室内の環境を整備することも大切。

愛犬の身の回りに起きるトラブルを回避し、ワンちゃんと飼い主さん自身の負担を少しでも減らすためにも、必要なアイテムや環境作りについてご紹介します。

 

揃えておきたいアイテム

puppy_item02
 
ワンちゃんとの生活に必要なものは、実はそこまで多くはありません。

しかし、たとえばトイレシート1つをとってもたくさんの種類があるため、ワンちゃんが快適にそして安全に使用できるかという点を重視し、選ばなくてはいけません。

飼い主さんによってはリサーチに時間を要してしまうこともあるため、愛犬を迎えると決まったら早めに取り掛かることをオススメします。

 

ドッグフード

まず用意しなくてはならないのが、ワンちゃんの主食であるドッグフード。
迎えてからしばらくの間は、ワンちゃんが前の環境で食べていたフードを与えましょう。
同じフードを与えることで、消化器の不調や食欲不振を防ぐことができます。

また、新しい環境に慣れてきてフードを切り替える際には、総合栄養食と表記されているものから選びましょう。
総合栄養食はフードと水だけで必要な栄養をまかなえる食事のこと。

副食や栄養補助食なども販売されていますが、「これがおいしいみたい」とこれだけを与えてしまうと栄養バランスが崩れ、成長の妨げになることもあるため、注意が必要です。

 

フードボウル・ウォーターボウル

食器は食事用のフードボウルと水飲み用ウォーターボウルの2種類が必要です。
パピーの内は高さのない小さなもので十分ですが、成長に応じて新調していきましょう。

また、ケージの中では水をこぼしてしまうのを防ぐため、側面に取り付けられるタイプもオススメです。

 

ケージ・クレート

ワンちゃんだけの落ち着ける場所として、また、安全に過ごしてもらうためにもケージやクレートを準備することをオススメします。

とくにお迎えしてしばらくの間は、ワンちゃんは緊張状態にあることが多いです。
緊張し続けるとごはんを食べなかったりトイレを我慢してしまったりと、健康面でも良くありません。
私たちから離れてゆっくりと休める場所を用意してあげることで、ワンちゃんのストレスを減らせます。

また、ケージやクレートは、家族が集まるリビングなどの部屋の中でも比較的、温度の変化が少なく静かな場所にセットしましょう。
ワンちゃんは本来群れで生活する生き物なので、常に家族が集まる場所を好みますが、快適に過ごせるように、直接日光が当たらない、風通しのよい場所を選んであげてくださいね。

 

トイレトレー・トイレシート

ワンちゃんには室内でのトイレを覚えさせることをオススメします。
そのためには、トイレトレーとトイレシートの準備が欠かせません。

パピーを迎えたばかりの時は、ケージの中でトイレトレーニングをスタートします。
まずは、ケージの床にトイレシートを敷きつめ、真ん中に板などで仕切りを設け、ケージ内を2つに分けましょう。
はじめの内は仕切りに関係なく、ケージ内全体に排泄しますが、1週間程度で片側をトイレ場所とみなすようになります。

ケージ内でトイレができるようになったら、少しずつトイレの場所をケージの外へ移動させます。
ワンちゃんはきれい好きな動物なので、寝床の近くでの排泄を好みません。
そのため、トイレトレーは寝る場所から離れた場所に徐々に移動させましょう。

また、トイレの設置場所は人目のつかない場所を選んでください。
人の行き来が多く騒がしい場所では集中して排泄できないワンちゃんもいます。

私たちと同じように、静かで落ち着いた場所がトイレに適していますよ。

 

首輪、リード

パピーのお散歩デビューは混合ワクチンの3週間後が理想とされています。

しかし、首輪とリードを初めて装着した状態で、初めてのお散歩に出てしまうとびっくりしてしまう子もいるため、室内で装着をさせ慣れさせておくといいですね。

首輪を選ぶ際は、これから大きくなるからといって大き目のものを購入するのではなく、ワンちゃんにピッタリ合うサイズに調整できるものを購入しましょう。
その後は成長に合わせて新調が必要です。

 

おもちゃ

おもちゃは、ワンちゃんへのしつけやストレス発散に役立つアイテム。

とくに小さいうちは、歯の生え変わりによって歯がむずがゆくなるため、家具やカーテンなどを噛んでしまうことも。
そこで、代わりにおもちゃを噛ませて気を紛らわるのが有効です。

おもちゃは、ワンちゃんの体に合うサイズのものを選ぶようにしましょう。
壊れやすかったり小さかったりすると、誤って飲み込んでしまう危険性があります。
おもちゃを口に加えた時、両側が少しはみ出すぐらいの大きさがベストですよ。

 

安全な環境を作るために気をつけること

puppy_item03
 
ワンちゃんを迎え入れる前に、家の環境が安全であるか確認しましょう。

パピーは好奇心旺盛なので、目に入るものを噛んだり食べたりしてしまうことが多々あります。
誤食やケガを防ぐために気をつけたいポイントをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

 

床を常に清潔に保つ

ワンちゃんが歩き回る床は、常に清潔にしておきましょう。

ヘアゴムやペットボトルのキャップ、食事の際の食べかすなどが落ちていないか常に確認してください。
とくに食べ物でないものを飲み込んでしまうと、腸閉塞や窒息を起こす可能性があるので大変危険です。

また、食べ物であっても玉ねぎやチョコレートなどワンちゃんにとって有毒なものもあります。
摂取量によっては命を落としてしまうことも・・・。

日ごろから掃除機やモップなどをかけて、ワンちゃんが誤食する危険性を減らしてあげましょう。
また、コードやコンセントなども噛まれないように、カバーをかけておくなどの対策も必要です。

 

危険な観葉植物がないかチェック

部屋や庭にある観葉植物で、ワンちゃんにとって危険なものがないか確認しましょう。

観葉植物の中には、ワンちゃんに対して毒性をもっているものも少なくありません。
万が一噛んだり飲み込んだりしてしまった時、命の危険が及ぶほど毒性の強いものもあります。

以下の観葉植物には、とくに注意してください。

・アロエ
・ポインセチア
・ポトス
・ツタ
・ニシキイモ
・ザミオカルカ
・シクラメン

 

室内にこれらの観葉植物がある場合は、処分するかワンちゃんが入れない部屋や場所に置いておくようにしましょう。

 

行動範囲を制限する

ワンちゃんがケガを負う危険がある場所には、自由に出入りできないようにしておきましょう。

水を張った状態の湯船で溺れてしまったり、キッチンで調理中に足元にじゃれられ鍋を落として火傷させてしまうなどの事例があるため、とくにお風呂とキッチンには注意が必要です。

また、冬場はホットカーペットやストーブなどの暖房器具によって火傷を負ってしまったり、こたつで熱中症になってしまう危険も考えられます。
危険な場所にはワンちゃんが入れないように柵をつける、ドアをきちんと閉めておくといったことを心掛けましょう。

 

まとめ

ここでは、パピー期のワンちゃんを迎える際に必要な基本のアイテムと、環境の整え方についてご紹介しました。

飼い主さんが正しい知識を身に着け準備してあげることで、ワンちゃんは楽しく快適に過ごすことができます。
小さく愛らしいパピー期ですが、まだまだ手のかかる時期なのでしっかりと危険を取り除いてあげましょう。

 

この記事が気に入ったら
いいね !しよう

この記事はいかがでしたか?みんなにシェアしていただけると嬉しいです♪

ブッチ・ジャパンによる愛犬・愛猫との毎日を応援するペットのためのコラムページ『PECOLA(ペコラ)』。犬・猫に関する豆知識や、ペットの健康・しつけなどのお悩みに関する情報をご紹介します。

上へ戻る