コロナ禍でどう変化した?愛犬愛猫に対する意識調査の結果【ニュース】

コロナ禍でどう変化した?愛犬愛猫に対する意識調査の結果【ニュース】

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新型コロナウイルスの流行に伴い、おうち時間が増加した昨今、ペットとの暮らし方を見直したり、新しい家族を迎えることで暮らしの豊かさや癒しを求める意識が高まっているようです。

私たちの暮らしを大きく変えた“新型コロナ”と、愛犬・愛猫との生活について、最新状況はどうなっているのでしょうか。

ペット保険会社が行った「コロナ禍におけるペット飼育に関する調査」の調査結果をみていきましょう。

おうち時間の増加がペットを迎えるきっかけに

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愛犬や愛猫を飼い始めた理由を尋ねたところ「おうち時間を楽しく過ごすため」が最多の63.0%、次いで「寂しい時に寄りそってくれると思うから」が46.2%、「一緒に散歩に行ったり遊んだりしたいから」の43.8%などとなりました。

「家族仲を良くしてくれると思うから」も40.6%と高い割合となっており、“子はかすがい”と言われるように、愛犬・愛猫が家族の絆を深めていることが考えられます。

そのほか「子どもの教育にいいと思うから」という声も15.4%ありました。

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また、この結果を新型コロナの流行以前からともに暮らしている913人と、新型コロナが流行後の2020年4月以降に迎え入れ、暮らし始めた87人とで分けて分析すると、順位に変動はありませんでした。

しかしトップの「おうち時間を楽しく過ごすため」は、流行前が全体の61.9%であるのに対し、流行後は全体の74.7%にのぼる結果となりました。

差は12.8ポイントもあり、コロナ禍で増加した在宅時間をより楽しいものにしたい、少しでも充実させたいという考えが、新たな家族を迎え入れるきっかけにつながったと考えられます。

出会いの場もオンラインが増加

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続いてペットと出会ったきっかけを尋ねると、全体では「実物をみて(ペットショップ、譲渡会、知人からの紹介、保護した)」が81.8%で圧倒的に多く、「インターネットをみて(インターネットペットショップやブリーダーサイトなど)」が11.7%となりました。

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こちらも新型コロナの流行前後で比較してみると、流行前から飼っている人では「実物をみて」が82.4%、「インターネットをみて」が10.4%でしたが、流行後に飼い始めた人の場合、「実物をみて」は75.9%、「インターネットをみて」が20.7%になっています。

譲渡会などが容易に開けなくなった影響も大きいと考えられますが、人が集まるペットショップなどを避け、ネット上の情報からオンラインで出会って、家族に迎えるケースが確実に増えていること見えてきますね。

コロナ禍ならではの関心事

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全員に新型コロナの流行後、愛犬・愛猫との生活や考えにおいてどんな変化があったか尋ねたところ、「ペットとのおうち時間を充実させたいと思うようになった」が「かなり当てはまる」と「やや当てはまる」の合計で75.2%にのぼり、最多の変化となりました。

次いで多かったのは、「万が一、自分が新型コロナに感染した際、ペットをどうするか(世話をする人、世話をする場所)を考えるようになった」という、コロナ禍ならでは不安となっており、70.1%と高い割合の人が心配を抱えています。

また「ペットが新型コロナに感染しないよう、気をつけるようになった」という人も68.3%と多くみられました。

一方、「ペットをずっと飼育できるか不安になった」人は「かなり当てはまる」と「やや当てはまる」を合計しても38.9%、「ペットと接する時間を減らすようにした」人は25.9%で、いずれも少数派になり、ペットに対するネガティブな意識変化はあまり起きていないようです。

そのほかの意見でも、「散歩やドッグランに行く回数が減ってしまった」、「他の犬と接触させないようになった」といった声が多く、全体に家の中で愛犬・愛猫と過ごす時間をより充実させたいという考えと、自身が感染してしまった場合の不安、ペット自身の感染への心配など、コロナ禍ならではの意識が強まっていると分かりました。

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ペットを飼う上で本当に大切なことは何だと思うか、具体的に尋ねた結果では、「ペットが住みやすい環境を作ること」が最多の74.4%になり、2位は「ペットの健康を管理すること」の68.0%、続く3位に「ペットとコミュニケーションをとること」の66.5%がランクインしました。

コロナ禍において、増加したおうち時間を充実させたいという考えや、ペット自身の感染防止を含む体調管理に関心が集まっていることと同じように、愛犬や愛猫が満足して暮らせる環境を整備したり、生涯の健康を管理してあげることを重視している人が多くなっているようです。

これから新しい家族を迎えようと考えている方にも、ぜひ参考にしてほしい考え方ですね!

ペットの生活への影響と費用って?

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愛犬や愛猫との暮らしを実際に始めて、感じた生活への影響を尋ねたところ、「家族の会話が増えた」が65.7%で最も多く、次いで「寂しさを感じることが減った」の57.4%となりました。

また、愛犬・愛猫が暮らしやすい環境を整えるために「家の掃除をするようになった」人や「規則正しい生活をするようになった」という人も多く、それぞれ37.2%、33.0%となっています。散歩や遊びで「運動する時間が増えた」という回答も30.5%にみられ、飼い主の健康にも影響しているようですね。

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一方、愛犬や愛猫と暮らし始めてから思っていたよりもお金のかかったものは何かと尋ねると、「医療費(ケガの治療や病気の治療、予防接種など)」がトップの72.3%になりました。2位は「ペットフード代」の59.6%、3位が「日用品代(ベッドシーツ、消臭剤など)」の49.4%です。

以下、「美容メンテナンス代(トリミングなど)」の25.0%、「散歩グッズ、しつけグッズ代」15.8%などと続きました。

家族の一員である愛犬・愛猫が快適に生活するためには、医療費やフード、身の回りの日用品は、必ず必要となるものです。今この時だけではなく、将来急に不測の事態が発生したとしても、金銭面でもしっかり余裕をもって考えておいてあげるようにしたいですね。

 

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